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こんな作品が一次通過しました ――さらに具体的に――

   

 では、一次通過した8作品について、さらに詳しく見ていこうと思います。

 前回「ウイルス関連作品」について触れたので、そちらの4作品を先にしましょう。



 まずは、初めて一次通過した長編です。


『「ウイルスって何ですか?」――ウイルス研究者の異世界冒険記――』

(2018年9月12日より連載中、全73話、503,122文字、応募時202ポイント・ブックマーク51)

https://ncode.syosetu.com/n7060ez/


 このエッセイでも以前『この作品を出版したい!』と題した記事の中で、


> 前者は、異世界転生ファンタジーですが、海外生活や研究者だった頃の経験を組み込んで書いており、まさに自分自身を反映させた作品。自分にしか書けないオリジナリティーを誇るだけでなく、自分の半生の証として広く世に知らしめたい、という気持ちがあります。

> 残念ながら「小説家になろう」では『この連載小説は未完結のまま約1年以上の間、更新されていません。今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい』と表示されており、傍から見れば「エタっている」と思われそうですが……。

> 頭の中には続きの構想もありますし、特に第3章ラストと第4章スタートの場面は、早く書きたくてウズウズしています。メタ的には第3章ラスボス戦を想定した上で、第3章からパーティーの人数を6人に増やしたのですからね!


 というように、この作品について言及していました。

 この作品を書くが故に「小説家になろう」に登録した、と言っても過言ではありません。それまでも個人サイトでオリジナル小説を掲載したり、二次創作投稿サイトに二次創作小説を投稿したりという経験はありましたが、小説投稿サイトに投稿するオリジナル作品としては、この『「ウイルスって何ですか?」――ウイルス研究者の異世界冒険記――』が私の処女作に相当します。

 しかし処女作ゆえの(あら)も多く、可能であれば将来、全面的に書き直したいと思うほどでした。コンテストの評価としては『(あら)』はマイナスでしょうし、上述の「エタっていると思われそう」もあります。例えば冒頭部の断り書きも『この連載小説は未完結のまま約1年以上の間、更新されていません』が今では『約2年以上の間』まで延びてしまっています。

 そもそも今まで色々なコンテストに応募しても、いつも最初の選考段階で落ちてきたのですが……。

 そんな作品が、とうとう一次通過!

 思い入れが一番強い作品でありながら、上述のようなマイナスも多かったので、一次通過できたことは驚きである同時に、本当に嬉しいです。

 マイナス面を補えるだけのプラス面を評価されたのでしょうね。どこまで読んでいただけたのかわかりませんが、例えば第十三話まで読んだら、この作品の特徴を理解していただけるはず。第四十四話まで読んだら、ラノベ黎明期のファンタジーの王道を感じていただけるはず。

 連載中で「エタっている」と思われがちな作品ですが、一応あらすじ欄の冒頭には、


>【他サイト掲載版が第二章までで完結となっているように、そこまでが第一部です。伏線の多くは第二章終盤で回収する形なので、キリの良いところまで読んでスッキリしたい方々は是非、第二章最終話の第四十四話までお読みください!】


 と付記してあるので、もしも『第二章最終話の第四十四話』まで読めば、作品のまとまり具合もわかっていただけるでしょう。そこが評価されて一次通過したのであれば、付記した甲斐もあるというものですが……。

 そこまで望むのは、さすがに贅沢でしょうか。



 続いて、やはりウイルス関連の2作品目。


『深夜の動物実験 ――ある若手研究者の恐怖体験――』

(2018年10月30日完結、全3話、14,499文字、応募時45ポイント・ブックマーク3)

https://ncode.syosetu.com/n0628fc/


 この作品単独ではいわゆる短編に相当する文字数ですが、続編もあります。だから単発短編ではなく、シリーズものとして扱っています。

 私が「小説家になろう」に登録したのは2018年9月ですから、かなり初期の作品ですね。初参加の第7回以来、ネット小説大賞にも毎回応募してきた作品ですが、今回初めて一次通過したことになります。


 先ほどの『「ウイルスって何ですか?」――ウイルス研究者の異世界冒険記――』は「ウイルス研究者」を主人公とした異世界転生ものであり、研究者だった当時の自分を想定して「そんな人間が異世界転生したら何が出来るだろう? 何が出来なくて困るだろう?」と考えて執筆した物語でした。

 一方こちらは、現実世界が舞台のホラー作品。ただしホラーであるが故、非現実的な現象も起こります。やはり主人公を「ウイルス研究者」として、そんな主人公が巻き込まれる超常現象を、現実の生物学を利用して解釈する……。

 作品タイトルに『深夜の動物実験』とあるように、動物実験室を舞台にした物語です。私が実際にポスドクとして働いていた頃、この物語で描かれるような動物実験もやっていたので「動物実験の経験者にしかわからないこと」を思い出しながら書きました。

 作中で出てくる組換えウイルスも、私が仕事で作ったものに近く、専門知識の解説はわかりやすく書いたつもり。まさに私のオリジナリティが強く反映された作品でしょう。


 そうした作品内容とは別の意味で、「小説家になろう」投稿物としても、個人的にこの作品には強い思い入れがあります。

 私が認識している限り、これが初めて「ジャンル別日間ランキングBEST5」に入った作品だからです!

 今にして思えば「ホラー〔文芸〕」は過疎ジャンル。しかも「ジャンル別日間」ならば瞬間的なものなので、投稿直後に何人かまとめてポイントを入れていただければ、「ジャンル別日間ランキング」に入るのは難しくありません。

 しかし当時は「小説家になろう」を使い始めたばかり。そもそもランキング制度の存在すら知らず、いつもよりアクセスが多いので「何が起きているのだろう? どこかで揶揄されたりしているのかな? それで見に来た人がいるのかな?」と心配になって検索したら、ランキングのページに行き当たった、という状況でした。

 運が良かったのでしょうね。同じ「ジャンル別日間」であっても「BEST5」ならば「ジャンル別」のページだけでなく全体のページにも表示されます。だから無名の初心者にとっては、大きな宣伝効果があります。

 今でも私は「小説家になろう」内で「よく読まれている」というほどではないですが、少なくとも当時、この『深夜の動物実験』をきっかけとして私というユーザーの存在を知り、他の作品も読んでくださったり、感想をつけてくださったりする方々がおられました。

 全ては、この作品があったからこそです。だから作品内容とは別に特別な思い入れのある作品であり、そんな作品がこの(たび)一次通過したことで、なんだか懐かしさも混じった喜びを感じるのでした。



 残りのウイルス関連作品は、2作品まとめて紹介します。


『続々・俺はウイルスである「仁義なき抗体との戦い」――転生したらウイルスだったというおはなし――』

(2018年11月6日完結、全2話、13,638文字、応募時12ポイント・ブックマーク1)

https://ncode.syosetu.com/n5233fc/


『俺はウイルスである・パート4「敵か? 味方か? 改造ウイルスあらわる!」――転生したらウイルスだったというおはなし――』

(2018年11月21日完結、全2話、14,436文字、応募時0ポイント・ブックマーク0)

https://ncode.syosetu.com/n3064fd/


 これも初期の作品ですね。『俺はウイルスである』と作品タイトルに含まれているように、ウイルスになった気持ちで書いた作品です。

 作者がウイルスとバクテリアを混同しているのではないか、と思われるウイルス転生小説も読んだことがありますが、この作品はそうならないよう、注意して書いています。ウイルスはバクテリアとは全く違う生き物であり、ある意味では生き物の定義にも当てはまらない存在ですからね。


 元々単発の短編としてシリーズ1作品目を投稿したのですが、後になって続編を思いつき、でも一度短編形式で投稿してしまうと続きを投稿できないので、それぞれ別々の短編として投稿。シリーズとしてまとめています。

 他サイトに転載する際は短編集にしていますが、元々2018年執筆の作品ばかりなので、短編集としてしてはエタっている格好でしょう。

 シリーズとしては全部で4作品。今回一次通過したのはシリーズ3作品目と4作品目でした。

 なお前々回の感想サービスではシリーズ1作品目に、前回の感想サービスではシリーズ4作品目に、それぞれネット小説大賞運営チーム様から公式の感想をいただいています。

 それどころか、第7回ネット小説大賞ではシリーズ2作品目、第9回ネット小説大賞ではシリーズ1作品目が一次通過しており、今回3作品目と4作品目が一次通過したことで、シリーズ4作品が全て1回ずつネット小説大賞で一次通過したことになります!


 そもそも同一シリーズの複数作品が同じ回のネット小説大賞で一次通過するだけでも、私にとっては初めての経験。しかもそれが、これまで一次通過していない欠落を埋めるかのように、一次通過履歴のある作品とは重ならず、ちょうど今回で「シリーズ4作品が全て1回ずつ」の一次通過になるとは……。

 なんだか偶然にしては出来すぎているようで、怖いくらいです。とはいえ、私のこれまでの一次通過履歴までチェックされているはずないでしょうし……。

 あるいは、前回までの一次通過履歴のデータが、すぐに参照できるような形で用意されているのでしょうか?

 まあ偶然だとしても故意だとしても、これで「シリーズ4作品が全て1回ずつネット小説大賞で一次通過」というのは、面白い出来事だと感じました。



 以上でウイルス関連作品の話は終わり、以下はもっと一般的な作品です。

 まずは今回の一次通過5作品目。長編シリーズの1作品目に相当する作品です。


『異世界裏稼業 ウルチシェンス・ドミヌス(1)「桃色の髪の少女」』

(2019年2月18日完結、全20話、139,078文字、応募時28ポイント・ブックマーク4)

https://ncode.syosetu.com/n0308fh/


 2019年2月ですから、私が「小説家になろう」に登録して数ヶ月。まだ他の小説投稿サイトに登録どころか、その存在すら知らなかった頃の作品です。

 当時はウイルス関連の小説ばかり書いていました。それ以外の作品は誰でも書けるはずであり、誰でも書けるものならば私よりも上手く書けるユーザーが既に書いているはず。いくら個人の趣味とはいえ、そのような作品を私が書いて、企業運営の小説投稿サイトで公開するのは申し訳ない。

 そんなことを考えていました。謙虚を通り過ぎて、むしろ卑屈なほどですね。

 でもある時見た夢をきっかけにして「昔好きだった時代劇みたいな物語を、ファンタジー世界を舞台にして書いてみたい」と思い始めました。私の専門知識とは無縁だから「誰でも書ける」のは間違いないけれど、私の「昔好きだった時代劇みたいな」である以上、私の「書きたい」という気持ちは強い。小説投稿は原則として趣味なんだから、書きたいものを書けばいいじゃないか!

 そんな気持ちから投稿したのが、この『異世界裏稼業 ウルチシェンス・ドミヌス(1)「桃色の髪の少女」』でした。


 タイトルに含まれている「裏稼業」というワードから、私の「昔好きだった時代劇」というのが何なのか、おそらく想像できると思いますが……。

 二次創作でもパロディでもないので、その「時代劇」の登場人物や用語は出てきません。メイン主人公は、うだつのあがらない騎士。作中における騎士の定義は街の治安を守る警吏なので、時代劇で言うところの町方同心に相当します。この騎士には裏の顔があって、裏の仲間たちと一緒になって「強者に踏みにじられた弱者の恨みを晴らす」という活動をする。

 主人公格のキャラは他に三人いて、昼間は占い師だが実は凄腕の魔法使い女性(ただし攻撃魔法で人を殺したくないという主義のため、殺しの道具は占いで使う水晶玉)、地球という異世界(作中の人々から見た異世界、作者・読者にとっては我々の世界)から随時召喚される高校生の少年(殺しそのものはせず殺しの補助だけ、武器として使う道具は異世界には存在しないリール竿)、昼間は大道芸人をしている女殺し屋(もともと一匹狼の殺し屋で「仲間にはならんぞ」と言いながら仲間になるタイプ)。

 そんな物語なので、異世界転移要素はあるけれど、今時の主流のハイファンタジーとは程遠い作風です。一応ダークファンタジーになるのでしょうか? でも「ダーク」というより、切なさや物哀しさだと私は思っています。

 我ながら「今時の主流のハイファンタジーとは程遠い作風」と思っておきながら、臆面もなくコンテストにも応募しており、これまでカクヨムの「ファミ通文庫大賞(第1回)」と、こちらの第8回のネット小説大賞で一次選考を通過しました。今回で3度目のコンテスト一次通過、ネット小説大賞に限れば2度目の一次通過となります。


 この作品に関して言えば、私自身のお気に入りの展開が一次選考通過という形で評価されたことに加えて、別の意味でも嬉しいことがあります。

 先ほど「二次創作でもパロディでもない」と書きましたが、それは作者の独りよがりであり、もしかしたら読者からはパロディとか、それに近いオマージュだと判断されるかもしれません。オリジナルの小説として掲載している以上、その点は少し心配でしたが……。

 パロディやオマージュならば、それこそコンテストの一次選考で弾かれるはず。複数回の一次通過があるというだけで、その点お墨付きを得られた気分になり、安心できるのでした。



 続いて、今回の一次通過6作品目。

 残りは単発短編になるので、投稿順に紹介していきましょう。


『花泥棒は密かに盗む』

(2021年2月28日完結、全6話、5,999文字、応募時4ポイント・ブックマーク2)

https://ncode.syosetu.com/n9453gu/


 投稿日時からもわかると思いますが、前回のネット小説大賞にも応募しています。その際、感想サービスで、ネット小説大賞運営チーム様から公式の感想をいただきました。

 元々はカクヨムの『「5分で読書」短編小説コンテスト』応募用に書いた作品であり、既存の10作品と合わせて新規執筆5作品を応募して、全て最初の選考で落選しました。

 学校の朝読で読みたい短編小説を募集するというコンテストなので、特に5作品のうち2作品は、子供向けを強く意識しました。自信作だったのに中間選考の段階で落選したので、大きなショックでした。

 幸い、それら2作品のうち片方は第9回のネット小説大賞で一次通過。もう片方の『花泥棒は密かに盗む』は、一次通過こそしなかったものの感想サービスで好意的な感想をいただけたので、それだけで満足しました。

 ……というのが、前回のネット小説大賞でした。そんな曰く付きの『花泥棒は密かに盗む』が、今回は一次通過です。単発の短編ではありますが、自分で「自信作」と思っている作品がこのように少しでも評価されると、本当に嬉しいものですね!



 今回の一次通過7作品目、単発短編の2作品目は……。


『SF浦島太郎』

(2021年5月21日完結、全3話、4,997文字、応募時10ポイント・ブックマーク1)

https://ncode.syosetu.com/n2182gz/


 やはり前回のネット小説大賞にも応募している作品です。

 元々よその短編コンテスト応募用に書いた作品。小説投稿サイトのコンテストではなく、いわゆる一般公募の短編コンテストでした。

 最初に応募したコンテストでは、最初の選考段階で落選でした。それが今回ネット小説大賞で一次通過したのですから「同じ作品でもコンテストによって評価されたり、されなかったり」という一例になりますね。

 その意味ではとても嬉しいのですが……。先ほどの『花泥棒は密かに盗む』のような「自信作!」ではありません。良く言えば王道の、悪く言えば誰でも思いつきそうな展開とオチの作品です。

 だから、少しだけ「あれ? この作品が一次通過するのか!」という気持ちもあるほど。極端な言い方をするならば、今回の唯一の謎枠でしょうか。



 そして最後は、これまた少し曰く付きで……。


『素晴らしい劇場』

(2021年11月28日完結、全3話、5,323文字、応募時0ポイント・ブックマーク0)

https://ncode.syosetu.com/n5655hi/


 この作品も元々、いわゆる一般公募の短編コンテスト応募用に書いたものでした。

 毎回テーマを変えて随時開催されているコンテストであり、この作品を応募した時のテーマは「劇場」。そのコンテストには、これまで4回、のべ7作品を応募してきましたが、全て一次選考も通過できずに落選。ただし『素晴らしい劇場』だけは、受賞の2つ下の枠「優秀作からは漏れましたが、それぞれに魅力があり印象に残った作品」に入り、2、3行の講評をいただきました。

 自分としても、それまでの作品よりは手応えある自信作だったので、講評をいただけたことには満足すると同時に「これくらい自信あるレベルの作品を書いて、ようやく受賞の2つ下の枠なのか。なんと厳しいコンテストだ」という思いもありました。

 とりあえず小説投稿サイトのコンテストではないので、作品そのものが公開されるのは受賞作のみ。落選作品はそこでは掲載されないので、自分でどこかへ投稿する必要があり、その後こちらとカクヨムに投稿しました。

 ここまではよくある話かもしれませんが……。


 カクヨムに投稿したのは、ちょうど「カクヨムWeb小説短編賞2021」が開催されている時期でした。いわゆるカクヨムコンの短編部門です。

 カクヨムコンの中間選考は、長編は完全に読者選考。短編も読者ランキングを参考にする、という選考方式です。

 この時点で私にとっては3年目のカクヨムコンでしたが、過去2年で「私の場合は長編は出すだけ無駄」という結論になっており、もはや参加は短編部門のみ。過去2年は、どちらも2短編ずつ中間通過していました。

 そして「カクヨムWeb小説短編賞2021」では結局、短編の中間通過は1作品のみ。それがこの『素晴らしい劇場』でした。

 さすが厳しいコンテストで受賞の2つ下の枠に入っただけあって、読者評価が関わるコンテストでも中間通過できるのか。やはり良く出来た作品だった、と自己満足したのですが、問題はここからです。

 そもそも今年のカクヨムコンは、ネット小説大賞と時期が重なっています。前回のネット小説大賞では、私は重複応募を嫌って、カクヨムコンに出した作品は、落選確定してからネット小説大賞に応募していました。

 しかし今年は「落選確定してから」では間に合わない。どうせカクヨムコンなんてほとんど中間選考も通らないのだし、ネット小説大賞で禁止されているのは、「小説家になろう」で開催されているコンテストとの重複応募のみ。マナーとしてはともかく、ルール上は他サイトのコンテストとは重複応募OKのはず。

 このように「どうせカクヨムコンなんてほとんど中間選考も通らない」を重視して、重複応募してしまいました。


 その結果がこれです。「カクヨムWeb小説短編賞2021」で中間通過した作品が、こちらのネット小説大賞でも一次通過!

 まだ「カクヨムWeb小説短編賞2021」の最終結果は発表されていません。今月中に予定されています。

 そもそも単発の短編が複数のコンテストで一次選考や中間選考に通過するだけでも初めての経験なのに、ましてや2つのコンテストで同時に通過中というのは、今回が初めてどころか、二度と起こらない現象でしょうね。

 いやはや、今回は色々と面白い「初めて」の多い一次通過となりました。


 こうして、最初に応募したコンテストでは受賞の2つ下の枠に入り、カクヨムコン短編で中間通過、ネット小説大賞で一次通過した『素晴らしい劇場』。これだけ複数の機会で評価されたならば、私としては完全に「自信作!」と言えます。

 でも「0ポイント、ブックマーク0」なのですよね、こちらの読者評価としては。これはこれで興味深い点かもしれません。




 ……というように、一次通過した8作品について、それぞれ書いてみました。

 本当に色々と面白いことがあって、今回の一次選考はとても楽しめました。こんなに嬉しい一次通過は、初めて通過した第7回以来かもしれません(当時はネット小説大賞に限らず、コンテストというもので一次通過すること自体が初めてでした)。

 次々と羅列してしまったので少し主旨もぼやけてしまうでしょうが、やはり最大のポイントは、私のイチオシ作品、自分らしさの出ている『「ウイルスって何ですか?」――ウイルス研究者の異世界冒険記――』が一次通過できたこと。

 これが何よりも感激しました!


 他にもウイルス関連作品の通過がありましたし、強く自分の色を出せた感じ。もしも他のユーザーの方々が、今回の一次選考通過リストから私の作品を読んでくださった場合、これならば『烏川 ハル』という作家の作風を理解していただけることでしょう。


 皆様はどうでしょうか? 自己の特徴を強く反映した一次通過になったでしょうか?

 前回も書きましたが、もしも私に限らず作者それぞれのオリジナリティが強く評価されるような一次選考であったならば、とても好ましい傾向です。今までも素晴らしかったネット小説大賞が、よりいっそう素敵になったように感じます!

   

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