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【初投稿】初めまして。皇海です!

作者: 皇海

初めまして。皇海と言います。

初投稿でドキドキしてます笑

主に短編小説と言えるか言えないか分からないほど、短い文章を僕の気分で投稿していく予定です。

まだまだ未熟者なのでご指導ご鞭撻よろしくお願いします!


では初めて書いた短編です。


短編小説①「僕。」


一匹の猫がいた。

その猫はお腹を空かせていた。

通りかかった女子高生の1人が持っていた菓子パンをあげた。

猫はご馳走にありつけたかのようにムシャムシャと食べた。

間も無くして食べ終えた。

猫は先程までの空腹など忘れ、幸せそうに裏路地へと帰って行った。


20代半ばを超えてもまだバイト生活をしている僕は虚しく思う。

「猫は能天気で過ごせるから良いな。」


どこで間違えたのかと聞かれると答えることが出来ない。

理由は分かっているが、それが本当の理由なのか僕はまだ分かっていないからだ。

こんな僕でも子供の頃は普通の少年だった。

小学生の頃はテストで100点を何度も取り、かけっこでも1番を取ったりした。

中学生の頃は学年で10本の指には入る程に勉強に取り組み、部活でも県大会ベスト8と言う、そこそこの結果も出した。

高校も進学校と言われる学校に入学し、1年生の頃は普通に過ごしていた。


しかし、2年生の8月。夏休みに入る前日の事だった。

僕が男子トイレに入って数分後、女子トイレが妙に騒がしくなった。

何事かと思いすぐに出てみると、女子が『男子トイレから盗撮された』と言っていた。

そして、男子トイレにいた僕に白羽の矢が立ったのだ。

僕はすぐに否定したが一度出た噂は帰りまでには学校中に知れ渡っていた。

だが明日からは夏休み。僕は、「きっと皆んな忘れてしまうだろう。」と楽観的な考えでいた

しかし、その夏休みが裏目に出た。

休みのうちにある事ない事噂され、最終的には僕が強姦した事になっていた。

僕は学校側に否定したが学校側はこれ以上事を大きくしたくないのか、僕の話を一切聞かず退学処分にした。

職員室を出る時、教員たちは皆口を揃えて、「被害届出されず大事にならなくて良かった。」と、そう言っていた。


僕は高校中退と言う経歴をつけられた。


僕は鬱になった。

引き篭もった。

何をすればよかったのか分からない。

僕は何度も自殺しようとした。しかし、その度に勇気が出ず体には傷だけが残っていく。


何とか家族の支えがあり社会復帰出来るようになったのが5年の月日が流れた頃だった。

僕にとっても社会にとってもその5年と言う失われた時間は大きかった。

大学入試資格検定を受けようにも、あの頃の頭も記憶力もない。

就職しようにも、世間一般から見れば高校中退の5年間遊んでいたニートをどこがとってくれるのだろうか。

まずはバイトから始めよう。

そう思いバイトを始め、だらだらと続き、いつしか就活は諦めていた。


数年後、僕は仕事を辞めた。

誰にも何にも言わずに。

誰も僕のことを知らない場所へ。

唯一の友達と一緒に。


旅立った。




拙い文章ですが読んでくれたら嬉しいです。

これから少しずつ投稿していく予定なので良かったら応援よろしくお願いします!

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― 新着の感想 ―
[一言] これから頑張ってほしいです。 応援しています。
[良い点] 理不尽な追放をされた事による苦悩が伝わります。 [気になる点] ラストの「唯一の友達」は特に伏線もないですよね?何の事かわかりませんでした。 旅立った、とありますが、話の流れ的にポジティ…
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