第1章07 行こうよ、王都巡り!
先週はすみません。8月中たくさん書くので…
こんにちは、というわけで翌日です。俺は朝早く起きてガブを起こした。のだが…
スゥーー。スゥーー。
「…起きない。…おーい、ガブー。朝だぞー。エントリするぞー。」
「ムニュゥ…。」
「……。街巡りできn…」
「街巡りしますっ!ユウシさん!おはようございます!早く行きましょう!」
「…落ち着け、ガブ。俺は準備できてるから。早く準備しなさい。」
「はい!わかりました!行きましょう!」
「いや、だか…ら…ん?はやっ!もう準備できたの!はぁ…そんだけ楽しみなんだねぇ。」
「はい!楽しみです!行きましょう!」
「はいはい。」
「エントリーする方はー、こちらに2列に並んでくださーい。」
エントリー会場に着いた。…2列に並べってほとんど並んでねぇじゃねーか!整備員、バカなの?!気になるが並ぼう。
「えー、大会に参加されるのはお二人様でよろしいですか?」
「ああ、2人だ。」
「そしたら、こちらにお名前とギルドランク、ご職業をお書きください。」
「わかった。」
カリカリカリと書いて提出した。後に色々説明された。ガブはよくわかってなさそうだった。
エントリーが終わった。というわけで街巡りをしようと…どこに行こうか…
「ガブ、どこ行きたいんだ?」
「そ〜ですね〜、確かセントラルシティには世界で1番大きなショッピングモールがあるとか。そのショッピングモールにはなんとおよそ1000店舗あるんですよ!とても、魅力的じゃないですか!」
俺は今こう思った。どこの世界でも女性はこういうことが好きなんですね、と……
「魅力的ですよね!では、行きましょう!」
「…はい」
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「♬〜♬ユウシさん!これどうですか?いいですよね〜!」
「あー?いいんじゃねー。」
ピッ ピッ ピピッ
「ムゥーー。ユウシさん。」
「んー?」
「ユウシさん!話し聞いていますか?」
「!ビビったー。」
「ビビったー。じゃないです!しっかり見て、しっかり答えてください!」
「……すみません。」
なんか周りから冷たい視線を感じる…
「何、あの男。自分がそこそこ顔がいいからって。」
「あの子絶対あの男の彼女だよね。」
「かわいそう。あんな男とは別れればいいのに。」
…… 痛い。胸に突き刺さる。俺とガブは付き合ってるみたいになってるんだが…なぜ誤解される?
男たちの視線もヤバイ…。
「あいつ、あんな可愛い子といるのに。」イラッ
「あいつ、殺るか?殺ってやるか?」
「アニキ、オラッチがやりやしょうか?」
「それとも様子を見ますか?」
物騒だな〜。
「いいですか、ユウシさん!私は感想が欲しいんです!適当に答えないでください!わかりましたか?」
「…はいわかりました…」
…怖い。
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あの後、俺らは宿に戻った。帰りに俺の愚行を見ていた奴らが、ガブをナンパしていた。が結果は男ども撃沈。へっ、いいざまだ。
「ユウシさん、そこに座ってください!」
「うっ…。」
そうだった。「続きは宿でします!」って言ってたわー。「お説教とお願いをします!」て言うてたわ。
「……」
「いいですか、ユウシさん……」
1時間話しました。精神的にズタズタにされました。胸が…痛い…
「では、次はお願いです。しっかり聞いておいてくださいね!」
「はい…」
「私、ユウシさんにずぅ〜〜〜〜〜っと一緒にいたいです!」
「それはいいけど。なんでそれを?」
「どこにでもついて行きます。死ぬときも一緒です!」
「…それを元気よく言われても困るんだが…。まあ、わかった。改めてよろしくな。」
「よろしくお願いします!」
「よし!明日は大会だ!勝つぞ!」
「はい!勝ちます!」
この後うおーーーーーーとか言ってたら、怒られた。