第1章04 旅立ちの日、どこかへ向かいます。
朝だ。窓から光が...眩しいな...
俺は半分寝ながら着替えて、王宮の食堂へ向かった。今日は、各グループの付き人選考会らしい。食堂に誰もいなかった。と思ったら、Hグループの男子の端島、名護、高鍋の名高島トリオがおったわ。
名高島トリオが俺に話しかけてきた。
「塩河クゥ~ンはどんな付き人さんだったのかなぁ~??教えてほしぃ~と思わないかぁ~い?」
「そーだね、隼人。真幸はどんな人だったと思う?」
「ふっ、こいつにあったやついるか?いねーだろー!ふはっははっはっはは!」
あ~うるせっ。♬うん、無視無視~~♬
「おい、塩河。何シカトしてんだよ。」
「俺?シカト?してませんが~、無視をしただけですが~、何か?」
あっ、顔赤くしてる。なにあれうけるwww
「おいっ!何笑ってんだ!イライラするな~!最弱のくせに調子乗んなぁーーー!」
ふはっ、怒り爆発www
「おい、てめぇ。今日の12時に闘技場に来い。お前をボロボロにしてやる。」
「俺をっwwwつまらんから3人同時でどうぞ~。」
「っ!チッ、イライラさせやがって。どうなっても知らねーからな!行くぞ隼人、真幸。」
睨んでいったなぁ~。模擬戦なのかなー。あと2時間あるかあー。まあ待ってよう。
2時間経った。闘技場に行ってみたらたくさんの生徒や軍人が集まっていた。王様と女王様もおるし。名高島たちが言って集めたのか?
いろいろ気にしていたら審判らしき人がしゃべり始めた。
「ユウシさん、タケオさん構えてください。」
俺は愛刀[神王]を構えた。構え方は、脇構えだ。俺は審判の声で前に飛び出した。
端島は魔法の詠唱を始めた。
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「炎天神様。我、炎の使い手に力を...【炎壁】!」
俺の放った炎壁は俺に当たると消えていった。塩河は炎耐性N結晶を持っていたらしい。
「【火柱】!」
塩河は当然のようによけた。数回放ったがすべてよけられた。俺は危険だがSS級魔法を放った。
「【火炎地獄】」
闘技場全体が炎に包みこまれた。俺の周りには誰もいなかった。俺は勝ったと思った。が目の前が一瞬で暗くなった。
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俺は端島が【火炎地獄】を放った瞬間、時空魔法【時間停止】を使って上空へ移動した。端島が油断したのが分かったから振動魔法【音波】を首の付け根を狙って放った。
結果は俺の勝ち。俺は試合が終了してすぐに部屋に戻った。
試合終了後、俺は目的が曖昧な旅の準備をしている。当然部屋でハロルド爺さんがあと1時間ほどで迎えに来るとのこと。そして旅の資金はその時に渡すといわれた。その時にクラスメイトが集まるらしい。
1時間経ちハロルド爺さんが迎えに来た。俺とガブが荷物をほとんど持っていないことについて質問してきたので無限収納があると言っておいた。
謁見の間に降りてきた。ハロ爺のいう通りたくさん集まっていた。名高島トリオは不満そうだったが。
勇気が前に出てきて俺に話しかけてきた。
「雄志、お前がそんなに強かったなんて。お前を仲間外れにしてごめんよ。できれば今からAグループに入ってほしいぐらいだ。」
「遠慮しておく。一人のほうが気楽だし。てかお前、俺が剣道、全国大会1位で[剣帝]って呼ばれてんの知ってるだろ。まあいいや。勇気、俺以外のやつらの先頭で頑張ってくれ。どこかで会うかもな。死ぬなよ。」
「お前もだよ、雄志。またどこが出会おう。」
俺と勇気は固い握手を交わした。それを見てダンディー陛下や女王様軍人さんたちが感動してた。涙腺緩いの?
俺はガブとともに王宮に背を向けて歩き始めた。まずクランナイツ王国王都グリップグラウンに滞在するつもりだ。まずギルドに行かないとな。俺はガブと王都のギルドを目指した。
いよいよ、旅立ちました。次回から本格的にのほほります。お楽しみに!