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消え行く世界で  作者: 春夢
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9/14

消え行く世界で8

「いつまで寝てるんだ?」

「うん……起きたよ……おはよう……」

「おう、おはよう」

「…………っ?!」

「なんだよ急に驚いて」

「なんで、なんで君が私と一緒に寝てるの?!変態!」

「いやいや、落ち着いて思い出せ。昨日の夜お前がベットで寝ればって俺に言ったんだろ」

「私が言うわけないよ!恥ずかしいから……」

「全く恥ずかしがらずに当たり前の事のように言ってたぞ」

「う……嘘つき」

「なんか間があったな。思い出してきたか?」

「……寝る前に君にベットで寝ればっていった気がする。」

「そもそも昨夜のベットは俺の順番だろ?つまりベットに侵入してきているのはお前だ。今もベットの中にいるしな」

「ごめん……今日あったらベット譲るよ」

「別に一緒に寝てもいいぜ?」

「だめ!絶対にだめ!」

「まぁ、手は出さないのは分かってるだろ?」

「君は度胸無いもんね」

「誠実なんだよ!」

「とか言って、昨夜も何もしてないんでしょ?」

「……」

「……え?」

「……」

「な、なに?なんで静かになるの?もしかして何かしたの?」

「……いや、してないぞ」

「じゃあなんで間があったの?」

「……昨夜のことは記憶にございません」

「政治家みたいな言い訳しないで。昨夜私になにをしたのかな?」

「……」

「胸元のボタンが1つ外れてるけど君がやったのかな?」

「それはお前が深夜に外してたぞ」

「そうだっけ?」

「そうだった」

「なんで君はそんな深夜まで起きてたの?」

「お前に何度も蹴られて寝れなかったんだよ!」

「……私、寝相そんなに悪いんだ」

「ああ。俺を抱き枕にし始めるくらい寝相悪かったぞ」

「私そんなことしたの?!」

「……された。まぁ、なんか、俺からすればあれだけどな」

「あれって?」

「ラッキー」

「変態」

「言われると思ってた」

「私の胸に興奮してたの?」

「いや、お前胸ないだろ。Aだろ。胸より匂い……」「え、匂い?」「なんでもない」

「そっか、君は匂いフェチなんだね……」

「いや、違うぞ。女子の匂いに慣れてないだけだ」

「慣れてないから興奮したの?」

「……黙秘権を行使する」

「もうこんな世界に人権も何もねぇよ!とか君は言ってたよね?」

「記憶にございません」

「また政治家みたいになってるよ」

「政治家に謝れ!……そういえばあんまり怒ってないな。もっと怒るかと思ってたけど」

「……君が私と一緒に寝て興奮してくれたのが、少し嬉しいから……」

 小声で、聞こえないような声で呟いた

「ん?」

「なんでもないよ」

「今言ったセリフにお前が怒らない秘密があるとなると知りたいな」

「だーめ。怒るよ?」

「何故?!」

「聞かれたくないから」

「なら言うなよ」

「言いたかったの」

「そうなのか」

「そうなのよ」

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