第二話
すみません、切の良い所にしたかったので今回は少し短めです
圭太の自宅から出た透達三人は、車に乗って予約していたアミューズメントパーク【アルゴランド室町店】に到着していた
「思ったよりギリギリになったな…桜、圭太さんにもうすぐドームに入るって連絡入れといてくれるか?」
「はい、わかりました」
そう言うと桜はスマホを操作して圭太に連絡を入れる
「透にぃ、今日はイベントだったよね!
私の巨砲が火を噴くよ!!」
透はもうちょっと言い方があるだろう…と、頭が痛くなってくる
桜は大人しすぎだが、逆に楓は活発過ぎた
「ま、いつも通り俺がトップで桜が遊撃、楓は基本的に後方からの射撃だ、バルザーに搭乗できる時間は15分だからそれまでに海竜を叩くぞ」
「了解リーダー!」
「はい、わかりました…私も頑張ります」
楓も桜も元気いっぱいに答えてくれる
そうこうしている内に、順番を告げるアナウンスが流れてきた
〔アナウンス〕
クラン:ヤマトの透様…バルザードームの準備が整いましたので、搭乗口までお越しください
繰り返します、クラン:ヤマトの透様…バルザードームの準備が整いましたので、搭乗口までお越しください
「よし!楓、桜そろそろ行くぞ!」
「「おぉ~!」」
そう言ってそれぞれの搭乗口に向かっていった
一方その頃、圭太の自宅では…
「お、三人とも搭乗口に入ったな…」
そう言いながら、蒼真に連絡を取る為通信のタブをONにする
《圭太》
そろそろ始まるけど、蒼真の方は準備良いかい?
そうするとレスがすぐに戻ってきた
《蒼真》
はい、こっちの準備はOKです
すぐに艦橋に向かいますね
《圭太》
了解、まってるね~
そう言いながら通信のタブをOFFにする
「さてさて、舞ってますかね~」
そう言いながら自分のキャラクターにダンスの動作モーションを設定しながら、インカムを用意するのだった
その頃、蒼真はキャラクターを操作して艦橋までの道を急ぐ
インカムもセットしているので、艦橋に到着すればすぐに会話が出来る状態だ
「ん?何か音楽が聞こえる?」
艦橋へと続く扉を開くと、そこにいたのは艦長シートの横で変な踊りをしている圭太のキャラクターであった
「……何やってんですか圭太さん」
インカムをONにしながら呆れた声で呟く蒼真の言葉に
「うん、舞ってたよ蒼真君
すみません、冗談です」
「さっさと離岸の準備しますよ」
蒼真の冷めた言葉に「はい」としか言えない圭太であった
次回は11日に投稿予定です!よろしくお願いします!!