前へ目次 次へ PR 2/9 プロローグ 俺はある悩みを抱えて、日々生活を送っている。 ある時は高校最後の体育祭で。 ある時は友達とのちょっとした言い争いで。 またある時は転んでできた、ちょっとした擦り傷で。 周りにとっては他愛の無い些細なことで、俺はあることをしてしまう。 それは人が絶対に経験したことがあること。 嬉しいとき、悲しいとき、辛いときなどに大抵の人がするだろう。 ─────『泣く』ということを。 この『泣くこと』は俺にとって唯一にして一生の悩みなのである。