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その差、一回り以上  作者: あさぎ
平和のようでなんか不穏な
128/165

番外8-2【設定資料集】家庭環境(後)

 


 はい!『各キャラの家庭環境』その2!


 後半、残り二人行っくよ〜!




 秋水。


 上に姉が一人いる。


 音楽一家で、両親は世界的に有名な音楽家で姉はバイオリニスト。

 元々父親はバイオリン職人の息子、母親は地方の地主の娘、と……接点はまるでなさそうな二人だが、音楽が好きというところが共通点。


 同じ音楽大学で出会い、卒業後は母親はバイオリニスト、父親はその作曲家として活動していた。

 そして、ある時世界的なコンテストで優勝した事がきっかけで一躍有名になったんだそう。

 そうやって世界中を飛び回りなんだかんだ活動している中で、お互い意気投合し結婚した。


 子供を儲けてからは育児で忙しく、母親の方は長い間活動を休業していたようだが下の子(秋水)が小学生になった辺りから再開したらしい。

 現在も海外公演のオファーが殺到しているようで、子供が大きくなった今ではもう、結婚前のように夫婦二人で世界を飛び回っているようだ。


 姉もまたバイオリニスト。

 母親譲りの手先の器用さ、生来の几帳面でストイックな性格、そしてそれに天性の音楽センスが加わって……まだまだ若いと言うのにもう、その存在感は群を抜いていた。

 今は先生代わりの母親すらも、いつかは超えてしまうかもしれないとまで言われている。


 秋水本人も真面目な性格だし、普通にピアノは上手い方。

 だけど、両親や姉の才能があまりにも桁外れすぎて……物心ついた頃から強い劣等感に苛まれていた。


 その上、彼の両親は少し変わっていて……

 周りの人々……特に一般人でなんの特技もないような、所謂普通の人……をどこか下に見ている節があるんだとか。


 まぁ、それもそうかもしれない。

 普段世界で活躍してるような人からしたら、凡人なんてみんな怠けてるように見えてるのかもしれない。

 ダラダラ過ごしてないで毎日もっと努力したらいいのに、なんて思っちゃうのも無理もな……ぐふぅ!(特大ブーメラン)


 もちろん、外ではそんな素振り一切出さないけど……身内には時々そんな本音を漏らしていたらしい。


 そして、そんな姿を見てか……秋水も無意識に上から目線な態度を取ってしまう事が多く、小さい頃から人と関係を築くのが苦手だったようだ。


 そうして段々と苦手意識が強くなっていって、人との間に壁を作ってしまうようになっていって……

 元々キツめの顔つきだったけど、そのせいでキツそうな雰囲気に拍車がかかってしまって、人が寄り付かなくなってしまっていた。

 常に一人で、一匹狼。それが彼の『当たり前』になっていた……


 でも、そんな壁があるのにも関わらずズカズカと入り込んできた(お節介してきた)主人公に驚き、やがて意識するようになり……

 いつの間にか恋心に発展していったのだった……


 ん”ん”っ!これ、めっちゃ癖に刺さる話なんだけど……残念な事にその相手が私なんだよなぁ。

 他の子だったら大興奮ものなんだけど……う〜ん。




 最後、千世ちゃん。


 一人っ子。


 両親は同じ会社の社員で、今もそこで働いている。

 父親は優秀なエース社員、母親もまたバリバリのキャリアウーマンの、仕事人間同士の夫婦。

 朝から晩まで身を粉にして働く、その熱心な仕事ぶりから周りからはずっと独身でいると思われていたらしく、まさかって感じの結婚だった。


 その子供である千世ちゃんは保育園、学童を経て……ある程度の年齢からはずっと鍵っ子だった。

 両親は夜遅くまでみっちり仕事してるし、祖父は彼が生まれる前に亡くなっているし、じゃあ祖母はというと認知症で施設に入っている……

 みんな自分の事で手一杯。


 毎日多忙な中、それでも休日はしっかり取って家族三人で色々と遊びに行ったりしてるらしい。

 普段あんまり家族でいる時間取れないみたいけど、親子の仲は良さそうでちょっと安心。


 そんな彼の恋のきっかけはというと、いじめられてるところを私に助けられ、気になるようになったらしい。

 あの時うまく助けてあげられたのか私にはよく分かんないけど……本人が助かったって思ってくれてるならまぁいいや、オッケー⭐︎


 元々人見知りで一人が好きなタイプだったが、一人でいる時間が長いせいか余計に引っ込み思案な性格に育っていった。


 小さい頃からよくPCを弄っていたようで、今では立派なオタクに。


 部屋にあるのは当然の如く自作PCだし、ディスプレイは三画面……

 それも……え〜と、おばちゃんにはよく分からないけど、ゲーミングPCってやつ?なのかな?


 なんかあっちこっち目が忙しくなりそうだし、そんなに画面が広いと酔いそうだけど……でもきっとこれが良いんだろうな、彼的には。


 部屋に篭ってPCに向かっている時と、ふと見かけた主人公の姿をこっそり陰から見つめる時間が一番幸せなんだとか。

 PCと好きな子同列ってどうなの……(困惑)







 まぁともかく、だ。


 みんな何かしら可愛いところがあって。

 みんなどこかしらちょっと(かなり?)残念。


 つまり、『みんな違ってみんな良い』……と……!

 多分本来の意味と違うけど!


 え?かっこいいイケメン?ここにゃいないよ、そんなの。

 ときめきたっぷりでキュンキュンの恋愛は、他の方の作品で補給しましょ!ね!(他力本願)



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