(18)拷問二日目
「さて、何をしようかしら」
食事から戻ってきたヴィヴィアン王女は椅子に座らされたまま足をエム字に開き固定されているキャロンを見た。
すでに空気は入れ替わっていて嫌な臭いもなく、キャロンのお体も綺麗な状態である。
「何をしても無駄だよ。王族のくせに学習能力の無い女だな。さすが変態王女だ」
キャロンがヴィヴィアン王女を小馬鹿にするが、ヴィヴィアン王女は表情を変えなかった。そして近衛女性部隊に指示を出す。
「そうね、まずはうつぶせに固定しましょうか。その台の上にうつぶせに寝かせなさい」
さっそく近衛女性部隊は動く。
まずはルーシーとテリーサが拘束の魔法を使ってキャロンを逃げられなくする。その後、近衛騎士たちがキャロンの拘束を解いていく。キャロンの拘束具は鍵式になっていて、その鍵はエドワード王子からヴィヴィアン王女に渡されていた。
キャロンは拘束を解かれても抵抗しなかった。そのまま大人しく台の上に乗せられる。
「手はそうね、台の足と結びつけて。ひざは折っておしりを突き出させなさい。足も縛り付けるのよ」
キャロンは正座をした状態で、前のめりに縛られる。かなりきつい姿勢だ。台が小さいので頭ははみ出てしまっている。
「素敵だわ。アイリーン、鞄から注射器と薬を出しなさい」
アイリーンはすぐに鞄を開けると、巨大な注射器を取り出した。当然医療用のものではない。アイリーンは震える手を我慢しながら、ヴィヴィアン王女に手渡す。
「さて、準備しましょうか」
ヴィヴィアン王女はバケツに魔法で水をためると、薬を入れて混ぜた。すると、水はどろりと粘性を持つようになる。十分に薬が溶け込んだところで、ヴィヴィアン王女は注射器にその水を入れ始めた。
その時になって、マリアたちが食事から戻ってきた。マリアたちはすぐに他の隊員たちの横に並んだ。
ヴィヴィアン王女は満足そうに巨大な注射器を持ち上げる。。
「さて、準備が整ったわ。今日はまず、内臓の耐久力も試させてもらうわね」
そして予想通り、ヴィヴィアン王女はキャロンに○○にそれを差し込んだ。
「くっ」
キャロンがうめく。
「どうせ○○でも○○しまくっているんでしょうから、これくらい余裕よね」
そして水を押し込んでいく。しかしやはりある程度のところで押し込めなくなる。
「これ以上は入らないのね。つまりこれ以上やれば体が壊れるって事かしら。勉強になるわ。以外とたくさん入るものなのね」
ヴィヴィアン王女は笑みを浮かべ、注射器を抜く。そしてキャロンの顔の方に回る。
「お腹の調子はどう?」
「ふざけたことを」
「我慢しないと漏れちゃうわよ」
そして、ヴィヴィアン王女は勢いよく彼女の背中の上におしりで乗った。
「ぐっ」
「あら汚い」
ヴィヴィアン王女はキャロンに座ったままおしりで何度も跳ねる。
「もう一回洗ってあげるわね。その前に、あなたたち、掃除しなさい」
そしてヴィヴィアン王女は同じ事を繰り返す。近衛女性部隊が再度掃除をしていると、またヴィヴィアン王女は注射器に水を入れた。
「今度はたくさん水を飲ませてあげるわね」
ヴィヴィアン王女は同じ事を今度は口でやり始めた。キャロンは無理矢理注射器を加えさせられると、水を勢いよく入れられる。一部は口からこぼれるが、胃の辺りがふくれて肩が持ち上がるのが分かる。
ヴィヴィアン王女が注射器を外すと、キャロンは大量の水を吐き出した。
「溺れないようにね」
ヴィヴィアン王女は大いに笑う。
激しくむせているキャロンの口に再度、ヴィヴィアン王女は注射器の先を差し込んだ。そして水を入れていく。しかし、そこでヴィヴィアン王女は首をかしげる。
「あら、さっきよりも入らないわ」
ヴィヴィアン王女は強く水の入った注射器を押すが、ほとんど動かない。ヴィヴィアン王女が注射器を抜くと、キャロンは口に含んだ水をヴィヴィアン王女の方に飛ばした。ヴィヴィアン王女はすぐに横に逃げる。
「なにかしたわね」
ヴィヴィアン王女がキャロンをにらんだ。
「何も」
キャロンは答える。ヴィヴィアン王女はにやりと笑った。
「体の内側は綺麗になったみたいだし、今度は外も磨いてあげましょうか。ほら、あなたたち、昨日買ってきた奴を用意して」
騎士たちは人が入れるほどの大きさの金属の箱を持ってきて、台の横に置く。
「水を入れなさい」
ヴィヴィアン王女の指示に今度はサリーとバーバラが魔法を唱えて、器の中に水を入れていく。
「拘束魔法をかけて」
再度、ルーシーとテリーサがキャロンに魔法をかける。近衛女性部隊の魔術師は四人しかいないので色々と大忙しである。
「じゃあ、縛り直そうかしら」
近衛騎士たちがキャロンを縛っている紐を解いた。そしてヴィヴィアン王女の指示通りキャロンは仰向けに転がされる。その後、キャロンは手と足を前でまとめて縛られた。
「ふふ、良い格好ね。狩猟で捕まえた子鹿見たいよ。吊したいくらい」
「貴様」
キャロンがヴィヴィアン王女をにらんだ。拘束の魔法がしっかり聞いているため、キャロンは抵抗できずされるがままである。
「ふふふ。泳ぐのは得意?」
ヴィヴィアン王女はキャロンを簡易的な浴槽に突き落とした。キャロンは手と足を上にしたまま水の中に沈む。水が盛大にあふれた。近衛隊たちは青ざめている。これは拷問どころか処刑である。両手足が上にあるので、キャロンに助かるすべはない。キャロンは沈んでいたが、身動きはしなかった。
ヴィヴィアン王女はがっかりしたようだ。
「あらやだ。もっともがいてくれるのかと思ったのに。息を塞いでも生きていけるなんて、本当にどんな魔法なのかしらね」
落胆したとは言え、キャロンを助ける気はないようだ。ヴィヴィアン王女は少し考えていたが、やがてバスバブに近づき、水面に手をかざして魔法を唱えだした。
しばらくすると、いきなりボコッと水面が泡立つ。そして湯気が上がってきた。
「水じゃ汚れは落ちないでしょうから、お湯で洗ってあげるわよ」
ゴボゴボと泡立ちながら湯が沸いていく。近衛女性部隊たちは青ざめると言うよりもみんな白くなっていた。遠征に行っているので人が殺されることにはもう慣れていたが、拷問による処刑は未経験である。もしかしたらいつか自分も同じ事をされるのではないかという想像が浮かんでくる。
湯はどんどんわき上がり、辺りが湯気で充満していった。一気に湿度が上がり、部屋を濡らしていく。
ヴィヴィアン王女はかざす手を止めた。
「やっぱりつまらないわね。全然壊れないなんて」
そしてヴィヴィアン王女は浴槽を蹴り倒した。
中からキャロンが転がってでてくる。少し息を乱していたが、生きているようだった。体も少し赤い。ヴィヴィアン王女は身動きの取れないキャロンを蹴り転がす。
「無抵抗の上、反応もないなんて、本当につまらない女だわ。せっかく楽しめるおもちゃが手に入ったと思ったのに、全然ダメね」
「ふん、残念だったな」
キャロンの肌は元の色に戻った。ひどい拷問を受けているというのにまったくダメージを受けた様子がない。
「まぁいいわ。壊れないなら壊れないなりに遊ぶから」
ヴィヴィアン王女は更なる拷問を始めた。
首つりをさせて、体中に重りを付けてみたり、鋭利な金属の刃の上にまたがされ、両足に重りを付けられたりと、完全に処刑である。
近衛女性部隊たちは吐き気をこらえながら、なんとか目を開けていようとするが、思わず目を伏せってしまう。そしてそういう者を名指ししてキャロンの拷問の手伝いをさせる。マリアだけが、始終視線をそらさずにキャロンを見ていた。もちろんマリアもヴィヴィアン王女の残虐な行為にどん引きしているのであるが、変に反応するとヴィヴィアン王女が喜ぶだけだと知っている。恐らく目をそらした近衛女性部隊員の中で今日の「しつけ」相手を選ぶだろう。
昼が過ぎてもヴィヴィアン王女はキャロンが無抵抗なのをいいことに、残虐な行為を楽しんだ。そろそろ見ている方が耐えられなくなってきたとき、不意に扉が開いた。全員が扉の方を見る。入ってきたのはエドワード王子だった。
「おい、ヴィヴィアン。おまえにも・・・」
そしてエドワード王子は引きつった顔で固まった。
現在キャロンは両手両足をまとめて体の後ろで縛られ、天井から吊られていた。バスタブに入れられたときと逆向きに縛られていることになる。こんな無茶な体勢なので、本来なら背骨が折れてしまうが、やはりキャロンは無事だった。しかも、キャロンの体に紐が結ばれ、そこから降ろされた紐の下に椅子がある。つまり、キャロンは体でブランコを支えている状態である。そしてその椅子に楽しげにヴィヴィアン王女が座ってゆらしながら遊んでいるのだ。普通なら体がちぎれてしまうはずだが、やはりある程度引っ張られたところで支えられている。
ヴィヴィアン王女は笑顔でエドワード王子に話しかける。
「あら、お兄様。お兄様もどう? 一緒に乗ってみる?」
「い、いや、いい」
エドワード王子はあえて、キャロンから視線を外した。一緒に入ってきた近衛隊たちも、この拷問風景を直視できないようだ。
「ベアトリスが見つかったので一応報告をしようと思ってな。グレスタの南にあるタラメデという小さな街を拠点にしていた」
ヴィヴィアン王女がブランコから降りた。
「あら、結構近くにいたのね。どうやって討伐するのかしら」
エドワード王子は笑う。
「討伐ではない。捕獲だ。ベアトリスは魔術師だからあの吊られている女と同じように魔法を封じないと捕獲できない」
「だったら、またあのチョーカーを使うのね。宝物の大売り出しだわ」
「今回はチョーカー以上のものを使うぞ。あのチョーカーを素直に付けさせてくれるとは思えないからな」
「あら、何を使うつもり?」
ヴィヴィアン王女が興味津々で尋ねる。
「三角結界の魔道具だ」
ヴィヴィアン王女は驚いた顔をした。
「あら、あれって王宮を守るために新しく作らせた最高級のものじゃない。持ち出してしまって良いの?」
「宝物庫は別の魔道具で守られているだろう。国の重要人物である私が王宮にいないのだから、あれが王宮に置いてある必要など無い。これが終わったらすぐに戻すさ」
エドワード王子は平然と言った。
「まぁ、良いわ。でも、あれは三点設置型だしその場所までおびき出す必要があるわよね。上手くおびき出せるのかしら」
「冒険者なら指名依頼で簡単に誘い出せる。おびき寄せて魔法さえ封じてしまえば、あとは近衛騎士隊が簡単に捕まえられる」
「つまり、近衛騎士隊の出番なのね。だったら、私も行こうかしら」
いきなりヴィヴィアン王女が言った。エドワード王子が顔をしかめる。
「おまえの相手はキャロンだろう」
「もう飽きたわよ。全然壊れないんだもの。痛がりもしないし、悲鳴も上げない。これ以上遊んでいても面白くないわ。後は男たちの遊び相手にしていれば良いじゃない」
たった一日で飽きたと言い切るヴィヴィアン王女にエドワード王子は渋い顔をする。ヴィヴィアン王女にちょっかいをかけられるのが嫌でキャロンの相手をさせたのである。
「行ってもやることはないぞ。四十人規模で編成するからな。率いるのも近衛騎士隊長のセオドアだ」
するとヴィヴィアン王女は疑問の声を上げた。
「魔法を封じた相手に、大げさじゃないの?」
エドワード王子はいやらしく笑った。
「なに、威嚇の意味もある。抵抗する気を起こさせないようにな。それに近衛騎士どもには徹底的にいたぶってから連れてくるように言っている。志願者が多すぎて選抜するのが大変なくらいだ」
エドワード王子は行っても無駄であることを強調するが、ヴィヴィアン王女は意見を変えなかった。
「それでもいいわよ。私もちゃんと反応がある女と遊びたいのよ。死ななければ良いのでしょう。近衛騎士隊に汚された後、たっぷりかわいがってあげるわ」
笑みを浮かべるヴィヴィアン王女に、エドワード王子はため息をつく。言いだしたら止めることは難しいとわかっているからだ。
「仕方がない奴だ。目的の第一は緑の石を取り返すことだ。それができれば、多少の怪我は気にせん」
「わかったわ。それで、いつ出発?」
「今準備させている。先行隊は準備が整い次第出発する。本隊は明日の朝になるな」
「急ぐのね」
「今回は偽の依頼でおびき寄せたり、三角結界の魔道具を設置したりと準備が必要だ。それにせいぜいここから二、三時間程度の距離だ。今から準備しても今日中にはたどり着く。セオドアに先行して入ってもらい、向こうで待機している奴らと連携を取る」
するとヴィヴィアン王女は少し考えてから言った。
「だったら私たちは明日の午後くらいに出ましょうか。早く行っても仕方がないわ。セオドアさんの邪魔はしたくないし」
そして、ヴィヴィアン王女は私たちの方を振り返った。
「聞いていたわね。実戦に行くわ」
近衛女性隊たちはぴしっと脚を揃えて立つ。そしてヴィヴィアン王女はマリアを見てにやりと笑った。
「毎日訓練しているようだけど残念ね。いつも通りマリアは留守番よ。だって、あなた足手まといだから」
「はい。わかりました」
マリアは素直に応えた。
「話はそれだけだ」
エドワード王子は再び吊されたキャロンを見てすぐに部屋を出て行った。ヴィヴィアン王女はエドワード王子が出て行くとキャロンを見上げながら言った。
「ブランコ遊びにも飽きたわ。さて、次は何をしようかしら。とりあえず、あれを降ろしてちょうだい」
ヴィヴィアン王女は、その後も夕方まで、キャロンの壊れない体で遊び続けた。刺が内側に付いた責め具で頭蓋骨をきつく締め上げたり、喉に大きな玉を押し込んで窒息させたり、股を大きく裂いて、熱く焼けた鉄の棒を差し込んだりと、常軌を逸したいたぶり方だった。
ヴィヴィアン王女が夕食に呼ばれる頃には近衛女性部隊員は全員げっそりした顔になっていた。
「はぁ。本当につまらないわ。こんなに壊しがいのないおもちゃなんて本当にうんざり。もういいわ。あなたたち、後片付けしてちょうだい。今朝の状態に戻しておいてね。マリア、マーサ、ルーシー行くわよ。ああ、それからアイリーン、スーザンあなたたちは夜になったら私の部屋に来るようにね」
そしてヴィヴィアン王女は三人の近衛女性部隊を指名して部屋を出て行った。アイリーンとスーザンの目が死んだ。
※※
「馬鹿王子の部隊が明日ここを出発するようだ」
ルクスがカードを耳に当てて話す。
「遅かったわね。私、全然隠れていないのに。時間かけすぎよ」
ベアトリスが答える。
「そっちにも近衛隊はいるんだろう」
「接触してこないし、何考えているのかしら。おかげで近場の仕事しか受けられないわよ。レクシアとも別行動しなくちゃだし」
「まぁ、それも終わりだ。明日中に接触してくるだろう」
ルクスがにやりと笑う。
「どんな感じで来る予定なのかしら」
ベアトリスが尋ねる。
「あんたの魔力を封じるようだな。城にあった三角結界を使うようだ。以前のはアクアがぶち壊したから、たぶんその後に作られた強化版だろうな。それであんたの魔法を封じて、近衛騎士がなぶり殺しにするという寸法だ」
「それはすごそうねぇ。魔法が使えないなんて、ベアトリス最大の危機ね。レクシアにちゃんと頑張ってもらわないと」
ベアトリスは笑いをこらえながら話す。
「それからもう一つ。ヴィヴィアン王女の部隊もそちらに行くようだ」
「あら、マリアに会えるのね。それは楽しみ」
しかしルクスはすぐに否定した。
「いや、マリアは留守番らしい。あの実力者を残す理由はよくわからんが」
「あら? マリアって嫌われているのかしら」
「奴隷みたいに扱われているからな。なぜあれだけ従順に従っているのかよくわからん」
ベアトリスは電話越しに少し思案する。
「それで、どこまでやっていいかしら」
ルクスは応える。
「好きにしろ。青の魔石さえ届けてくれれば良い。いや、そうだな・・・」
ルクスは最後に一言付け加える。
「わかったわ。私も楽しませてもらうわね」
そしてルクスは通話を終わらせた。
※※
「姫様。来たようです」
「開けてちょうだい」
夜、ノックの音がしたのでマリアが確認を求めた。マリアが扉を開けると唇を強くかみしめたままのアイリーンとスーザンがいた。二人はマリアにうながされて中に入って来た。
「まずは脱ぎなさい」
いつも通りヴィヴィアン王女は二人を脱がせる。ヴィヴィアン王女はすでに湯浴みを終え、裸に薄布の寝間着を着ているだけの色気たっぷりの姿だった。しっかり着込んでいるのはマリアだけである。
二人が脱ぎ終えると、ベッドに座ったままヴィヴィアン王女は言った。
「あなたたちは近衛騎士であるにもかかわらず、あの女から始終目を背けていたわね。そんなふがいないあなたたちをしつけてあげるわ」
そしてヴィヴィアン王女はそばにあった箱を開けて中のものを手に取る。
「そうね。今日はこれを使いましょうか」
それはクリップだった。結構バネが強く、挟まれるとかなり痛いし、あざになる。何度かやられたことのある二人は少しおびえた顔をした。
「まずは・・・」
二人がやらされたのは女同士の性的な絡みあいだった。負けたと見なされた方にクリップをつけられていくという気持ちよさと痛みのが同時に襲ってくるような遊びである。
結局一方的に負けと見なされたはスーザンであり、アイリーンはほぼ無傷で終わった。スーザンは体中はおろか顔中にもクリップをつけられ、ひどく苦しめられた。
「もういいわ。下手なのね、スーザン」
やっと二人は解放された。マリアがスーザンに付けられたのクリップを取っていく。スーザンは屈辱からなのかまだぐずぐずと泣いていた。ヴィヴィアン王女は勝者であるアイリーンのあごに触れた。
「本当はあなたの泣き叫ぶ顔も見たかったけど・・・」
結局泣き叫んでいたのはスーザンばかりだった。アイリーンはぞっとしながらも緊張したまま固まっていた。
「許してあげましょう」
するとアイリーンはほっとしたようだ。
「ぎゃっ!!」
しかしその瞬間にアイリーンは叫び声を上げ床に倒れた。ヴィヴィアン王女がアイリーンの敏感な部分をきつくつねりあげたからだった。
「これくらいでね」
アイリーンはそのままうずくまりしばらく立てなくなっていた。
「もういいわ。服を着て帰りなさい」
ヴィヴィアン王女は一人でベッドに歩いて行った。




