表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/5

炎上系歌手 卯花月

芸能人パロディ。

四月一日の悪ふざけです。

卯花月(うのはなつき)という名前の集団名で活動している三人組の歌手がいる。


真琴。

綱吉。

烏。


この三人が卯花月の顔ぶれである。


卯花月は数多くいる歌手達の中でもとりわけ歌と踊りの腕前が高く出演する番組の数が多くさまざまな人達に認知されている人気の歌手達だ。

ただし、卯花月には大きな問題があった。


卯花月はよく炎上する。

なんだったら炎上で成り上がったといっても過言ではない。



◆◇◆◇◆



「ねぇ。また炎上してるんだけど。」

「いつもの事だろ。」

「いつもの事でしょ。」

「いつもの事でます。」


楽屋で出番を待っている真琴、綱吉、烏。そして卯花月の支配人である天野 一はそれぞれくつろいでいた時。

真琴は今日も卯花月が炎上している事を報告する。

それに対して他の人達は慣れきった様子で聞き流している。


「いやいやいや。慣れたら駄目だって。毎度毎度炎上したら応援してくれる人減るって。」

「そう言うなら真琴。つけ回す男を度々しばき倒すのをやめたらどうだ。」

「…だってその方が早い。」


卯花月の一員、真琴。

真琴は卯花月の中で一番踊りがうまい少女歌手。

しかし変な男に好かれやすくよくつけ回されたり刺されそうになったりする。その度に綱吉から教わった護身術などを使って過剰防衛している姿を記者に写真を撮られ週刊誌などに載せられよく炎上している。


「そう言うおじいちゃんだって暴力沙汰を起こしているじゃん。」

「お前とあいつを除けばそこらの女などちりも同然だ。」


卯花月の一員、綱吉。

綱吉は卯花月の中で一番歌がうまい老年歌手。

しかし奥さんと孫である真琴を溺愛しているのに変な女に好かれやすくよくつけ回されたり刺されそうになったりする。その度に過剰防衛している姿を記者に写真を撮られ週刊誌などに載せられよく炎上している。


「真琴も綱吉も暴力ばっかりじゃん。歌手が暴力沙汰はどうかと思うよ。」

「あなたも人の事言えないでしょ。」

「他の芸能事務所を爆発させたの知ってるからね。」

「だってあそこの人達真琴と綱吉を引き抜こうとしてたんだよ! ひどいよそんな事するなんて! オイラ達三人で卯花月なのに!」


卯花月の一員、烏。

烏は卯花月の中で一番会話がうまい性別不明歌手。

しかし自己顕示欲の塊であるためよく危険行為をしてそれを動画に撮って投稿してはよく炎上している。

さらに支配人である天野と付き合っているためさらに炎上している。


「全くその通りでございましょう。卯花月は三人揃ってこそ。他のもの達の邪魔など許さんでます。」

「天野。いい言葉だが膝枕されている状況で言われてもまったく響かないな。」

「はじめ。」

「烏。」

「ねぇ二人とも。ここでいちゃつくのやめて。」


卯花月の支配人、天野。

天野は卯花月の三人を支える性別不明敏腕支配人。

しかし堂々と烏と付き合っているためよく炎上している。

さらに三人のやらかしを無理矢理もみ消しているためいろんな人達から恨みを買ってさらに炎上している。


「…こんだけやらかしてるのになんで私達捕まらないんだろ。」

「そういう世界観だからだ。」

「そういう世界観だからだよ。」

「そういう世界観でございます。」

「そっか。」


真琴はそれ以上考えるのをやめた。


「すみませーん。卯花月の皆さん。そろそろ入場お願いします。」

「分かりました。」


呼び出しを受けた三人は気持ちを切り替えて立ち上がり事前に指定されていた場所へと向かった。


その後。

番組の収録中に真琴を付け狙う女が現れ真琴に襲いかかってきたが真琴、綱吉、烏の見事な連携で女を投げ飛ばし飾られていた大型の装飾に叩きつけた。

生放送だったため多くの人達に見られ、かなり炎上した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ