ループする朝の7:00
怠い。
──朝
寝起き超低血圧の俺は学校に遅れまいと、うつらうつらとした意識の中、無理矢理ベッドから身体を引きずり下ろす。
そして、ぐらついた視界の中で自室のドアを開けると──
──……
目が覚める。
寝起き超低血圧の俺は学校に遅れまいと、うつらうつらとした意識の中、無理矢理ベッドから身体を引きずり下ろす。
そして、ぐらついた視界の中で自室のドアを開けると──
──……
目が覚める……
寝起き超低血圧の俺は学校に遅れまいと、うつらうつらとした意識の中、無理矢理ベッドから身体を引きずり下ろ──さない。
そして気づく。
(何回起きてんだよ俺……)
先程までの記憶があまりない。
だが、これだけは言える。
(ループしてる……)
しかも俺の一番嫌いな時間、朝の7:00が……
(怠い)
このまま寝るわけにはいかないため、まだはっきりとしていない意識の中、ベッドから身体を引きずり下ろし、定まらない視点を無視し、気付けばドアの前。
無意識にドアを開けると……
──……
ピピピピッ
「あああ!! うるせええ!!」
バンッと目覚まし時計を叩き、プツッと音と同時にアラームが止まる。
「あああ!! 何回起きれば良いんだよ!!」
と、そこで気づく。
燦々とした陽の光が窓から俺を照らし、俺の視点が定まり、意識もしっかりと覚醒している事に。
「な、なんだよ……夢か……」
目覚まし時計を見る。表示されているのは7:00という数字。
「とりあえずトイレ行くか…」
そしてベッドからちゃんと身体を下ろし、自室のドアを開けると──
──……
──朝
寝起き超低血圧の俺は学校に遅れまいと、うつらうつらとした意識の中、無理矢理ベッドから身体を引きずり下ろす。
評価いいね感想よろしく。