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水仙
「いま」
いまを言葉にするのが たまらなく怖いの
言葉にできない部分から
がらがらと くずれていきそうで
「水仙」
水仙が 孤独なひとのために咲きますように
「永遠の…」
布団のなかで 少女を永遠にするナイフ
「雨」
雨よ わたしの傷跡を覆い隠して
今だけでいいの
「深海へ」
午前三時の眠りは 深海まで潜る片道切符
「よぞら」
夜空です おちていくには深すぎる
「恋なんて」
恋なんて 一度もしたことありません
恋って 何なのでしょうか
憧れ 欲望 それとも情や信頼？
にんげんという 独りよがりないきものが
欠点だらけの 他のにんげんを好きになるなんて
とっても不思議で なんともロマンがある
ああ 私も 恋するのかしら
