人物紹介 〜第5章終了時点 〜
ネタバレを含むので、本編未読の方はご注意ください。
読み飛ばし可。
〜〜 主人公と周りを取り巻く人々 〜〜
【 俺 】
本作の主人公。プロローグ時点で30代半ばと推測される。本名は現時点では不明。175センチ 65キロの細マッチョ型で、筋肉にこだわりがある。
中級レベルであるシルバーランクの冒険者で、無魔力でありながら冒険者を続ける変わり者。魔導眼という魔力の流れを可視化できるギフトを持つ。
彼に付けられた二つ名″断魔″は、無魔力であることと、この魔導眼を生かした魔法無効化技術による。
基本的にはお人好しで、貧乏くじを引くタイプ。気楽に生きており、よく金欠で困っている。
ラティリアーナを身を呈して守った際に身体が石化し、気がつくとラティリアーナの身体になっていた。
本体は現在石像化し、マンダリン侯爵家の宝物庫に手厚く祀られている。
【 ラティリアーナ・ファルブラヴ・マンダリン 】
15歳、女性、165cm、68→58kg、人間族
レベル:1
HP:116 → 162
MP:9568 → 9821
ギフト:魔眼(魔力可視化)、魔創
魔法具:《 紅き魔導書 》
パッシブスキル:●◇%▲
称号:『悪役令嬢』、『オーク令嬢』、『肥満(中)→ (小)』、『令嬢の嗜み』、『断魔の力(小)→(中)』、『魂に不確定要素あり』、『運命に抗うもの』、『短時間の天使 → 地上に舞い降りた天使』、『魔創者』、『魔力操作(小)→(中)』、『禁呪使い』、『紫水晶の乙女』(new!)
使用可能魔法:『身体強化』、『パープルヘイズ』、『ヴァイオ・ボム』
本作のもう一人の主人公。マンダリン侯爵家の15歳になる令嬢。母は既に亡く、父はマンダリン侯爵。紫水晶アメジストのように輝く紫色の瞳に、同じく紫色の髪。はち切れんばかり肉体を持つ。
巨漢で、性格は極悪、傲慢、横柄、不遜。見た目と性格からついた二つ名は″オーク令嬢″。あまりに理不尽な言動から貴族や侍女、冒険者から一般人まで幅広く嫌われる『ザ・悪役令嬢』。イケメン貴公子のアーダベルトと婚約している。
何らかの理由で″紅き本″に手を出した挙句、″俺″に身体を乗っ取られる。なお、元のラティリアーナの意識が何処に在るのかは現時点では不明。
《 紅き魔導書 》
ラティリアーナが選ばれた魔法具。赤い色の本の形をしている。″紫の煙の悪霊″に取り憑かれていた? が、現在は普通の存在となりラティリアーナの左腕に腕輪の形で収まっている。 マンダリン侯爵家の宝物館にあったらしいが、来歴は不明。
──能力名【 変身 】
痩せることができる能力。もともと3分間しかもたなかったが、痩せてゆくとともに持続時間も長くなっている。
『魔創』
魔法を自力で作ることができるラティリアーナ独自の能力。魔眼+魔力操作で実装可能。
【 千眼の巫女 リリス (本名:アマリリス・アマテラス) 】
15歳、女性、138cm、35kg、人間族
レベル:12
HP:54
MP:180000 → 210000
状態:正常
ギフト:転生チート(魔力ブースト)
魔法具:《 千里眼情報板 》
称号:『千眼の巫女』、『モードレッドのマスター』、『転生者』、『運命に抗うもの』、『合法ロリ』、『魔力操作(大)』、『巨乳ラヴ』(new!)、『苦労人』(new!)
ピンク色の髪に赤い大きなリボンがトレードマークの、外見は10歳くらいの少女に見える人物。″千眼の巫女″と呼ばれ、あらゆるものを解析する能力を持ち、モードレッドを付き従える。
実は彼女は異世界からの転生者。しかも前世は男。この世界が前世のゲーム内容と同じであると気付いている。
そのゲームでリリスはウタルダスのパーティメンバーとなることとなっていたが、ハーレム要員になるのを嫌がって仲間になることを拒絶し、結果ラティリアーナとパーティを組むこととなった。重度の巨乳好きで、ボケ担当。
《 千里眼情報板 》
リリスが持つSランク魔法具【 神代魔法具 】。高度な分析能力を持つ。
──能力名【 全文検索 】
相手の状態や能力を調べることができる。ただし、高い実力を持つ相手や高ランク魔法具を持つ相手の情報は調査不可。同一パーティであれば調査可能範囲は拡大される。
【 モードレッド 】
175cm、--kg、生体機械
レベル:--
HP:6500
MP:300
状態:正常
スキル:全身兵器
称号:『生き人形』、『無感情』、『小姑』、『秘書』、『戦闘マシーン』、『天然クラッシャー』(new!)、『天然ボケ・天然ツッコミ』(new!)
千眼の巫女リリスに付き従う白髪長身の美女。ただし貧乳。巫女のことをマスターと呼ぶ。
その正体は世にも珍しい生体ゴーレム。ゆえにほとんど感情は見せず、いつも冷静。実はツッコミ役。
【 ルクセマリア・サキュラ・パプテスマ・イシュタール 】
15歳、女性、158cm、46kg、人間族
イシュタル王国の第一王女。水色の髪に大きな水晶のような瞳を持つ美少女。性格は穏やかで、万人に対して優しく、世間からは″イシュタルの睡蓮花″と呼ばれている。
超一流の魔法使いの資質を持ち、神代魔法具《 月下氷人の杖 》の使い手でもある。
ラティリアーナとは幼馴染で、アーダベルトに憧れているように見えて、実はヤンデレ気味にラティリアーナのことが好きだったりする。すごく負けず嫌い。
【 舞夢・スリーピングドッグ 】
ラティリアーナに仕える一級侍女で、犬の獣人族。16歳で犬耳に犬の尻尾を持つ栗毛の美少女。
差別なく周りをいじめるラティリアーナの態度を「公平に扱ってもらえている」と勘違いし、耐え忍んで勤め上げていたらいつのまにか他の侍女が全員辞めてしまい、結果としてラティリアーナ付きの侍女となる。
家事サポートをそつなくこなすタイプであるが、戦闘行為は苦手。勘違いも多く、決定的に何かが抜けているところがある。実は重度の匂いフェチ。美虎とは同郷の幼馴染。
【 美虎・ライオネル 】
″レディ・タイガー″の二つ名で知られるシルバーランクの優秀な冒険者。
身長180センチ近い高身長に筋骨隆々たる肉体、虎の耳と尻尾と毛皮を持つ獣人族の戦士。女性で24歳独身。
愛刀である魔法具【 火焔大刀 】を操る。
虎という外見に似合わず、冷静沈着なタイプ。こう見えてベジタリアン。舞夢とは同郷の幼馴染で、まるで妹のように可愛がっている。アーダベルトとパーティを組む。
【 アーダベルト・バルファス・エレクトラス 】
17歳、身長182センチ、体重63キロ。金髪に金の瞳の非常に整った顔立ちのイケメンで、ラティリアーナの婚約者。
過去にラティリアーナが一目惚れし、あの手この手を駆使して婚約者の座を射止めたらしい。
そのような経歴から、ラティリアーナに対して極めて無関心無感情な態度を取っていた。
非常に優れた頭脳と槍の腕を持ち、″麒麟児″の二つ名で呼ばれている。
ラティリアーナと決闘するも″奥の手″の前に敗れる。その際、痩せて天使の姿になったラティリアーナを見てから、彼女をお姫様抱っこするなど、態度を変えてきている。
リリス情報によると、彼は″前世のゲーム″の主人公の一人であるという。美虎とクラヴィスとパーティを組み、冒険者チーム《 自由への旅団 》を結成する。
【 怪盗マスカレイド(クラヴィス・マグワイア) 】
23歳。薄いグレーの髪に鋭い目つきの「盗賊」の青年。曲刀を操り、状態異常を発生させる魔法具《百合繚乱》を駆使して戦う。ちなみにドスケベ。ルクセマリアの精神衛生上の天敵。
どこからか手に入れた呪われた魔法具《変態仮面》によって、自由気ままに貴族の財宝を盗む怪盗マスカレイドに変身していた。しかし、その功名心をリリスに見破られた挙句、仮面舞踏会におびき出され、ラティリアーナに完敗する。
ゲームでは前線タイプのアーダベルトやミトラをサポートする中盤の役割を果たし、ダンジョンの罠や宝箱の鍵を開けたりとダンジョン攻略には欠かせない貴重な人材だったりする。
【 ダスティ・ジョーンズ 】
22歳。茶色のツンツン頭、筋骨隆々の青年。イシュタル王国の若き騎士隊長。
戦闘力は極めて高いが、リリスからは「脳筋」呼ばわりされ、挙句操られて王女に手を出してアーダベルトに打ち倒される哀れな男。実際ゲームでも魔法防御力が低く、高い体力の割に魔法主戦の相手には苦戦するという癖のあるキャラだった。ただ実物はルクセマリア王女に振り回されて結構苦労人だったりする。
意味もなく脱がされるサービスキャラ。
【 紫の煙の悪霊 】
紅き魔道書に取り憑いていた悪霊? ″断魔″を石に変えた張本人。
なんのために本に取り憑いていたのか、またその正体が何なのか、断魔の攻撃で滅びたのか……現時点では不明。
魔力無効化と衝撃波という強烈な魔法のコンボを使い、美虎たちを苦しめた。
【 ″人形遣い″(本名不明) 】
10歳程度に見える、黒髪の美少年。
クラヴィスを操り、ダスティに呪われた魔法具を与えた、″怪盗マスカレイド事件″の黒幕。その正体や目的は不明。
モードレッドによく似た黒髪の美女を引き連れていて、彼女からは『ゲームマスター』と呼ばれている。
【 デルファイ・ヤンカー・マンダリン 】
ラティリアーナの父親。第13代のマンダリン侯爵。
巨軀にヒゲという極めて恐ろしげな外見を持ち、残忍で非道な性格と噂され、世間からは″オーガ侯爵″の名で知られている。
その実はいまだ不明も、娘であるラティリアーナを溺愛しており、かなりの暴言を吐かれても困り顔で受け入れている。
かつてはかなりの武勇を誇ったらしい。愛用の魔法具は斧の形をした【 蟻蛾豚 】。
【 アレス四世 】
現イシュタル国王にして、ルクセマリアの父親。性格はよく言えば大雑把。語尾にぴょんを付ける。
〜〜 冒険者たち 〜〜
《 愚者の鼓笛隊 》
Sランク冒険者。
八魔迷宮都市オクトケイオスの八つのダンジョンのうち四つを制覇した超弩級の実力を持つ。
【ウタルダス・レスターシュミット】
18歳。黒髪に垂れ目の美青年。 《 愚者の鼓笛隊 》のリーダー。″愚者の王″の二つ名で知られる。リリスを仲間に引き入れようとしていた。
《 愚者の行進 》
ウタルダスの持つ【 神代魔法具 】と呼ばれるSランク魔法具の一つ。あらゆる魔法具を五つまで使用可能になる。
《 時の支配者 》
ウタルダスの持つAランク魔法具。時を止める能力を持つ。
【アトリー・サワーホワイト】
17歳。栗毛でボーイッシュな美少女。ウタルダスの幼馴染であるらしい。どうやら彼女もリリスと同じ異世界からの転生者であるらしいが……?
【キュリオ】
20歳。金髪を後ろでまとめた、目つきの悪い青年。
口は悪いが、態度はとても紳士で、ラティリアーナに妙に優しい。マントが臭うのが玉に瑕。
【シモーネ】
茶色の髪の巨乳のお姉さん。22歳。
かなりの腕の魔法使いだが、ちょっとSっ気がある。
◆他のSランク冒険者◆
【 竜殺者戦士隊 】屈強な戦士たちの集団
【 聖十字団 】正教会によって選ばれた聖戦士たちのチーム
″獣王″の二つ名で知られる超強い獣人が率いるチーム
◆◇ 設定 ◆◇
・イシュタル王国
本物語の舞台となっている王国。王都は″華の都″ヴァーミリア。
《 魔法具 》
魔力によって使うことができる道具のこと。様々な形状や効果があり、火をつけたり冷やしたりするような日常利用の簡便的なものから、爆発を起こしたり戦局を変えるような戦略兵器的能力を持つ国宝級のものまで幅広く存在する。
近年は魔法使いたちにより数多くの簡便的な魔法具が作られているが、特別な力を持つものは古代の神の時代からの遺産であり、人の手で作ることができない。
またそれらは使い手を選び、強い魔力を持つものしか扱えない。まさに選ばれたものしか扱えない道具となっている。
なお、魔法具には以下のようなランクがある。
・Gランク──別名ジャンク
・Fランク──別名ノーマル
・Eランク──別名スペシャル
・Dランク──別名レア
・Cランク──別名スーパーレア
・Bランク──別名ウルトラレア
・Aランク──別名レジェンドレア
・Sランク──別名、神代魔法具
《 冒険者ランク 》
冒険者にはランクが存在する。
S級 プラチナランク … 英雄、勇者と言われる存在
A級 ゴールドランク … 最上級の冒険者
B級 シルバーランク … かなり上位の冒険者
C級 アイアンランク … 中級の冒険者。才能無き者の限界
D級 ブロンズランク … ある程度経験を積んだ冒険者
E級 ペブルランク … 初心者を脱した冒険者
F級 ルーキーランク … 駆け出しの冒険者
《 魔力の色 》
ラティリアーナが発見した、魔法を使う際の魔力の色。
混ぜ合わせて色を作り、描くことで魔法が発動できる(ラティリアーナ談)。ただし魔石等を使った魔法ではこれらの作業が自動的に行われている。
『基本色』
赤……炎の力
黄色……電気の力
青……水の力
『効果色』
白……補助の力
黒……破壊の力
『合成色』
茶色……大地の力(赤+黄色)
緑……生命の力(青+黄色)
紫……消滅の力(赤+青+黒)
灰色……強化の力(黒+白)
水色…… 回復の力(青+白)
薄黄色…… 風の力(黄色+白)
薄緑……植物の力(青+黄色+白)
このうちラティリアーナは紫、白、黒を使うことが出来る。
《 謎のゲーム『ブレイヴ・アンド・イノセンス』 》
本作の鍵を握る″未来を知るゲーム″。リリスやアトリーの前世の世界にあった、いわゆるゲーム転生元。
なぜかリリスとアトリーで思い出している範囲に差があるらしいが、詳細は不明。
他にも転生者はいるようだが……。
現時点で判明している転生者
・リリス
・アトリー
・人形遣い




