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秋の夕暮れからの記憶  作者: 茶々
27/36

第26話 友達の友達




ガチャ


来栖さんとしずねえが僕の部屋のドアを開けて出てきた。

しずねえは明るい表情で、来栖さんは俯いて顔を手で覆っている。

どんな話をしたかは想像つかなけど、しずねえが来栖さんに失礼をした事だけは分かる。


「しずねえ…何言ったの…?」


「それは…まあちょっとね」


「はぁ…」


これは追求しても教えてはくれないだろう。

まあ流石のしずねえでも来栖さんが本当に嫌がることはしないだろう。


「来栖さん?しずねえに何か嫌なこと言われなかった?」


僕が来栖さんにそう聞くと、来栖さんは少し慌てた様子で


「う、うん!大丈夫!大丈夫だよ!」


と答えてきた。

大丈夫には見えないけど、本人がこういっている以上、これ以上の気遣いは不要だろう。


「それよりも、ごめんね待たせちゃって」


「ん、別に大丈夫だよ。

ゲームやってたらすぐだったし」


そう言って僕はゲームのコントローラーを見せた。


「お、香ちゃんは相変わらずのゲーム好きなんだね〜」


「そうっぽいね、来栖さんはゲームってやるの?」


「んー、昔は少しやってたかな〜。

卵形のやつとか、ポケットに入るモンスターを育てるやつとか」


という事は、最近のゲームはそんなにやってない感じなのかな?

今の時間は16時。

まだ時間ならあるな。


「まだ時間あるし、みんなでできるパーティーゲームでもやってみる?」


「そう…だね。

やってみたいかな」


「しずねえもいいよね?」


「うん!やろやろー!これでも私結構うまいんだから!」


という事で、みんなでゲームをやる事になった。



--------------------



「へぇ…最近のゲームってコントローラーの動きとかで認識するものもあるんだ」


来栖さんがコントローラーを持ってそう呟いている。

コントローラーの動きで認識するものは結構前からあるんだけどね…


「じゃあ始めようか」


僕達が今回やるゲームは、ミニゲームがランダムで選ばれて、1位の人に1ポイントが与えられ、初めに10ポイントに到達した人の優勝というシンプルなものだ。


「ゲームのルールとか何一つ分からないけど大丈夫かな…?」


「ゲームの説明は、ミニゲーム事にされるから、それを読めば分かると思うから安心してね」


「なるほど…それは安心だね」


来栖さんがそう言ったところで1つ目のゲームが選ばれた。

来栖さんは食い入るように説明を読んでいる。

読み終えたところで、僕の方を向いて言ってきた。


「これって…運だよね…?」


「そうだね、こういったゲームは結構運ゲーも入ってるよ」


運ゲーって実力関係しないから、微妙って思う人もいるかもしれないけど、僕は好きなんだよね。

運ゲーでしか味わえないドキドキがあるよね。


「じゃあ始めるよ」


そう言ってから、ゲーム開始のボタンを押した。

このゲームは、1人1人隠れる場所を決めて、最後まで残った人が勝ちというものだ。

ちなみに、僕は真ん中、来栖さんは右、しずねえは左に隠れた。


見つけにくるNPCは近づいて離れてを繰り返し、こちらをビビらせるような動きをしてくる。


「これ、凄いドキドキするね…」


「まあ、こうやって僕の所に近付いてきても、そのまま離れていくことも多い……っておい!離れるどころか近づいてきた!?」


そのまま僕は見つかってしまった。

残りは来栖さんとしずねえだ。


「わぁあ!こっち来てるー!」


来栖さんが声を上げる。

今敵NPCは来栖さんの隠れているところの目の前にいる。

来栖さんがビビるのも当然だ。


「これは私の勝ちかな」


しずねえが余裕の表情を浮かべている。


「しずねえ…そういうのフラグっていうんだよ…?」


「えっ?」


僕がそう言った瞬間、敵NPCはしずねえの所まで行き…


「あーあ、見つかっちゃったー」


しずねえは見つけられた。


「あれ?これって私の勝ち?」


来栖さんが戸惑っている。


「1ゲーム目は来栖さんの勝ちだね、おめでとう」


「くぅ…次は負けないよ?」


来栖さんが勝ったことで、来栖さんに1ポイントが入った。


間髪入れずに、次のゲームが始まる。


来栖さんがまた説明をしっかり読んでいる。


「これは、運じゃなくて実力かな…?」


そう、今回は運が一切関係ない、完全に実力重視のゲームだ。


「今度こそ勝つよ?」


「僕も本気で行くよ」


「わ、私も出来るだけ頑張る!」


僕はゲーム開始のボタンを押した。



ゲームが終わった。

結果は………僕が惨敗。


「来栖さん…本当に初めて…?」


「香ちゃんがゲーム上手じゃないのは知ってたから、勝てると思ったのになぁ」


「えっ?あれ?また私勝ったの?」


そう、1位は来栖さんだった。

というか、しずねえ、僕がゲーム上手じゃないの知ってたって…いや、確かに下手だが…それで勝てる確信を持つのは如何程かと…


とにかく、来栖さんが2連勝した。

驚くことに来栖さんはゲームの才能があったようだ。


「というか、しずねえもゲームうますぎでしょ…」


僕だけが、圧倒的に弱い状況になっている。


「昔、壮とずっとやってたからねー」


なるほど…そりゃあ上手くなるわ…


「来栖さんも凄いね、初めてでこんなに上手いなんて」


「正直、何が何だか分からないんだけど…」


来栖さん的には、気付いたら勝っていたみたいな感じなんだろう。

普通に凄すぎる。


そんなこんなで、ゲームは進んでいった。



--------------------



ゲームは終盤。


現在のポイントは


僕、3ポイント。

しずねえ、9ポイント。

来栖さん、9ポイント。


まあ、僕が弱すぎるのはさておいて、来栖さんとしずねえが激戦をしている。


そして今はラストゲームの最中だ。

僕は早々に退場したが…


「落ちてっ!」


「そっちこそ!」


そう言い合いながら、落としあいをしている。

時間制限がないゲームのせいで、どちらかが落ちるまで終わらない。

というか何で2人ともこんなにゲーム上手いんだよ…

ちょっと凹むぞ…


「あっ…」


来栖さんが少し操作をミスしてしまった。

しずねえがその隙を見逃すわけもなく…


「これで決まり!」


そのまますんなり来栖さんのキャラクターは落ちてしまう。


「あぁ…惜しかったぁ…」


来栖さんが悔しそうにしている。


「やったぁーー!!」


しずねえは年甲斐もなく喜んでいる。


どちらも表情は明るいので一安心。


結果は、しずねえが1位で終わったけど、来栖さんも満足したようだ。

楽しんでもらえたようで良かった。


「ゲームって楽しいね!こんなに熱くなるとは思わなかった…」


そう言って来栖さんは手で顔を扇ぐ。

テンションが上がって、熱くなったせいか、顔が紅くなっている。


「あれ?もうこんな時間?」


来栖さんが時計をみて、そう呟く。

今の時間は19時半。


「3時間があっという間だったね」


「ほんとに、それだけ楽しかったってことかな?」


「私も楽しかったよ〜まさか壮の他にここまでゲーム上手い人が居るとはね…」


「私はまだ自分でも信じられませんよ…ゲーム初心者なのに…」


「まあ、ゲームの実力って結構才能で左右するところあるからね」


「とりあえず今日のところはお開きにしようか」


このまま話してしまうと、もっと遅くなってしまう。


「そうだね、今日が本当にありがとね、お昼もご馳走になっちゃったし、ゲームもやらせてもらって、それにこれも…」


そう言って、来栖さんは僕のあげた熊のぬいぐるみを手に取る。


「こっちこそ、話聞いてもらえて助かったよ、ありがとね」


お互いにお礼を言って微笑み合う。


「それで、しずねえはどうするの?僕は来栖さんを駅まで送ってくるけど」


「今日泊まってくから、ここで待ってるね〜」


「了解〜…って泊まっていくんだ…今初めて聞いたよそれ…」


「だって今初めて言ったもーん」


もーんって…しずねえ、歳を考えなよ…


「香ちゃん?」


「いえ、何でもないですよ」


「ならいいけど」


しずねえの前で迂闊な事考えちゃダメだね。

今後気をつけよう。


「じゃあ来栖さん行こっか」


「う、うん」


そう言ってから、一緒に玄関に向かう。

しずねえが来栖さんに何か耳打ちをしていたが、気にする必要は無いだろう。


「じゃあ行ってくるね」


「お邪魔しました〜、静さんまたゲームしましょう」


「ん、行ってらっしゃーい、いつでも受けて立つよ!またね!来栖さん!」



--------------------



外に出た僕と来栖さんはなぜか無言だった。


(何で気まずいんだろう)


何となく、話をしづらい。

しずねえが来るまではずっと2人だったはずなのに。


「あのさ、秋海くん」


「な、何?」


「ちょっとだけ、寄り道してもいい?」


「?いいけど、どこ行くの?」


「まあ、ちょっとね」


そう言って来栖さんは僕の前を歩き始めた。

とにかく今はついて行くか。



--------------------



来栖さんについてきて着いた先は、小さな公園だった。

そこのベンチに僕と来栖さんは二人並んで座っている。


「今日、楽しかったね。

昼前に、秋海くんと駅で待ち合わせて、その後奏の誕生日プレゼント選んで、秋海くんの家でチャーハンを一緒に食べて、静さんと秋海くんと一緒にゲームをして…初めてだったんだ、誰かの家でゲームをして盛り上がるのって。

こんなに楽しい事だとは思ってなかったな…」


「うん、僕も今日は凄く楽しかったよ」


来栖さんがいなかったらここまで楽しい休日にはならなかっただろう。


「あのね、秋海くん。

私、気づいちゃったんだ」


「気付いたって…何に?」


「私は君の事が好きだって事に、かな」


「……え?」


今なんて言った?

聞き間違いじゃなければ、来栖さんは今、僕に…


「だから、私は、君の事が…秋海くんの事が好きみたいなんだよね」


「……………」


僕は何も言えなくなってしまった。

急な出来事すぎて、理解が追いつかない。

そもそも、どうして来栖さんが…?

ダメだ、分からない…


「急に言われて、驚いちゃってるよね…ごめん」


「いや、うん、えっと…」


どう答えればいいか分からない。


「説明するね。

実は私、いや、私と奏はね1年以上前から秋海くんの事を知ってたんだよね」


「え?」


1年以上前という事は、記憶がある頃の僕ってことだよな…

その頃に会ってたのか…?


「とは言っても、一方的にだけどね。

奏が高二の時の春。

奏は不良に、絡まれていた時があったんだよ。

その時、奏は1年生の男の子に助けて貰ってたんだよね」


え…それって僕の日記に書いていた…

あの出来事で助けたのが、奏だったのか……


「それが、秋海くんだった。

その時から、奏が秋海くんのことをよく話すようになってた。

そして、私も、秋海くんに興味が出てきた。

そして、この間の事故の時、奏がまた助けられたと言っていて、その後の仲良くなった話を聞いて、更に興味が出た。

多分だけど、この時から私は、秋海くんに好意を寄せていたんだと思う。

おかしいよね…直接話したこともない、ただ友達から聞いた友達の友達(・・・・・)の話だけで、好きになっちゃうなんて」


「……………」


僕は何をいえばいいんだろう。

分からない。


「そして、秋海くんと会って、話をして、今日初めて自分の気持ちに気付いた。

秋海くんにプレゼントを貰ったときに、好きだということに気付いた。

静さんにはすぐに気づかれちゃったみたいなんだけどね…」


それで、部屋に連行されていたのか…


「最初は、秋海くんのことを友達の友達(・・・・・)と思ってた。

だけど違ったの。

秋海くんは私の好きな人だった。

いつから好きなんてのは、はっきりとは分からない。

だけど今日完全に気付けた。

だから私は伝えたの。


もう一度、はっきり言うね。


私は、秋海くんの事が好きです。

私と付き合ってください」


「僕は……」


どう答えればいいんだ?

来栖さんの事が嫌いなわけはない。

好きだという気持ちを言われて、嬉しくなかったかと言えば嘘になってしまうだろう。

だけど、僕は、来栖さんの気持ちに応えてしまって良いのだろうか。


僕は、恋というものがよく分からない。

だから、好きと言われた今も実感がわかない。

だからなのだろうか、答えが出てこないのは。

本当にそれだけなのだろうか。

ただ、恋というものが分からない、それだけで答えが出なくなっているのだろうか。

恋というものが分からないだけなら、そういえばいい。

『ごめん、好きと言われても、よくわからないんだ、だから、来栖さんの気持ちには応えられない』と言えばいい。

だけど、それを言うことはできない。

それは何故か?

他に理由があるからに違いない。

その理由が分からない。


そういえば僕は前に、人に好きと言ったことがある。

その時は無我夢中で気付かなかったが、後から気付いた。

無意識に好きという言葉が出ていた。


なぜ、好きという言葉が出たのか。

それは…僕はその人(・・・)の事が好きだから?

もしそうなら、今回答えが出てこない意味もはっきりする。

それは、はっきりと好きな人が居ると答えなければならないからだ。


答えが固まってきた。

僕はあの人(・・・)の事が好きなんだろう。

思い返すと、そうとしか思えない。

僕はあの人(・・・)の笑顔が好き。

僕はあの人(・・・)の声が好き。

僕はあの人(・・・)を笑顔にしたい。

僕はあの人(・・・)を大切に思う。


僕は(・・・)の事が好きなんだ。


来栖さんにははっきりと本当の事を言おう。


「ごめん、来栖さん。

僕は、好きな人がいる。

だから、来栖さんの気持ちには応えれない」


僕は、来栖さんの顔をしっかりと見て答えた。


「そっか、うん、知ってた」


「え?」


「奏、でしょ?」


「うん」


「そっか、気付けたんだ。

秋海くんも自分の気持ちに」


「うん、来栖さんに告白されて、気付けた」


「迂闊だったなぁ…。

私の告白で、相手に好きな人が居ること気づかせちゃうなんて…」


「ごめん…」


「ううん、いいの。

秋海くんが奏のことを好きだってことは知ってたから。

傍から見たらバレバレだよ?」


「うっ…そうなんだ…」


まさか、自分でも気づけてないのに、来栖さんには気づかれていたなんて…

じゃあ…どうして来栖さんは告白をしたんだろう…


「あの…失礼かもしれないけど、聞いてもいいかな…?」


「うん、いいよ」


「何で、僕が奏のことを好きだって知ってるのに、僕に告白したの?」


「それは…自分の中で諦めを付ける為かな。

秋海くんの事を好きっていう気持ちをずっと伝えずにいたら、複雑な気持ちで、秋海くんの恋を応援することになるじゃない?

だから、私の気持ちを伝えた上で、秋海くんの恋を応援しようかなって思ってね」


そう言っている来栖さんは辛そうな顔をしている。

そして、ついに来栖さんは涙を流してしまった。


「はは、ごめんね。

断られるって分かってたのに…何でだろうね…ははは…おかしいなぁ…」


僕は、なんて声をかければいいかまた悩んでしまう。

とりあえず、僕はポケットに入れてあったハンカチを来栖さんに渡す。


「ありがと…」


「来栖さん、僕は、来栖さんの気持ちには応えられない。

その上でこんな事を言うのは本当にずるいと思うけど、言わせてほしい。

これで、来栖さんが僕のことを嫌いになるなら、それも仕方ないと思う」


「う、うん」


来栖さんはハンカチで涙を拭きながら頷く。


「今日、来栖さんと一緒に過ごして、凄く楽しかった。

きっと、来栖さんも楽しんでいたと思うんだ。

だから、僕は、この関係は、崩したくない。

だから、今のまま友達でいて欲しい。

本当にずるい発言だと思うけど、これが僕の本心なんだ」


僕は酷いやつだと思う。

正直言って最低野郎だ。


「そうだよね、秋海くんはそういう人だよね…。

うん、分かってた。

秋海くん、秋海くんは自分のことをずるいって言ってたけど、それは私も同じ。

秋海くんが奏のことを好きと分かった上で告白して断られて、そのまま関係が終了、ってなるとは思っていなかった。

だって、秋海くんなら絶対にそう言ってくれるって思ってたから。

こっちこそずるくてごめんね」


「いや、僕の方こそ本当にごめん」


「謝らないで、謝るべきは私なんだから」


「いや、謝る」


「謝らないで」


「謝る」


「謝らない」



・・


・・・


・・・・


・・・・・



「ふふ、何してるんだろうね」


「はは、本当に」


僕達は、お互いにしばらく謝りあっていた。

ついに限界が来て、お互いに笑い出してしまった。


「はぁ…、でもスッキリしたかな、これで自分の気持ちに素直になれる」


「自分の気持ち?」


「うん、私は、秋海くんの恋を応援するよ。

前までの複雑な気持ちはない。

ただただ、秋海くんに幸せになって欲しい。

そう思って応援するね」


来栖さんはそう言ってくれる。

正直、僕は少し複雑な気持ちだが、ここでそう思ってしまっては来栖さんに失礼だ。

だから僕は、素直に応援を受けよう。


「ありがとう、来栖さん。

そして、これからも、よろしくね」


「うん!どういたしまして。

こちらこそよろしくね!」


そう言い合ってから、僕達は駅に向けて歩き始めた。




「送ってくれてありがとうね」


「ううん、夕飯の買い物のついでだったし大丈夫だよ」


「今日は楽しかったよ、ありがとね」


「うん、僕も楽しかった。

また、遊ぼうね」


「うん!また家にお邪魔するね!」


「いつでも待ってるよ」


「ありがとう!

じゃあまた学校で!」


「うん、またね!」


別れを言ってから来栖さんは改札を通って、駅のホームへ向かっていく。

その時の来栖さんの表情は、憑き物が落ちたような、清々しい表情だった。

14時投稿予定が少し遅れました。

投稿直前に書き終えたので、誤字脱字が多いかもしれません。

指摘くださればすぐ直します。


来栖さんが主人公を好きになった理由が弱いかと思ったけど、実際好きになる理由って小さいものだと思うので、これで大丈夫って事にしておきます。


来栖さんに告白させるか、ずっと悩みましたが、結局させました。

主人公に恋心に気付かせるいい機会と思ってしまったので…



次回の更新は4/15の14時予定です。


今回同様に遅れるかもしれません。

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