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日常的感謝  作者: 中二病。
本編、みたいな。
4/6

食べる=生きる≧殺す

なんか書きたいように書いたら雰囲気が最終回っぽいから最終回でいいと思う。

「みんなが笑いあえる世界にならないかな」


「どうした急に」


「そう思わない?」


「…みんなってオレも?」


「うん」


「お前も?」


「うん」


「お前と全然関係ない誰かも?」


「うん」


「お前を苛めた奴らも?」


「うん」


「お前が今まで食ってきた奴らも?」


「うん」


「…思わないな」


「どうして?」


「無理だから」


「だよね」


「諦めが早いな」


「だって、生きるために食べるからね」


「そうだな」


「食べるってことは殺すってことでしょ?」


「そうだな」


「ボクはご飯が好きだよ」


「そうだろうな」


「たくさん生きるを貰って感謝してるよ」


「あぁ、オレもだよ」


「あと、美味しいもいっぱい貰ったね」


「その方が感謝しやすいだろ?」


「そうなの?」


「そうさ」


「今日はね、お腹空いてなかったんだ」


「珍しい夢だな」


「タンポポがたくさん咲いてたよ」


「へぇ」


「綿毛のタンポポを摘んで、息を吹きかけたんだ」


「うん」


「そこでね、気づいたんだ」


「何に?」


「ボクはタンポポを殺したんだ」


「そうかもな」


「きっとそうだよ」


「ちゃんと食べたか?」


「食べたよ」


「美味しかった?」


「…美味しかったよ」


「ふふふ」


「…ホントさ」


「じゃあ今日はタンポポ料理だな」


「タンポポはもういいよ、食べたから」


「タンポポだって料理すりゃ美味いさ」


「…ホントに?」


「ふふ、ホントさ」


「信じるよ?」


「あぁ任せとけよ」


今日はタンポポの天ぷらにしよう。

24時間以内に終わる作品とか自分でもビックリだよ。

気が向いたらまた続けるかもだけどね。

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