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〜第3ノ花〜 探し物はなんですか?

いやぁもう。ネタが尽きたわけでは無いんですが、書いてて止まっちゃう時結構あるんですよね。それで、途中友達にアドバイス貰ったりだとか、ノートに落書きや、マンガやラノベ読んで頭に新しい情報獲たりしてやっていってます。漫画、アニメ、ラノベ、ゲーム最高!!そんなヤツが書いたラノベです。ご覧ください。

アスレイ。金髪美少女。お嬢様口調だが、キョリエの前だとゆるゆるな感じが少々出てくる。うん。そんな感じだった。そんな感じのはずだったのだが…

「キョリエてめぇ調子こいてんじゃねぇぞ!!あぁ!?」

「どっ…どうしたのアスレイ…?」

アスレイは、黒い影のようなものを纏い、表情がまるで変わっている。まるで別人のようになったアスレイに怒鳴られたキョリエは、ブルブル震えながら、

「も…申し訳…ありません…アスレイ…さま…」

ライトは目を疑い、後ろからアスレイに向かって、

「アスレイ…だよな…?」

ビクッ!!…ファ〜ンと黒い影のようなものがアスレイの周りから消えていき、ふと目が覚めたかのように、アスレイは正気に戻った。

「アス…レイ?」

「あぁ〜…えーとぉー…」

アスレイは顔を赤くしながら手をおでこに乗せて、

「テヘペロ♡」

(えぇぇぇ…無理あるだろ…)

アスレイは顔を膨らませた。

(なんか心読まれたよーな…気のせいか?)

グスッ…ズズッ…

(ん?なんだ?)

「も…申し訳…ありまぜん…アスレイ…ざま…」

ライトとアスレイは、驚きながら、

「えぇ!?キョッ!キョリエ泣いてる!?泣くな泣くな!」

「キョリエ!私なら平気よ平気!!大丈夫!気にしないで!」

グスッ…

「ラ…ライトさま…」

(ライト……様!?)

「こ、こんな私を許してくれますか…?」

バキューン♡ライトは声も出なかった。コクッコクッ!!首を縦に大きく動かした。

「うぅ…ありがとうございます…」

キョリエは最後に嬉しそうにニコッと笑った。

(うおおお!こっこれが…ギャップ萌え!!良し!!ギャップ良し!!…まさかキョリエがっ!あのキョリエが!)

ライトが喜んでいる時、アスレイはキョリエの頭を撫でながら、

「はーい。大丈夫よ〜。落ち着いて〜落ち着いて〜。…ちょっと待っててねライト。」

「おう!!」

…5分後…

ゴホンッ…

「す…すまなかったな。ライト。」

「おう!全然大丈夫だぜ!キョリエ!」

ライトはキョリエを見ながら、ニヤニヤしている。キョリエは顔を赤くし、

「ラ、ライト…!貴様ってヤツはー…!!」

「はーい!そこまで!!喧嘩はおしまいよ!」

アスレイが間から割って入ってきた。

「「ス、スミマセン。」」

そうして、やっと本題の探しものの件について話が始まった。

「それで?ライトは、ヒマリちゃんという方を探しているんですよね?どんな身なりをしているか教えてくださる?」

「あーっとね。ヒマリはな、まず、ピンク髪のツインテール。そして、身長155cmくらいで、目の色が赤。それでいて……」

ライトはひたすらヒマリの身なりや特徴を言っていく。それを聞いていたアスレイはボソッと、

「お姉ちゃんみたい…」

「お姉ちゃん?」

「ううん。ごめんなさい。別になんでもないわ。続けて。」

ライトは続けてヒマリのことを話した。聞き終えたアスレイは笑顔で、

「うん。だいたい分かったわ。それに、そんなにすぐヒマリちゃんの身なりや特徴を言えるなんて、ライトは妹思いなのね。」

ライトは恥ずかしがりながら、

「普通だろ。そんなことより悪いなアスレイ。手伝ってもらうなんて。」

「別に構わないわ。困った時はお互い様よ。」

「あぁ。助かるよ。それで、アスレイの探し物というか、落し物というのはどんなの?」

「あー。えーとね…赤いペンダントなんだけどね…」

「赤いペンダント!?アスレイ様!それってもしかして!?」

いきなりキョリエが、驚いたように話に入ってきた。

「なんだ?そんなにスゲェー物なのか?」

「スゲェー物なんてもんじゃない!あれは…

「キョリエストーーップ!!」

アスレイが話を中断させた。そうするとキョリエは、何かを思い出したかのように、

「そ、そうでしたね。申し訳ございません…アスレイ様。」

ライトは不思議そうに、

「ん?何が?」

「とっ!とりあえず!赤いペンダントを探してほしいの!」

「あ、あぁ。分かった。」

(これはきっと言えないパターンだな。あったばっかのヤツに言えない事があったって当然の事だ。良し。俺は赤いペンダントを探せばいいん……ん?あれって…)

「それじゃあ、街に行って探しましょう。」

「な、なぁアスレイ?」

「どうしたのライト?」

ライトはゆっくり指を指しながら言った。

「あの子犬がくわえてる赤いペンダ…

「あ!あれは!!アスレイ様のペンダントォー!!」

いきなりキョリエが、叫びながら走り出した。子犬が赤いペンダントをくわえていたのだ。

「ま、待てってキョリエ!」

いきなりキョリエが叫んだことにより子犬は驚き、走り出した。ライトは、

「ダメだ…またキョリエの奴また暴走してやがる…アスレイ!!二手にわかれ…

「まてぇーー!犬ぅぅぅううう!!!」

(えぇぇ!?…ほんともう…チームワークってのを知らないの…(泣)ダメだこりゃぁ……あぁ!ちくしょう!!こうなりゃヤケクソだ!!)

「あぁぁ!まてぇぇぇぇえ!!クソ犬がぁぁぁぁ!!!」

ライトもキョリエとアスレイに続いて走り始めた。…だが。

(なんだ!?この子犬足速っ!って、待って!キョリエもアスレイも足速っ!皆足速すぎっ!ちょまっ!体力ももう限界…限界なんですけどー!?)

「そうだ!」

キョリエがなにか思いついたように言った。そして、

「天より高く、我の信仰は強く強くあり続く。…

「いやダメだからぁぁぁぁ!!攻撃魔法なんて絶対ダメだからぁぁぁ!!死人出ちまうだろがぁぁぁ!!!」

ハッ!

「そ、それもそうだな。まてぇぇ!犬ぅぅぅう!」

(いや、ほんとにもう…二手に別れて挟み撃ちみたいな協力プレイは出来ないの…?(泣))

その時だった。バンッ!!

犬が見知らぬ大男の足にあたり、その大男に捕まった。

「ん?これは…!?」

キョリエとアスレイが先にその大男の前にたどり着いた。大男は驚いたように、

「これはこれは!キョリエに、アスレイ嬢!!」

「ハァハァ…お、お前は、ヴァルクか…」

「ハァー…ハァー…ヴァルクさん、ですか…その犬捕まえてくれてありがとうございます。…そのペンダント…」

「あぁ!やはりアスレイ嬢の物でしたか。滅相もない。お役に立てて光栄です。」

遅れてライトが到着。

「ゼェーハァー…ゼェーハァー…ゴファ…ゴホッ…ハァー…ハァー…ぺ、ペンダントは?…大丈夫だったか?…アスレイ…」

ムッ!ヴァルクと呼ばれる大男に睨まれた。そして、

「貴様、アスレイ嬢のことを呼び捨てとはいい度胸だな…?」

「あぁぁー!いいのいいのヴァルク!彼は友人よ。私がそれでいいと言ったの。」

「そっ…そうでしたか。それは失礼しました。」

ヴァルクはライトの前に立ち、

「私の名はヴァルク。王家 タン・ファランス家に仕える剣士だ。」

「王家 タン・ファランス家…?」

「「あ…」」

キョリエとアスレイは、口を大きく開けながら止まった。ライトは、

「え…え!?アスレイって、王家の一族なの!?」

はぁ〜…

アスレイは溜息をつき、

「そうよ。私はタン・ファランス家 次女。アスレイ・タン・ファランスよ。」

キョリエはヴァルクに向かって、小声で、

「アスレイ様は他からなにか恨まれ、攻撃されたらと思い自分が王族ということを隠してなさったのに…お前ってヤツァ…」

「はぁ!?そんなこと知らねぇぞ!先にいえよ!!」

「な!?何言ってんだてめぇは!」

ゴホンッ… シーン…

アスレイはライトに向かって、

「このペンダントはね。今は亡き父 ソリュエド・タン・ファランスの物よ。元国王。あまり記憶にはないけど、父は私にこのペンダントをさずけてくれたらしいわ。特別な魔力によって持つ者を守ってくれると言われている特別なペンダントなの。それでね。父は…

「アスレイ嬢。話を中断させてしまって申し訳ありませんが、暗くなってまいりました。そろそろ屋敷に…」

ヴァルクはアスレイに向かって言ってきた。アスレイは、

「ん?そうね。そろそろ帰りましょうか。」

キョリエはライトに向かって、

「すまない。今日はこれで終了だ。明日またヒマリという方を探しに行こう。」

「あぁ。分かった。」

「それではまた明日。」

アスレイ達3人は、スタスタ帰っていく。

「え?あのぉー。俺帰るところがないのですが…」

キョリエは困った顔をして、

「そんなものは知らない。自分で宿でも探すんだな。」

「いや…金もないのですが…」

「金?カースの事か?」※カース 金のこと。

いきなりヴァルクが、

「そんなものは知らん!!自分で何とかせい!王族に頼るな!アスレイ嬢の友人かなんだか知らんが、男なら野宿でもするんだな!!」

(えぇぇぇぇぇぇ!ここは泊めてくれるというのが異世界物のテンプレでしょ!?ここは一番重要でしょ!?朝起きたら「おはよう」って、笑顔で言ってくるヒロインがいる。それが異世界物なんだよ!?それなのに、野宿!?無理無理!おかしいでしょ!?そうだ!アスレイなら…)

「アスレイ…?ダメっすか…?」

「えっ!?」

アスレイも困った様に、

「…あ…あははぁ…また…明日ね!」

(えぇぇぇぇぇええええええええ!)

ヴァルクがアスレイの背中を押して帰っていく。アスレイは、

「じゃ!じゃあね!明日日が出てきたら街の中心にある噴水の所で待ち合わせね!!」

「お…おう…」

スタスタ帰っていく3人。だんだん小さくなっていき、とうとう見えなくなってしまった。途中戻ってきて、「やっぱりウチくる?」的な展開を期待していたのだが、来なかった。異世界にとばされてきて初めての夜だ。

(あぁ…もう…お家帰りたい…もう…テンプレ通りに進めば良いのに…どうしてこうなるの…(泣))

なんか二回連続して次回予告とかしてきたんですが、次回予告とかこの次の話まとまってないのにやるとかありえないですよね。だから今回前の次回予告のせいで結構迷わされました。次回予告f○ck!!自分で書いといて何言ってんだろうね。


「この花のある世界で」のTwitter始めました。@konohana160 で、検索すれば出てくると思われます。上げる度にツイートするので、宜しければフォローしてください。固定ファン1人でもいてけれるだけでこっちは、とてつもなく嬉しいのです。w

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