サード・エンド
「マグナスが死んだ!」
「この人でなし!!」
「死んでねーよ!!」
残骸の中からアフロになったマグナスが出てきながら叫ぶ。
「…何故アフロ、それと大入道は?」
「俺がぶつかった瞬間死んだ」
「「「えぇ………」」」
アフロが鬘だったらしく外しながらマグナスが答えると、周囲の一般プレイヤーたちはドン引き(これでもトッププレイヤーなのだが、常識ハズレ過ぎて理解が追いつかないのだろう。内心俺自身も追いついてないが)していた。
締まりがないものの、倒したことは事実。無事にすべての条件を満たした俺たちは再びスタート地点へと戻るのだった。
「はぁーい、こちら外部通信よー」
唐突にオカマボイスが入ってくる。
「このゲームの乗っ取りを画策した犯罪者はもう捕らえたわよん。ってことで生き残った皆にはちゃんとご褒美にログアウト機能を付けちゃうわよー。今までなんでできなかったか、って言われちゃうと、表に出せないあれこれの秘密があるからとしか言えないわぁー。そういうことだから、デスゲームじゃなくなったこのゲームを引き続き楽しんでいって頂戴ね」
投げキッスのような音を最後に、オカマボイスは途切れた。
……なんだったんだろうなあのオカマ。
メニューを見ると、ログアウト機能がちゃんと使えるようになっている。
「ああ、やっと終わったトナー」
「命懸けでゲームをするのはもう懲り懲りだ。二度となくていいわ」
トナカイさんが感慨深そうに言うと、葬儀屋さんも同調したように言う。
「とりあえずログアウトして、また時間置いてから続きをやろうか?」
「それがいいトナー、リアルの体がどうなってるかも確かめたいトナ」
「元の体に慣らす意味もあるだろうし1週間辺りを目安にまた落ち合うか」
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「あの似非オカマの解決は思ったより遅かったが無事終わったしずらかるぞ」
「うぃー」
「おk」
「分かったー」
「はい」
最後まで黒ローブでロクに素顔を見せなかったWorld Endのメンバーは放送の直後には既にギルドハウスに戻っており、そこから全員が一斉に姿を消していた。
生活感が申し訳程度に残ったギルドハウスは、メンバーの騒々しさとは対照的な様相をしていた。
多分次回でエピローグ?




