ダイビング・ミッション
フレンド機能が陸の皇を倒したことで解禁され、知人間でのやり取りが非常に楽になって数ヶ月。ある生産職のギルドが海の底へと向かえ、尚且つ船外活動を可能とするアイテムの制作に成功したという知らせがシュンランさんから届いた。
どうやら鎌鼬が提携しているギルドらしく、トッププレイヤー郡に優先的に渡してほしいという話であり、ソロプレイヤーや鎌鼬以外のギルドには整理券を送付するのでそれを渡して受け取るように、という連絡も来ていた。
「見た目は飴玉みてーだな」
「んで、効果時間って幾らだっけ?」
「無制限って聞いてるけど」
「マジか」
あちこちで聞こえる効果についての会話を聞き流しながら引換を済ませ、少し離れた木陰で休憩する。
「…ちゃんとゴールに近づいてんのかねー、コレ」
深い青色の、ともすればビー玉のように見えなくもないソレを、説明書きでは噛まずに飲み込めばログアウトするまで効果が持続するようになっているとか。一体どうやって実験したんだろうな。
俺は少し躊躇いを覚えたがそれを押し殺すようにして、ソレを飲み込んだ。
特に変化はない。が、これで海へ繰り出せるのなら安いものだろう。
服や何かも水を吸わないように薄膜的なもので水中にいる間は覆ってくれるらしいので、濡れることもないらしい。攻撃は通るのに、不思議なことだ。
いや。もしかしたら単に圧力だけを軽減して、実際は水のないエリアが常に迷路のように張り巡らされてるんじゃ…?
考えても仕方ないか。とりあえず、これで行ける狩場も増えたことだから、早速行ってみるとしようか。
途中の会話はWorld Endのメンバーによるものです。そろそろキャラ紹介でもしようかなぁ…。




