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 【機械地獄〗  作者: amago.T/
19/31

USBメモリ 19

『──私は、あんまり知らないし、覚えてない。

 よくマンガとかであるみたいに言葉だけしか解らないって感じでもなくて、なんでか言葉すらわからなくって、おじいちゃんに言葉を教えてもらったんだ。

 おじいちゃん曰く、私は純粋にはこの国の人間じゃないんじゃないかって。

──なんか、はじめのうちは、どこかの国の言語と似たような発音をしてたからって。

 でも、ほんとに私は何にも覚えてなくって、だからもちろん歳もわからなかったんだけど、おじいちゃんが私を見つけた日を基準にして、一応数えてる。

 その日がたまたま閏年(うるうどし)の2月29日だったから、変速的で、数えづらいけどね。

 だから、今、私は4歳。

 みんなみたいに数えると、16歳……かな?

 おじいちゃんに拾われてからそれだけ経ったってだけで、ホントは拾われる前にも何年かあるから、もしかしたらもう成人式くらいの歳なのかも。

 ま、それでも一応まだ学生だけどね。』


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