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第三話 暗黒のラブレター

今回は短めです

「ど……どうしよう」

え? なぜ僕が冒頭から悩んでいるかって?





それはね!






「こ……琴音先輩! 好きです! つきあってください!」

こう言う事です。



時間は少し遡って、学校

靴箱の所で琴音を見かけた。


僕は琴音の手に持っている物を気づいた。


シールで封をされた封筒だ


どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう



 ってか目を凝らして見たらハートのシールって!?

 どんだけ乙女な男だよ!?


 と、とりあえず、暫く、見張ってよう、うん、



 あとを着けて居ると屋上に行き着く



 くそぉ……ありきたりな場所を……



 僕はバレなよう屋上に侵入した

 そして判りづらい場所に隠れる

 ドアだと気づかれるから窓から入った





 少しの時間が過ぎる




 ガチャ




 っと、音がする





 来た……琴音に告白しようとしてるのはどこのどいつだ?





 聞耳を立てる




 「こ……琴音先輩! 好きです! つきあってください!」



 ここで冒頭とつながる。


 

 ってか正面に入ってそれが第一発生かよ!?

 


 本当どうしよう、マジどうしよう。


 ああああああああああああああああああああああ


 くやしい……ここで僕の恋は終わってしまうのか?


 嫌だ、諦めたくない


 「ご……ゴメンナサイ!!」


 

 あ、そうだった 

 


 何を焦ってたんだろう。僕、

 今までだって琴音はラブレターを断り続けていたじゃないか


 

 なんでこんなに焦ったんだろう、


 やっぱり、琴音の事好きになってしまったんだ







 「はぁ……」

 僕は悩んでいる。


 琴音は今までのラブレターをすべて断っている

  

 つまりハードルが高いって事だ、


 僕はどうすればいいんだろう、


 「ふ、また落ち込んでいるようだな」

 僕は席を立ち教室を出ようとした


 「おいおいおいおい、流神亜、お前なにさりげなく逃げようとしてるんだよ!?」

 クッ 要のやつ!!何故今、こんなときに僕に突っかかるのか!?


 「僕は今忙しい!」

 言い切ってやった


 「まぁ、俺が取っておきのギャグを言ってやるよ、」


 「アルミ缶の上にあるミカンとか言ったら今度こそ僕教室からでるから」


 「なぜバレタ!?」


 「お前のネタは分かり切ってるんだよ!!!!」

 周期的に今日がこのネタだとおもった


 「仕方ない、本当に取って置きのネタを披露してやるよ」


 「ちょ!? ま!?」

 ダメだ! こいつが本気の親父ギャグ言ったらろくでもないことにしかならない!






 とめないと!!

  





 しかし遅かった、こいつは教室にいながらこの階全域に聞こえるような声で


 「鏡よ鏡よ鏡さん!」


 ……なに言ってるんだこいつ?


 そう思ったら小さく「てめーは美しくねえよ」と、叫んだ聞こえてきた。


 なんなんだ? なにがあったの?


「はぁ!? お前には分からないんだよ! 裸エプロンの良さが!」

 ダメだ、完全について行けない…


 「んじゃあ…僕忙しいから…」

 とにかくこの空気を抜け出したかった





 

 「あらら? ちょっと~! そこの君~!」

 どうしよう、どうやって琴音との元の関係を取り戻そう……


 「ねーえー! きこえてますか~?」

 とりあえず、誤解を解かないと……


 「ありゃりゃ~、聞こえてないですね~」

 そもそも、もう元の関係なんて取り戻せるのかな?

 自信なくなってきた


 「正義の鉄拳~!」


 「いたいぃ!?」

 痛い!? なんなんだ!?


 「もしもーし~? 聞こえてますか~?」

 だれ!? この人? もしかしてこの人が殴ったの!?


 「い、いきなり、殴らないでよ……」

 だれ? この人? 知らない人を普通叩くのか?


 「うふふ、ごめんなさい~、でもあなたが人の話を聞かないから悪いんですよ?」

 だからってなんで急に殴ってくるんだよぅ、痛い


 「あなた、恋で悩んでるでしょぅ!」


 「しょ!? しょんにゃことありましぇん!?」


 「動揺してるわね! うふふ、面白いじゃない!」

 

 「いや、ですから、べ、別に、助けが、必要なわけでは、ない、んです」

 どうしよう、俺の秘めた思いがばらされてしまう、やばい、どうしよう


 「手伝ってあげるわ!」


 「ごめんなさい! 本当にばらさないでください!! なんでもしますから!」


 マジでやばい、ばらされるのはやばい、そんなことされたら永遠に琴音と仲良くなれない


 「あなた、勘違いしてるわよ」


 「……へ?」

 勘違い?何を?


 「手伝ってあげるって言ってるの、あなたの恋を成就してあげるわ」


 「いえ、余計なことしなくていいです」

 これはおれの問題だ、俺だけで片付けるべきだ、それにこの人面白がってる節が


 「ねえねえ! この子ね! 好きな人が!」


 「ごめんなさい! 手伝ってください! お願いします!!」

 このご好意は素直に受け取っとこう。

 受け取らないと僕の人生が終わってしまう


 「うふふ、素直でよろしいわ!」

 素直じゃ嫌なんだけどね、本当に、今死にたくない


 「私は2年3組の『阿北(あきた) 姫璃(ひめり)』よ! あなたのキューピットをするわ!」


 と、年下なの……? この人? 

 僕のプライドは一瞬にして崩壊した











登場キャラクター


名前 阿北 姫璃

 読み あきた ひめり

 詳細 初めて見たときから主人公をからかって面白がってる後輩

    根は悪くない 

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