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─イビルハント─ 殺魔の銀閃  作者: あまみなし
銀狼と悪魔の子
3/8

銀狼の狩り II

「目標を載せた貨物船はこの小惑星帯を通過するようだ。俺達は一足先にこの小惑星帯に入り、身を隠す。」

『そうなりますと、今回は強襲作戦ですか。』

「ああ。まず、敵の武力を制圧する。完了次第、内部に乗り込み、目標を回収する。」

『かしこまりました。ではお茶も用意しておきましょう。』

「オービー、システムチェック頼む。」

『オラ!オラ!(了解!了解!)』


狩りの時間だ、マルコシアス。



──────



─未開拓小惑星帯(ユナイトスターズ宇宙航路省データベースの記録ファイルより)─


そこに数隻の船が、岩陰に潜んでいた。

その中で最も巨大な貨物船で、


「周囲に反応ありません。ボス。」

「よし、警戒レベルを2に下げろ。」

「了解。」


彼らは宙賊。

宇宙空間で航行中の船を襲っては、物資や積荷を強奪し、それらを闇ルートで売り捌くことを生業としている。


「いゃ〜今回は大収穫でしたね〜ボスぅ〜。」

「当然だ。俺ら"蛮鬼"はレッド(ファイブ)に名を連ねる大盗賊団だ。まあ、俺らはその別働中隊で俺もその隊長ってだけに過ぎねえが……。」


今回の件が無事に成功すれば、俺の組織内での地位は大いに上がる。

そうすりゃ、幹部クラスにだって上がれるかもしれない。

だから、失敗は許されない。


「ボス!巡回中の2機の通信、ロストしました!」

「ああ?ったく、こっちから繋げられねえのか?」

「先程からずっと試みていますが、依然として繋がりません。」


妙だ。

レーダーに熱源反応はない。

岩にでもぶつかったか?

いや、あの辺はそんなに岩はないはずだ。


「チッ、小型艇を出して見に行かせろ。」

「り、了解!」


ボスは椅子にドカッと座り、腕を組んだ。


「何もなきゃいいが……。」


 ─20分後─


「ボス!調査班が!!」

「ああ?見つかったのか?」

「い、いえ!調査班との通信も途絶えました!!」

「なんだと!!」


ボスは椅子から立ち上がり、メインヴィジョンのレーダーに目をやった。

確かに画面には通信ロストの表示があった。

だが依然としてレーダーに他の反応はなかった。


これは偶然じゃない。

レーダーに映っていなくても、明らかに何者かの手によるものだ。


「総員戦闘配置につけ!警戒レベルをマックスまで引き上げろ!!」


艦内に警報が鳴り響きクルー達が慌ただしく走り出した。


「どこの誰かは知らねえが、俺らに喧嘩を売ったこと、後悔させてやる!」



──────



『マスターの読み通りですね。敵が警戒体制に入ったようです。』

「見えない敵……獲物からすればこれ以上にない脅威だろう。」


相手のレーダーの探知範囲外からの超遠距離射撃。

相手を警戒させ、戦闘機を母艦の防衛のために密集させる。

こんな簡単な罠にかかるとは、相手の指揮官はそこまで大したことはなさそうだ。


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