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僕達は廻っている。  作者: 犬バケツ
循環スペクタクル
8/8

ー閑話ー 一香のお使い

閑話休題

「そういえばさ、凛音(りおん)君はなんでここに来たの?」

凛音君と段ボールを片付けている時にふと、そんなことが気になった。

「やべっ忘れてた。ええ〜っと、実はこの本を返しにきたんだ。」

そういって凛音はニ冊の本を取り出した。

「時をかける少女」、そして「七回死んだ男」……

なかなか趣味があうチョイスだ……

「凛音君、なかなかいい趣味してるね。」

「んっ?ああ、それを借りたのは僕じゃなくて友達。僕は代わりに返しにきただけだよ。」

なるほど、それで凛音君と会ったことが無かったんだ。

少し残念だ、語れると思ったのに…………

「その友達とは、なかなか趣味があいそうだね。凛音君のクラスメイト?」

「ああ、黒髪ショートボブの如月一香っていう奴なんだけど、覚えてる?」

「んーあんまり人の顔とかみないからなー。覚えてないや」

覚えてないのもしょうがないだろう。なぜなら人の顔や名前を覚えるというのは、吹雪ちゃんの「苦手なことランキング」堂々の第三位なのだから。因みに一位は勉強

「そっか。よかったら今度会ってみる?一香も本とか好きらしいしさ。」

「マジ!?是非話してみたいな!」

凛音君の友達か………きっといい人なんだろうな。

そんな事を思いながら、私は凛音から受け取った本を直した。

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