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後日談:気になるエリーの結婚式2

これにて、エリーちゃんの結婚式は、終わりとなります。

まぁ、予想通りとなりました(笑)

再開と同時に、私は椅子から立ち上がり、椅子は速やかに片付けられました。

ようやく、続きのようで、父はクリストファー様の前に共に歩んで行きます。そして、私の手は、今度こそ、彼に渡されたのです。何やら、先程よりもお召し物が立派なような気もしますが、レースの隙間からでは、限界がありました。


「すまない、エリー・・・」


「仕方ありませんわね」


シュンとしている彼に、これ以外の言葉は、出ませんでした。後ろに居た父が、クリストファー様を見ています。


「エリーの事を、頼みますよ」


「はい、勿論です」


真面目に答えるクリストファー様。・・・鼻にある詰め物が、滑稽に見えますが、場を読んでか、誰も吹き出しませんでした。

なお、神官様の問いかけからは、何も起きませんでした。神官様の悟りを開いたかのような、優しい微笑みが、クリストファー様の鼻にチラチラと向いていましたが、まぁ、仕方ありませんでしょう。

無事に、本当に無事に、式は進み、我々は書類上は夫婦になりました。

勿論、この後は、家族を招いた、公爵家の晩餐会です。

今回お招きするのは、私の実家たる伯爵家の両親と先代様夫婦、姉夫婦に妹と弟たち、更には異例ではありますが、実父の弟であり現男爵夫婦と嫡男のご子息です。たまに、再婚等をする際に親族としてはあるそうですが、晩餐会に招待するのは、あまり無いのだとか。


「彼等も呼ぼう、君の家族であり実家なんだから」


クリストファー様が言って下さったから、叶った事です。これには、本当に嬉しくて、飛び付いちゃったんですよ、クリストファー様に。ところが、不意の事だったのか、鼻血を出しちゃったんですよねぇ・・・。

思えば、この頃から、兆候はあったのです。お義母様の先見には、頭が下がります。母親だからといえば、そうなのですが、これが無かったらと思うと、悲惨な結婚式になっていたでしょう。

公爵家に来た弟達が、その豪華さにビックリしていますが、和気あいあいとした雰囲気で、晩餐会は始まりました。口上は勿論、公爵様です。


「皆様、エリスティーヌ様とクリストファーの夫婦が、末永く幸せに暮らせますように祈りを込めて・・・乾杯!」


何だか恥ずかしくて、でも嬉しくて。両家がニコニコしながら続く優しい時間が、このまま続いて欲しいと思いました。

穏やかな晩餐は、あっという間に終わり、家族達はお帰りの時間なんですが・・・・・父がやらかしました。かなりのペースでお酒を飲んでいたので、嫌な予感はしていたんですが、どうやら当たったようです。

父は酔っ払い、帰宅が難しくなったのです。まぁ、良くある事らしく、家族は泊まって行く事になりました。


「まったく・・・カレンの時は、家で酔っ払い、エリーの時は大事な晩餐会で酔っぱらうなんて・・・」


母が呆れていました。父がぐでんぐでんに酔っぱらうのは、初めて見ました。それだけ、私達は父に大切にしてもらったのでしょう。きっと、これからも。

・・・・・しかし、エラの時はどうなるんでしょうか? 今からかなり、心配なんですが。

とまぁ、晩餐会でバタバタしましたが、今日は結婚式なんですよ。

つまりは、花嫁花婿には、儀式があるわけで・・・・・


「まぁ、こうなるわよねぇ・・・」


侍女の皆さんが、綺麗にしてくれたんです。自分でも、ビックリするくらい、フワフワモチモチのお肌なんです。流石、公爵家。一流の腕をお持ちの皆様です! ネグリジェも薄めのタイプを着用しています。恥ずかしい!

準備万端で、緊張しながら、寝室で待っていた訳です。そう、初夜のはず、だったんですが・・・。


「す、すまない・・・」


目の前には、結婚式の二の舞になった、クリストファー様。はい、彼の整った鼻からは、真っ赤な鮮血がドバトバと、滴っています。謝っている彼は、視線を反らし、必死に止めようとしていますが、全く止まっていません。

此方に待機する時に、何故か侍女の方から、ベルを渡されたのですが、理由を今、理解しました。どうやら、結婚式にてやらかしを見ていた奥様が、危惧したみたいです。流石、母親ですね。ありがたく、ベルを鳴らしました。

直ぐに、侍女の方が来まして、別室に連れて行かれたクリストファー様は、二度目の大量鼻血放出という訳で、ドクターストップがかかりました・・・。

私も普通のネグリジェに着替えて、その日は、普通の睡眠となりました。

とにかく、クリストファー様の鼻血がどうにかならない限り、無理でしょう・・・。

でも、嫌ですよ? 鼻血が原因で、お世継ぎが生まれないとか!! 私はそんな美女じゃありませんから!


とまぁ、こんな感じで、私達の夫婦生活は、幕を開けたのです。克服できたのは、少し経ってから・・・だったのは、お伝えしておきますね。

本当に、克服出来たのは、嬉しいような、大変なような・・・?


私、ハッピーエンドへ向けて、歩き出しました。

次はエラちゃんの結婚式です!

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