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第35話 一目惚れの大騒動です?

お待たせ致しました!

次回もお楽しみに☆

レイチェル様が言いかけた辺りで、殿下のダンスが終わり、歓談や自由なダンス時間となります。とはいえ、普通はご挨拶からです。終わったら、ダンスや会談になるのです。


「今日は伯爵以上しか居ないから、規模は中くらいかしら? あら、両親が呼んでいるから、直ぐに行ってくるわ」


レイチェル様、ご挨拶に向かっていきます。流石、公爵家。我々はもう少し先ですね。伯爵家は最後ですが、中規模なパーティーでは、普段よりも長めにお話が出来ます。少しだけですが。

更には、姫様と是非とも結婚させたい方々は、息子を進めますから、まぁ、やはり長くなってますね。身分的に、9人の方々が候補になっている訳ですが、姫様の好みならば、問答無用で婚約まで持っていくんじゃないでしょうか。

王族からは、陛下の年の離れた王弟殿下。エラにぞっこん、少し残念なエルリック殿下。

公爵家からは、私の婚約者クリストファー様。他にも、二人の未婚の少年や青年がいる。

侯爵家からは、四人の未婚の青年と少年達。

姫様は、15歳。婚約者の候補者は、下は13歳から、上は22歳まで。最年長が王弟殿下ですわ。本当に、選び放題ですわね。こうして見ると。

とはいえ、婚約者との仲が悪い方も居ますから、せめて、そんな方々に当たって欲しいですわね。


「エリー、そろそろ行くわよ」


おや、そろそろご挨拶の時間が来たようです。

我が家は伯爵家ですが、安定している分、上から数えた方が早い伯爵家なのです。筆頭伯爵家ではありませんよ? そんな面倒な立場を、父達は嫌がってますし。今の筆頭伯爵家は、王家の遠縁に当たります。でも、隣国の姫様を頂くには、伯爵家では無理と判断されました。お陰様で、伯爵家の方々は、一部を除き気楽なものです。


「本日はお招きに預かり、光栄でございます、陛下」


お義父様の挨拶で、無難に挨拶は終わりました。陛下も、我が家には娘しかいませんから、穏やかに父と挨拶しています。・・・・・あの、エルリック殿下? エラを凝視し過ぎでは? 視線が煩いですわよ? 陛下も気付いたのでしょう。婚約者候補ですもの、エラは。陛下も知っていますから、これには苦笑いでした。人の心は、難しいものです。

こうして、無難に挨拶は終わり、我々は次の方へ譲ります。挨拶が終わるまでは、殿下もあそこから動けませんからね。

なお、姫様とは無難な挨拶だけでした。うちと、関わり合いになるのは、あまり無いでしょう。お友達ならば、あり得そうですが。


「・・・殿下も相変わらずね?」


扇子で口元を隠しながら、楽しそうなカレン。やはり、分かりやすかったみたいですよ、殿下(笑) エラは不思議そうにしてますから、あれだけ煩い視線に、気付かなかったようです。天然気味な部分は、良かったのか、悪かったのか・・・。


「しかし、あの姫様、どうするのかしら?」


カレンが自然に流した視線の先には、未だに挨拶をしている姫様の姿が。流石、姫と呼ばれるお方。挨拶も和やかにされています。


「誰か一目惚れでもされれば、話は早いんでしょうけど・・・」


そうなれば、早いでしょうが、それはそれで、面倒が色々と増えそうで嫌です。カレンも、面倒と顔に書いてあります。


「そんな事があったら、全力でくっつけそうですわね? うちの陛下は・・・」


カレンの言った事が、あながち、間違いとは言えないため、ちょっと怖いです。


「あら、二人とも、面白い話をしてますわね」


そちらを見れば、レイチェル様が居ました。いつの間にか、挨拶まで終わらせていたようで、こちらへ来てくれたようです。


「あら、レイチェル様・・・あら? アンジェリーナは?」


ふと、カレンが辺りを見ますが、エラは近くには居ませんでした。カレンたら、今、気付いたんですね?


「エラでしたら、先程、お友達のところへ参りましたわ・・・」


そういえば、カレンの婚約者殿も、会場に呼ばれて居ましたわね? つまり、カレンもそわそわしていた、一人だったようです。


「姫様のお相手、まだ見つからないみたいですわね?」


レイチェル様の視線が、ちょっと怖いです。確か、今日の候補者の中に、レイチェル様の婚約者候補の方が居たはずです。とはいえ、問題ないでしょう。レイチェル様は王家の親戚筋。生半可な場所には嫁げませんから。


「そうですわね、今日の候補者の中に、お眼鏡に叶う方が居ればいいのですが・・・」


我が国の優良物件は、間違いなく、この9人でしょうし。後は、個別に話をする機会を、王族監修のもと、行うのでしょう。


「あら?」


カレンの言葉に、そちらを見れば、あらぬ方を見ています。何か驚いているような・・・? その視線の先を私も追いかけました。

そこには、ある方向を見たまま、熱い視線を向けた、姫様が居ました。あれは、恋する者の目です。どうやら、姫様のお眼鏡に叶った方が居たようです!

姫様の視線の先、そちらに居た方は何方どなただろうと、また、視線を向けます。


「・・・・・えっ??」


瞬間、私の顔から、血の気がザッと引いていきます。


「エリー? 貴女、どうしたの?! 真っ青じゃない!」


レイチェル様が私を呼ぶ声も、私には遠くに聞こえます。だって、姫様の視線の先。そこには、同じように姫様を見ている、彼の姿があったのですから・・・・・。

ねぇ、何でよりにもよって、貴方なの? 神様は、意地悪ですわ・・・。

その後は、レイチェル様に両親を呼ばれ、私達は王家に挨拶したのち、早々と、帰宅したのでした。

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