第24話 目覚めと冷静な判断です
お待たせ致しましたm(_ _)m
次回も誠意執筆中です。
お見合いが、我が家の庭で行われています。あぁ、エリーは自覚するかしら? 姉として、近くで確認したいけれど、私は近寄れません。勿論、アンジェリーナも、両親もです。
が、この判断を、我々家族は後に、盛大に後悔する事になります。
「大変です! お嬢様がっ!!」
メイドの叫びに、慌てて向かった我々の先には、自慢の庭園に準備されたお茶の支度があり、その場には、倒れたエリーと、真っ青な顔でエリーの名を呼んでいるクリストファー様。流石に未婚の女性に触る訳にはいかないからか、揺すったり、触るのはメイドがしていました。
「「「エリー!!!」」」
「エマお姉様!」
私達の悲鳴が木霊しました。クリストファー様の真っ青な顔を見た瞬間、相手が格上だからとかいうのは、頭から抜け落ちました。
「クリストファー様、エリーに何をしたんです!? 散々、直接的な言い方で告白しろと、申し上げましたでしょう!?? そもそもエリーの貴方に関する気持ちはマイナスだとすら、わたくし、申し上げましたよね!?」
クリストファー様に詰め寄った私、絶対に間違っていないですわ。父は元々、このお見合いには、思うところがあったようで、真っ青な顔でエリーを抱き上げ、部屋へ連れて行きます。家族も後に続いていきます。幼い弟たちは、クリストファー様を睨み付けています。あの子たち、エリーになついていますからねぇ。クリストファー様、どんどん、敵を作り上げています。
「すまない・・・頑張って、言ったんだ・・・でも・・・」
ここまでヘタレだと、エリーを任せるのは、心配ね・・・。やはり、他の方を探そうかしら?
「はぁ、がっかりですわ、クリストファー様・・・自分の影響力も、何もかも、理解できない貴方には、エリーを任せられません、諦めて下さいませ」
最後通告いたします。エリーがどうしてもとでも言わない限り、間違いなく、家族は反対にまわるでしょう。本当に、肝心な部分で、ヘタレを発揮しないで頂きたいわ!
「・・・嫌われたんだろうか? 僕は、エリスティーヌとの未来を掴みたいんだ! 気を失う程に嫌なんだろうか・・・・・」
「それを壊したのは、貴方御自身ではなくて?」
私の冷やかな声に、真っ青なまま、クリストファー様は項垂れていました。
ーーーーーさて、彼の今後次第では、エリーとは二度と会えないでしょうから、親友に報告しなくては。ついでに、お説教もしてもらいましょうか。エリーを追い詰めた事、許しませんから!
◇◇◇◇◇
何でしょう。ふわふわした寝心地は、心地好いはずなのに、沢山の声がしています。
「エリー!」
「あぁ、エリー!」
「エリー!!」
「エマお姉さま!」
「「おねえさま!」」
・・・・・普通、静かに寝せてくれませんか? 昨今の物語でも、目覚めてから、騒がしくなるはずなのに。
「うーん・・・」
余りの合唱に、目が急速に覚めていきます。パチリと覚めて見て、固まった私は、悪くないはずです。広いベッドの左側、扉がわに、家族が勢揃いしていたのですから。
「ひっ!」
小さな悲鳴くらいは、許して下さいませ。皆様、涙でぐちゃぐちゃの顔だったのですから。小さな弟たちは、ベッドによじ登って、座っています。多分、そこしかなかったのかなぁとは思いますが、淑女のベッドに上がるのは、マナーとしてどうなのかしら? 上の弟は、10歳ですよ?
「ヴェリィィィ~~~~~、目がざめで、ヨガッタよ~~~~」
・・・・・お父様、涙のせいで、発音がおかしいですわ。
「ごめんなさいね、エリー・・・また貴女に負担をかけてしまうなんて・・・!」
お母様? 発言が何かおかしいですわ。どういう事なのかしら?
「??? すみませんが、状況がイマイチ分からないのですが・・・?」
きょとんとして問う私に、涙ながらの家族からの説明で、ようやく事態を理解しました・・・。
誤解やら勘違いやら、まぁ、私も内心よく分かっていなかった部分やら、とにかく私と家族との認識に、かなりの開きがあったのです。
「まずは、私が気絶した理由ですが、・・・・・わたし処理能力を越えた事態になったからですわ」
はっきりと申し上げましたが、家族は理解が追い付かないらしく、固まっておりました。なお、一番理解していたらしいカレンも、意外な理由に目を見開いていました。
「まさか、クリストファー様が、私を慕っていたとは、思っておりませんでしたから・・・」
えっ? そこから? という視線を、カレンから受けましたが、結局、説明するならば、そこからしか出来ませんでした。
「嫌がらせかとすら思っていたのですが、どうも、違うらしく・・・クリストファー様は、どうやら自分の与える影響力を、いまいち理解していなかったようですの、それ故に、嫌がらせかと思った訳ですが・・・」
家族の微妙な視線が辛いです。ですが、きちんと説明しないと、後々が面倒になりそうなので、仕方ありません。
こうなったら、恥ずかしいですが、全部ぶっちゃけてしまいましょう!




