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第21話 我が家の事件です!

次回は、7月21日の予定です。

作者の都合上、変わる場合があります。ご了承下さいませ。

この日、我が伯爵家に、事件が起きました。

時刻は朝食が終わった頃です。あの王城のパーティーから、数日が過ぎております。穏やかな朝食が過ぎて、さぁ、各々が動こうかという時に、執事が慌てた様子で入室して来たんです。


「た、大変でございます! た、只今、王城と公爵家より、使者が参りました!」


一瞬で、空気が氷つきました。まさか、の場所からの使者です。父なんて、顔色が青くなっています。


「・・・・何で、両方なんだ?」


父の、この世の終わりのような顔は、多分、一生忘れないでしょう。何となく、内容は分かりましたけど。王様からなら、エラが婚約者候補に選ばれたとか、そんな話でしょう。確か、公爵家のお嬢様は性格的にきつく、王子様が泣いて嫌がったなんて、社交会では噂されていました。そのせいかは分かりませんが、公爵家は今代では選ばれないと聞いています。現王は姉妹が多く、皆が公爵家や侯爵家に嫁いだとか。それ故に、王城では血の濃さを、危ぶまれたと聞きます。

しかし、公爵家からは何故に?


「はぁぁぁ!? 何で選ぶんだよ!?」


・・・・・お父様が、金色の飾りが付いた便箋を開き、黙々読んだ後の第一声が、これでした。まぁ、気持ちは分かります。うちと王族が結ばれても、あまりメリットは無いんですよねぇ。


「・・・・・エラ、よく聞きなさい、王様から、お前をフレデリック様の婚約者候補に選んだと、通知が来た・・・悪夢だ」


お父様、本音が漏れていますわ。溺愛しているエラに、降ってわいた婚約話。お父様からしてみたら、嬉しくありませんわね。


「何を他人事みたいにしてるんだ、エリー・・・お前にも来てるんだよ、クリストファー様の家からな!」


あ・・・、察しました。あれは、冗談かと思っていましたが、嫌がらせに、自分の人生を差し出したりはしませんよねぇ?

そこに、カレンからの追撃が来ます。


「お父様、エリーが恋愛に対して鈍いのは、ご存知でしょう? あれだけ露骨に、好き好き攻撃をされて、スルー出来るのは、凄いと思いますわ・・・あれには、回りから同情されてましたから」


カレン、色々と聞いてないのですが!? 貴女、私に隠し事をしていたんですね!??


「・・・・・はぁぁぁ、しかし、エリー? お前には彼のところからしか、釣書は来てないぞ? 他は無いんだからな?」


うぅ・・・、夜会では声をかけて下さる方も居るのに、何故なんでしょうか? 正直、クリストファー様は苦手なんですよ。あの方と関わると、録な事がありませんから・・・・・。女性達には睨まれますし、陰口は当たり前。他にも意地悪多数の嫌がらせを受けました。助けてくれたのは、いつもカレンであり、原因の人物は特に何もしていないという、こちらだけが被害に合っている理不尽な状況。

これで、好きになるとか、絶対に絶対に! ありえません!


「・・・そんなに力説しなくても」


困り顔の父には悪いですが、クリストファー様と婚約したら、間違いなくファン、もといお慕いしているであろう皆様に、刺される未来しか浮かびません!


「・・・・・彼は一体、何をやっているだ?」


同感です、お父様。私の平穏の為にも、諦めてもらう方が良いに決まっています!


「やはり、レイチェル様に相談ですわね・・・」


姉の言葉には、誰も口を出せませんでした。真意が分からない以上、レイチェル様に相談するのが、一番だと、誰もが気付いたからでしょう。


「ねぇ、エリー? 貴方、クリストファー様自身が嫌いな訳ではないのよね?」


カレンの質問に、少し考えます。まぁ、彼自身は嫌いでも好きでもありません。悪い方ではありませんからね。自身が与える影響力を、まったく理解していないところが、嫌いですが。


「そう・・・」


何故かこの時の姉が、凄く怖く感じました。笑顔のまま、なのにです。

・・・・・え? 結局、私。クリストファー様とお見合いするんですかねぇ?

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