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第17話 シンデレラは・・・?

次回は5月12日更新予定です。

作者多忙につき、予定通りに行かない場合があります。ご了承下さいませ。

とうとう、来てしまいました! お城の舞踏会です・・・!

来たくなんてありませんでしたが、王様の勅命です。貴族なら、絶対に断れないのです・・・・・。

更には、王子様の花嫁探しという話題により、本日のパーティーには、社交デビューした年頃のご令嬢の、ほぼ全員が来ているのではないでしょうか? 婚約者がいる方も来てますけど、・・・・・はい、我々が気にする必要はないでしょう。例え、目の前で、微妙な空気が流れている、カップルが居たとしても。えぇ、気にしません。スルーします!

勿論、朝からてんやわんやは変わりません。普段と違うのは、誰もが楽しみにはして“いない”ところでしょう。我が伯爵家は、王家と繋がりがなくても、変わらないのですから。逆に、縁を持っても、デメリットが大きいですから、本当に要らない縁なんです。


「さぁ、行くよ」


いざ、戦へ! くらいの心構えで、父が会場に入ります。王家の皆様は、一番最後に入場しますから、伯爵家の我が家は、真ん中ぐらいの入場です。はぁ、今日は普段よりも人が多く、何だか知らないような家名が次々呼ばれています。


「・・・こんな家、ありましたかしら?」


大体の貴族には、学園で顔見知りですが、今日は知らない方々が多いのです。お陰で会場は、香水が混じり、匂いがきつい状態でした。


「あぁ、あそこは数代前に没落してるよ、今の当主は雇われているはずだ、あそこは確か、家族が城で働いていたはずだ、宮廷貴族だから、我々とはあまり会わないからね」


父が説明してくれます。成る程、没落した一族と、宮廷貴族が来てるから、人が多くなっているんですね。王様、どこまで招待状を送ったんでしょう? 会場に入りきらない気がしますけど。


「一応、貴族階級と、海外の方々だけのようだね、没落しても籍は残るからね、貴族ならば意地でも来るよ、今回は美味しいだろうしね」


クスクス楽しそうな父には悪いですが、私は帰りたいですよ。エラは楽しそうですけど・・・。何だか嫌な予感がするんですよねぇ~。


「カレン、エリー、エラ」


急に呼ばれて、そちらを見れば、レイチェル様がいらっしゃいました。美しい、ピンク色のドレスです。ちゃんとマナーは守っていますから、問題ありませんが、彼女が居ると言う事は。


「やぁ、ご令嬢方」


やっぱり、クリストファー様が居ました。更には、ご学友の皆様も! この方、苦手なんですよ~!


「ごきげんよう、レイチェル様、クリストファー様、ウォルター様、ジャック様」


姉が代表して答えてくれましたが、何でよりにも寄って、こっちに来るんですか!! 周りの視線が怖いんですけど!?


「カレン、赤いドレスなんて、思いきったわね? 似合っているから、羨ましいわ・・・はぁ」


ため息混じりに、姉を見るレイチェル様。まぁ、小柄でスレンダーなレイチェル様と、女性らしい体型の姉では、似合うドレスは違いますからね。なお、嫌みではなく、本当にそう思っているのは、付き合いでわかります。レイチェル様、素直なんですもの。


「エリーは、ミントグリーンなのね? 淡い色でふんわりして、妖精みたい!」


「ありがとうございます、レイチェル様」


お世辞でも嬉しいです! 父は似合うと可愛いしか言わないし、家族では参考にならないので。


「お世話じゃなくてよ? エラは水色ね? 明るい空の色! 素敵だわ! あら? ドレスはエリーと色違い? 随分と色で印象が違うのね?」


レイチェル様がしげしげと、私とエラのドレスを見ています。レイチェル様が言う通り、今回はエラの希望で色違いのお揃いドレスです。姉は似合わなくて、デザインは変えましたが、所々でお揃いの飾りが付いています。流石、天下の公爵令嬢。直ぐに気づきましたか。


「はい、我々も着てみたら、印象が大分違うので、驚きましたわ」


この後も、レイチェル様と、会話をしていたのですが、とうとう、王族の皆様が入場する時間になりました。・・・・・成ってしまいました。あぁ、帰りたい!

この後の展開が予想出来てしまうからです!

そして、王族の皆様の入場が高らかに告げられます。我々は勿論、カーテシーですし、殿方も正式な軍下の礼をします。

後は陛下のありがた~いお話を聞いてから、順番に挨拶をして、それから王族の皆様がそれぞれのパートナーとダンスをしてから、我々がダンスをします・・・が!

ダンスが終わると直ぐに、王太子殿下のところは、人だかりが出来ました。うわぁ・・・、あそこには近付きたくありません! 怖いです!


「・・・エリスティーヌ嬢、ダンスのお相手を頼んでも?」


なんて、考え事をしていたら、いつの間にかクリストファー様から、声がかかりました。あぁ、逃げられなかった・・・。


「・・・・・ヨロコンデ」


感情が付いてこない了承をして、淡々とダンスに向かいます。当たり前ですが、彼は天下の公爵子息様。つまり、超優良物件です。なので、女性の皆さんの視線が怖いんですよ!


「ウフフ、頑張ってね♪」


レイチェル様、他人事だからって~!!

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