双子の過去3
その日から私達は毎日私達の運動能力についてのことを研究するために色々な実験が行われた。
その研究によって私達には、運動能力だけでは無く自然治癒力なども普通の人よりも高いということがわかった。
その事がわかってから私達に毒の血清を作るために色々なヘビの毒などを注射されたり、骨を折られ何日で治るかなどの実験が行われ私達は常に体がボロボロだった。
「お姉ちゃん私達いつになったらここから出れるのもう私ここ嫌だ」
そう言うと唯が泣き始めてしまった。
「大丈夫だよ何があってもお姉ちゃんが守ってあげるから」
すると愛が唯を抱きしめる、
だが、抱きしめたその手が震えていたことが、今でも覚えている。
次の日
「さぁ今日も楽しい楽しい実験のお時間ですよ」
その日も白衣の男がやってきて笑いながら言った。
「私達はいつまでここにいないといけないんですか」そう愛が尋ねると笑って白衣の男が答えた
「う〜んどうだろうね、、、あっ死ぬまでかな、じゃあ行こっか」
そう言われて私達は無理矢理部屋から出されて、いつも通りに実験室へと向かう。
だがその最中にいつもと違うことがあった、
廊下を歩きいつもの実験室に向かう途中で一人の男に出会った、
その男は手首に手錠をして、全身白い服に身を包んで絹の様に真っ白の髪をした男だった。