双子の過去2
そこにあったのは鉄格子の中にベットとトイレがある、とても子供が暮らすような部屋では無かった。
その部屋の前が普通の部屋では無いことが当時5歳の私達でも直ぐに理解出来た。
「お姉ちゃんやっぱりここやだ」唯が今にも泣きそうな声で愛に訴える、
するとさっきまで丁寧な口調で私達を案内していた白衣の男が私達の背中を押して鉄格子の中に入れ、南京錠で鍵をかけた。
その後白衣の男は人が変わったかのように汚物を見るような目で私達を見つめて、
「お前らはこれからこの施設で暮らすんだずっーとな」
と一言だけ言って去っていった。
男が去っていくと唯が愛に抱きついて泣きじゃくっている。
「唯大丈夫何があっても絶対お姉ちゃんが守ってあげるから」
「、、、うん」
次の日
「おい、お前ら出ろ」昨日とは違う白衣の男が鉄格子の南京錠を開けると私達に手錠をかけると地下に連れていかれるとそこには多くの機械と手術の道具のようなもとがあった。
「じゃあ、その台に仰向けに寝っ転がってくれるかな」
その日から私達に地獄が続いた