46 パーティーメンバー強化
前々から考えていたことを実行しようと思う。
自分は職業が5つまで設定できるようにしたが、それでは一人だけ万能型になってしまい、バンの専門性を特化させざるを得ない。
別に何かで楽をしたいわけではない、決してそうではない。
本心は、バンが、こちらの異常性に気付くか、それがいつになるか、それが問題なのだ。
バンも同じように成長できれば、戦略の幅も広がるし、生活の質も向上するだろう。
全てを自分で決めなくていい、バン自身の希望などを幅広く叶えてあげられる。
決して楽がしたい訳では無い。
あ、言葉を変えて同じことを考えたな。
と言う訳で、今日の寝る前カタログ読書夢想は中止して、気合を入れる。
スキル名称:バン第2職業
スキル効果:バンの第2職業枠を追加
発動代償 :設定してください
発動代償 :MP500消費
消費CP :5000000CP消費
ん?CP消費がよく分からない、アイテムボックスを創造するのと変わらないのかー、と思ったら0の数が違う。
ナニコレ?
あ、もしかして、世の中全ての「バン」に第2職業が追加されるって認識?
バンの名前は、純粋にバンだが、略称としてバン何某が、バンと呼ばれることもある。
それら全てに適用されるなら、このCP消費は多いのか、少ないのか、いや、よく分からない。
もっと創造設定を明確化しなければいけないだろう。
スキル名称:パーティーメンバー第2職業
スキル効果:パーティーメンバー第2職業枠を追加
発動代償 :持久0消費
発動代償 :MP0消費
創造代償 :MP400消費
創造代償 :持久750消費
消費CP :2000CP消費
前より、持久もMPも最大値が上がっているから、ギリギリを攻めてみた。
結果、自分の職業追加と同じ、CP消費で実現出来そうだ。
しかし、あの苦しみをまた体験することになるのか。
でもまぁ、以前より堅牢な地に居る訳だし、回復促進のスキルもある。
前よりは朝の復活はマシになってくれている、と信じよう。
「ぐはぁ?!」
「ロイ様、今日は遅かったですね。夜更かしでもしたんですか?」
早寝早起き習慣が続いていたが、今日は陽が登ってからの起床である。
ステータスを確認してみると、7割ほどまで回復している。
ありがたいことに、回復促進のスキルが発動したからだろうか、スキルレベルが上がっている。
今のところは第2職業で十分だろうが、先々のことを考えると、第3、第4も必要になってくるだろう。
CPの節約も大事だが、ステータス基礎値の向上と回復促進スキルのレベルアップも重要になってくる。
ギリギリを攻めずに、創造代償の項目を増やして、HPを消費するのもありか?
でも、HPは生命値な訳だし、おいそれと消費するのも怖い。
でも、消費しないことには回復促進のスキルレベルが上がることは難しくなる。
戦闘で不意に消費してしまうより、意図的に、管理的に消費して鍛える、と言う考えならば安全性は保てるかもしれない。
パーティーメンバー第2職業(-/-)
パーティーメンバー第2職業を追加
※パーティーメンバーから離脱すると、追加設定事項はリセットされます
なるほど。
でも、問題は、パーティーメンバーの数の問題だ。
現状、パーティー編成のスキルをイジってしまっているのだが、それが、この職業追加にどこまで適用されるのか。
通常通り、6人なのか、スキルの影響で24人なのか。
今は確認の術がない。
イヌワシと警戒鳥は、動物であるので、職業概念が存在しない。
モンスターなら進化過程で、人間同様に職業概念的なモノが存在するが、果たしてそれが同様に扱われるかは謎だ。
いつか、そんな大所帯になったら、確認出来るだろうけど、ここに24人の仲間か。
余裕で住める広さはあるが、まだ、住居や村や町としての機能すら未完成だ。
ただ、ごつい城壁があるだけで、中は貧相だ。
それにこんな僻地に来たいと思う人が居るとは思えないし、そもそも来れないと思う。
せめて、ナイル流通は維持したい。
ここの生命線とも言える存在だ。
人材は欲しい、でもそれが無理なのは確認済みだ。
ナイルの空間転移は、術者本人しか機能しない。
手を繋いでも、しがみ付いても、転移するのはナイルだけ。
そして、マジックバックの特性である、「生き物は入れられない」が最大の壁だ。
一番近い、ミラード開拓都市からの移民を要請するにも、時間は掛かるし、設備も整っていなければ、これに応じてくれる人が居るとは思えない。
ミラード開拓都市は発展している。
そんな場所から過酷な場所に行きたいと思う人などいないだろう。
居たとしても、多分犯罪奴隷だろうから、それはそれでお断りだ。
悩ましい問題だ。
あ、バンの職業、どうしよう。
職業 戦士9(78/90)
2職 未発現
意外と戦士レベルが高いな。
バンは殆ど弓を使っているから、弓士の職業が発現するのはほぼ間違いないだろう。
そしてその発現も間近だ。
頃合いを見て発現したら、職業変更をして戦力強化をしよう。
あと少しな訳だから、訓練で発現を待つか、森に遠征するか。
収集の為にも森に遠征にした方がいいかな。
「午後から出発何て、初めてですね」
「いやぁ、なるべく早く検証したいことがあってね」
「新しい建物でも建てるんですね」
うん、バンの2職を設定したいんだけどね。
まぁ、そう言うことにしておこう。
素材を確保したいのは二の次ではあるけど、必要な事には変わらない。
現状、必要最低限の建物しか建てていない。
無計画にホイホイと建築するのを控えている。
何かを建てても、使わなければ意味は無いし、修繕や掃除の手間も掛かる。
リペアによって修復すれば良いのだけど、その確認をして周るのも面倒だから。
優先度を付けているけど、結局は必要性が無いので建築していない。
勿論、必要性が出て来た時の為に資材、素材は確保しておきたい。
だから城壁内には無駄に木が積み上げてある。
何よりも、岩が足りていないのは事実だけど。
「はぁ、ナイルさんに岩を注文するとか出来るのかなぁ」
別に普通に岩で良いんだけど、特別な石材とかでなければ凄い量の岩を買うことになりかねないな。
城壁は周辺で採れた普通の岩だけど、建築の際に最適解され、普通の岩では無いように見える。
でももう城壁は造ってしまったわけだし、普通の岩を買うと、多分、置き場所が無くなるんだよなぁ。
特別な石材を買っても、城壁よりも良い素材で作られた城内の建築物ってどうなんだろう。
大量に買って、建て替える?
値段も質も、よく分からない。
畑区画も整備しちゃったし、そうするとまた、大変だ。
やはり、森の中、魔境の中で石材が確保できる場所を確保するのが賢明だろう。
とりあえず、森の中はある程度整地してあるけど、ブラックホースと馬車はここまでだ。
多少は中に入っても大丈夫だろうけど、ブラックホースもイヌワシが心配だし、森の手前で待機させよう。
「結構な範囲まで森に入りましたけど、魔境と言うのは、何か明確な違いがあるのでしょうか」
「うーん、どうだろう。目安は木のモンスターが居たら、もうそこは魔境ってことみたいだけども、運よく木のモンスターを避けて進んでて、実はもう入ってたりして」
「えぇ?!ロイ様、モンスターの気配が少しでもしたら、すぐに教えてください!!」
バンは弓を構え、全方位を警戒し始める。
バンもそれなりに森の気配を察知することが出来るようになりつつある。
でも、収集して舗装してしまっているので、無駄に見通しが良くなり、逆を言えば、舗装外からは隠れる所がなく、向こう側は隠れられる。
バンの感覚では、聴覚と視覚しか使えず、スキルとしてもモンスターの気配を探ることは出来ていない。
何となくではあるが、気配察知のスキルが発現しそうな予感がしないでもない。
期待大である。
今日からの編成としては、密かに作っておいた鋼鉄の長剣とグレイウルフ素材を主とした軽装革鎧。
予備武器はバックパックに入れておく。
バンは、いつもの弓と新作の鋼鉄の槍を、予備武器とさせて、防具は同じくグレイウルフ素材の軽装革鎧。
基本的には遠距離支援で、前衛と言うか、不手際で抜かれてしまった場合は、槍で対処して貰おうと思う。
矢に関しては、アイテムバック運用して貰う。
整地された場所では、バンは中央で固定砲台で、自分が隠密で走り回る予定。
群れや集落的な場所を見つけた場合は、バンは木の上からハグレモノの対処、自分はズルいかも知れないが隠密で暴れさせてもらう。
「さて、バンくん、今の所周囲には何もいないっぽいけど、一応警戒ね」
「はいっ!」
さて、集めようか。
読んで下さり有難う御座います。
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今後とも宜しくお願い致します。




