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42 製鉄してみる

ナイルは露店市を回収して夕方前には帰って行った。

そのまま鉄鉱石を仕入れに行ったのかな?

まぁ、何となくだけど、明日の早い時間に持ってきそうだな。

折角の貰いものを早速有効活用しよう!

狼肉は手を掛けて加工してみよう。

薄切りにした方が良いかな?

ウルフ肉は薄切りって程でも無くても良いかな?

グレイウルフは折角だし、大き目に行こう。

肉質はやっぱりモンスター化が進むと美味しさも比例するはず。

少なくとも狼系はそのはずだから。

調味液に漬け込むのは、一晩くらいで良いかな?

壺貰って良かった。

オーク肉は誤魔化し無しに生の方が良いな。

焼く時に塩と胡椒を掛けるか、追加で調味液を加えるか、って方が良い気がする。

夕食と同時進行で処理するのって、バンと一緒でも結構大変だ。

あー、水の魔石と火の魔石があれば、お風呂とか作れちゃうのかな?

んー、何か色々あって眠いな。

「バンくん、今日は早めに寝ようか」

「そうしましょう」


カラン!カラン!

「ご注文の品をお持ちしましたー!」

「むぐぅ。早いなぁ」

「夜明けすぐですね」

「予想通りなのが怖い」

目覚めの屈伸をしつつ、城門に向かう。

「ナイルさん、ピンの場所って城門内に移せませんか?勝手に入って貰って構いませんし」

「あー、ピンを抜くと、ピンが消滅してね、復活まで1ヵ月は掛かるだ」

そんな制約があったのか。

まぁ、ホイホイとピンを移動させられたら苦労は無いよね。

「納品場所は、前に見せてくれた製鉄小屋でいいかい?」

「あ、そうですね。ここで出されても困りますし、製鉄小屋でお願いします」

勝手に行って貰っても良いのだけど、置く場所位は指定した方がいいか。

「あ、この辺りで」

「重いから、そこが良いんじゃない?」

1箱で50㎏なのかな。

まぁ、木箱でも中身は鉄鉱石な訳だし、耐久的に50㎏が適正なのかな。

あ、鉄鉱石って結構ゴツゴツしたものなのか。

採掘したままだとこんな形なんだ。

「はい、これ」

ん?本?何故置く?

製鉄技術(機密扱い)

「これは、貰うとマズいと言うか、どうやって手に入れた……いや、聞かないでおきます」

「そうだね、聞かない方が良いよ。でも読んだ方が良いと思うよ。だから置いたんだよ」

あ、意図的な忘れ物的な扱いなのか。

その後は、売却証明書の提示と帳簿の記載を見せて貰った。

「後ねぇ、これは普通にあげる」

「何ですかこれ?凄い立派で大きな本ですね」

色々な絵が描かれている、品物を紹介する本?

「それは魔導具のカタログね、暇なときにでも読んで、欲しい物があったら言ってよ」

「こんなに詳しく記載されてるんですね」

「じゃなきゃ、買う気になれないでしょ」

「それにしては詳し過ぎません?」

「あー、買うか買わないか、そもそも買える資産があるかよく分からん奴にはパンフレットを渡すから」

カタログ、パンフレット、先進国では商品を売るのに色々な手法が用いられるのか。

でもさすが魔導具生産に特化した国、ザードはこんなに魔導具を作っているのか。

高いけど、買えない金額と言う訳でもなさそうだ。

うーん、寝る前の読書を再開しよう。

「んで、鉄鉱石は仕入れたけど、次は何が欲しい?」

「あ、え、考えてませんでした」

「前に種や苗が欲しいとか言ってなかった?」

そう言えば城外の畑区画をどうにかしたいと思っていたけど、問題はここで育つかどうかが問題だ。

「この地域で育ちそうな物を適当に見繕って頂くことは可能ですか?」

「うーん、それは聞いたり調べないといけないから、最低でも5日は掛かるかな」

「あ、別に急がなくても大丈夫ですよ。製鉄もしたいですし、木材を取りに行ったりもしたいですから」

「急ぐも何も、俺暇だし」

商人が暇って言っていいんだろうか。

あ、ナイルは面白さで動く人だった。

城門前の畑区画を上手く耕す方法を考えないと。

でも、物を作るにしても、製鉄が先か。


「結局、朝食前に帰りましたね。何だか忙しい人ですね」

種や苗に関しては、ナイルに畑区画を考慮して、任せることにしたら、視察がてら城門を越えて、そのまま帰って行った。

午前は早速製鉄してみよう。

で、その前に製鉄技術本をある程度は読んでおこうかな。

「なるほど」

久し振りに本を読んだから、「高速読解」のこと忘れてた。

一瞬で内容を理解してしまった。

まぁ、早速得たばかりの技術を製鉄で活かそう!

って、属性魔石付きの溶鉱炉は効率が良いな。

あ、インゴットの型が無い。

適度な砂型で良いんだっけ、素材的に砂と言うより土型だけど。

で、出来るのが、銑鉄せんてつなる物か。

「あれ?これ、鉄?」

溶鉱炉、高炉で出来るのは銑鉄せんてつで、とのことだけど、今目の前で冷却中の物は鑑定上、鉄。

あれ?工程飛ばしてる?

あ、図式思い出した、これ目の前にある溶鉱炉と同じだ。

あれ?高炉なるものを興味本位で造ったけど、要らない?

溶鉱炉を鑑定しても溶鉱炉としか出ない。

溶鉱炉自体が最適解されてる?

この溶鉱炉は銑鉄せんてつの工程を飛ばせる?

まぁ、銑鉄せんてつは要らないし、ありがたい最適解だけれども。

次の土型を用意して、インゴットを量産しよう。

「バンくん、それ運んで~」

ドンドン鉄鉱石を追加していこう。


「んー、これはどう言うことだろう」

「何ですか?」

100㎏の鉄鉱石って結構簡単に無くなるんだな。

分かってはいたけど、鉄鉱石100㎏が鉄100㎏になるとは思っていない。

でもこれはどういうことだろうか。

鉄と鋼鉄が目の前に置かれているのだが。

まぁ、殆どが鉄で、鋼鉄が少し。

何回か、やってみないことには分からないが、この溶鉱炉は鉄と少しの鋼鉄が精錬出来る?

「本の知識が間違ってるとは思えないけど、建築した溶鉱炉の性能が上だった、ってことなのかな?」

じゃあ、高炉を使うと、更に上位の鉄素材が精錬できるのか?

鋼鉄の上って何だろう。

まぁ、鉄鉱石を使い切ってしまったから、検証はまた今度で良いか。

ってか、熱いし大変だし、1日100㎏で良いかな。

土型を置く場所も考えると、今が限界って感じだし。

「固まるのを待つ必要があるから、新型馬車は作れないな」

と言っても、溶けた鉄ってどれ位で固まるんだろう。

これも検証かな。

「ロイ様、水浴びしません?」

「そうだね、今なら冷たい池に飛び込みたいよ。水浴びしたら昼食にしようか」

しばらくは良いがお風呂小屋建設は急務だな。

木はもう魔境方面の森に行くしか無いし、あるかは分からないけど、岩も。

後は森の腐葉土や土も欲しい。

でも森に行くには現状の荷馬車では2頭牽きの大型化にしてしまっている。

解体して作り直すのは、何となく勿体ない気がして仕方ない。

でも、ナイルからマジックバックを5つ貰ったから、追加で2.5t運べる。

でも、食べ物関連を入れてるのもあり、魔法具のマジックバックは一品限定の物しか入れない様に使い分けよう。

それでもバックパックの容量が一番なのだから、身軽にすれば、そこまでブラックホースには負担が掛からないかな?


今日は荷馬車を改めてリペアして、貰い物の高級飼料を与えて、明日に備えるしか無いな。

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