第7話『一騎打ち』
宗教国家ブランカ 《周辺地域》
ブランカ聖導部隊を率い大神官の称号を持つガルダ・オリンが駆る 専用機
そしてサン・ライアット帝国五大将軍の一人にして皇帝ルインの一人娘ミリア・サン・ライアットが駆る五大将軍専用機が激闘を繰り広げていた
ガルダ・オリン「流石は帝国のレグルス・カスタム機…しかもあのお姫様が相手か 正直やりづらいよ あの神速のランスは苦手だ」
ミリア・サン・ライアット「かなり押している…様に見えてのらりくらりと外されてる感じは何?槍に関してはベクター将軍さえ凌ぐ私の槍術を…」
ミリアは何か違和感を感じていた
ガルダ・サン・ライアット「あの…そろそろ止めません? 仕掛けて来たのは貴方の方ですし それに僕はミリア皇女殿下の大ファンでして…貴方のお姿を一度拝見した時から一目惚れしておりました!」
ミリア「あの…貴方本当にブランカの大神官なんですか…そんなチャラい感じで良くそんな大役任されましたね」
ガルダ「まあ他にも候補はいましたけどジャンケン大会に負けて押し付けられましたハハハ」
《ガンダルヴァ・ヴェーダ》の双剣は《ライオハート》のランスを簡単にいなしている
ミリア・サン・ライアット「そんな軽口叩きながら…良くそんな芸当を…もしかしたらベクター将軍やルガールよりも強い?」
そして《ライオハート》の装甲に亀裂が…
ガルダ・オリン「これ以上続けたらそちらの機体が何れ大破します…ミリア皇女殿下の命を奪う気はありません…全軍撤退させて下さい」
帝国の『レグルス』とブランカ聖導部隊のARMEDギア『ヒポグリフ』が互いに睨み合っている
ミリア・サン・ライアット「ふう…こんな事なら重火器兵器を持ってくるべきでしたね まあ…良いでしょう 全軍撤退!」
ガルダ・オリン「お聞き入れ頂き感謝いたします 出来れば後でミリア様のサインを!」
ミリア・サン・ライアット「ハァ…何でこんな奴に負けたんだか…ランスをいなしながら確実に剣撃で装甲を崩していた…最初から長期決戦覚悟の上での戦法…大神官なんて飾りの称号と侮った私の失態…帰ったら母上から何を言われるか…」
《ライオハート》以下『レグルス』全機はブランカ周辺地域から離脱していく
ガルダ・オリン「あの…サインは?戦いながら喋るのって難しいな」
ミリア・サン・ライアット皇女
皇帝ルインの一人娘であり五大将軍の一人 槍のハイマスタークラスと武のマスタークラス持ち 母親譲りの美しい容姿で帝国や他国からの人気は高い
ガルダ・オリン
宗教国家ブランカの大神官 当初その称号は強さを意味する物では無かったが 近年ではブランカ内でも強者から選ばれる事になった、ガルダ以外にも候補は三人いたがジャンケン大会で負けて選ばれるハメに…剣のマスタークラスには何故か落ちている…タリア共和国の全権将軍補佐フェルセット・オリンは双子の姉
大神官から逃れた三人は神官長を無理矢理やらされARMEDギア『グリフォーザー』で前線を任されている。