表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ARMEDギア ケラウノス  作者: 中曽根カクエイ
80/83

【第二部】第27話『木花サクヤ』

サン・ライアット帝国《ハイデルベルク城内》《病室のベッド》


《冷たき炎》“クトゥグア”との戦いでカイゼルは“半死半生状態”で今だに眠りに付いていた アリヤは一睡もせずにカイゼルに付き添い“虚ろな眼”で思考が止まっている だが病室の窓からARMEDギア?《デウス・ケラウノス》の眼が映る そしてアリヤに語りかける


デウス・ケラウノス「我が娘アリヤよ!彼の事なら心配はいらん!今はサン・ライアット帝国に近づいて来る“新たな脅威”に対抗する為に我に乗り込め!」 


死人の様だったアリヤが急に自分を取り戻し驚いていた


アリヤ・クレセント「我が娘…何を言っている デウス・ケラウノス! ARMEDギアが“私の父親”な訳がないだろう!それに何故喋れるんだキサマは!」


アリヤは色々混乱して慌てふためいていた


デウス・ケラウノス「・・・・取り敢えず私に乗り込め…その際に直送『脳』へ全ての真実を伝達しよう」


《デウス・ケラウノス》は自分がアリヤから父親と認められていない事が悲しかったが すぐに考えを切り替えた そしてアリヤはカイゼルの顔を撫でた後に


アリヤ・クレセント「この帝国を守る為にアリヤ・クレセント参る!!!」


アリヤは窓から飛び降りてデウス・ケラウノスの手に乗り そのままコクピットに乗り込む そして《デウス・ケラウノス》はサン・ライアット帝国に近づく“脅威”の元へ6枚の神翼を羽ばたかせて向かう


病室には誰もいなくなりベッドに横たわるカイゼルだけが取り残されていた だが謎の女性が急に現れ

病室に飾られていた《神剣フツヌシ》を手に取り懐かしそうにしている


木花サクヤ「久しぶりですね…布都御魂剣…“今の時代”ではこうゆう西洋的な装飾なんですね そして名前も今は《神剣フツヌシ》なんですか」


その女性は黒髪だが顔はアリヤと良く似ていた

そして真顔になって《神剣フツヌシ》を鞘から抜き剣をカイゼルの左胸に突き立てる


木花サクヤ「私の《命》と《力》の半分を…この《神剣フツヌシ》を通して我が夫と“同じ名”を持つ末裔に分け与え給え!!!」


やがてカイゼルの手足に反応が起こり“焼けた喉”も完全に完治した そして目を覚ます その眼の前には木花サクヤが


カイゼル・サン・ライアット「師匠か…イヤ…髪の色が違う 誰だアンタは?」


木花サクヤ「そうですねぇ…アナタの“遠い先祖”と言えば分かりますか?」


カイゼル・サン・ライアット「イヤ…全然…師匠に良く似ているけど…」


木花サクヤ「それは私が“あの娘の母親”なんですから当然ですよ!」


カイゼル・サン・ライアット「あ…そうゆう事か…何か色々納得出来たよ」


カイゼルは何となく全てを理解した そしてサクヤの姿は段々と消えはじめる 微笑みながら


木花サクヤ「また逢いましょう そして…この《神剣フツヌシ》は再びアナタの元へ」


サクヤは《神剣フツヌシ》をカイゼルに手渡した後に完全に消えた


カイゼル・サン・ライアット「また逢いましょう?

一体どうゆう意味だ?…だが何だ…この全身を駆け巡る《力》は…今の俺なら誰にも負ける気がしない!」


そしてカイゼルは《神剣フツヌシ》を手にして再び《雷霆ケラウノス》の元へ向かう 


場面展開 《デウス・ケラウノス》に乗り込み全てを理解したアリヤは


アリヤ・クレセント「だから『天臨者』からそんな姿に…“お父様”…」


デウス・ケラウノス「全てが伝わった様だな…アリヤよ そして見えて来たぞ あの“ギア・オリジン”の『器』には お前の兄であるアーリバル・サン・ライアットの《魂》が宿っている 我ら“父娘”でアーリバルを救うぞ!」


少しずつ帝国に近づく最強最悪…厄災を司るギア・オリジン『テュポエウス』そして『邪神融合』しているのは“クトゥルフの邪神”《地》の神性の首魁であり女傑《森の黒山羊》シュブ=ニグラス


アリヤ・クレセント「待っていろ兄よ…必ず助けてやるからな!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ