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ARMEDギア ケラウノス  作者: 中曽根カクエイ
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【第二部】第18話『結束する者達』(前編)

   ダーナ神王国 ヌアザ城外 《庭園の広場》


クトゥルフの邪神たちの復活で世界中の”ARMEDギア“が消滅して大混乱となり 移動手段を”馬“に乗り替える国家が増えた そしてダーナ神王国に”二人の男“が”馬“に乗って降り立つ そのまま”庭園の広場“まで案内された そして待ち構えていたのは国王である《ラーヴァナ》 《リータ・シュトルム》 《カムロン・ライリー》 《エンリル・ノーサ・ルドラ》の四人である。


《マーベリック・シュトルム》「まさか敵対する国家に来る事になるとはなぁ…フェイ・ロンよ」


《フェイ・ロン》「一番会いたくない奴と会わないといけないとか冗談じゃない…だがクトゥルフの邪神の力は我々の想像を遥かに超えているから仕方がない」


ラーヴァナ「黙れ”偽善者“が!」この俺だってお前と会うのだけは正直イヤだったぞ そして”須流徒“よ 今の名前はマーベリック・シュトルムだったな」


ラーヴァナは二人を庭園にあるテーブルの椅子に座らせる。 


ダーナ神王国の四人もテーブルの椅子に座っていた


これで”ギア・オリジンの受肉者“六人が数千年ぶりに揃う事になった。


ラーヴァナ「要件は皆分かってるよな? 世界中から”ARMEDギア“が消失して”ギア・オリジン“だけが残った…エンリルお前から説明を頼む」


話を振られたエンリルは


エンリル・ノーサ・ルドラ「ギア・オリジンの『器』だけ残った理由は《次元転送システム》だろうな あの特殊なシステムは元々は荒覇吐のお婆様が作った物だが その設計図は最高位クラスの『天臨者』が書いた物らしい」


ラーヴァナ「俺が作った《擬似次元転送システム》搭載型の『四至宝機』は消失したがな…」


ラーヴァナは『ダーナの四至宝機』が消えたのが かなりショックだったようだ その姿を見たフェイ・ロンはあざ笑っていた 


フェイ・ロン「所詮はレプリカだろうが 《エネルギーチャージ》が20%に満たない代物なんて紛い物に過ぎない 僕なら《エネルギーチャージ》が40%の代物が作れる!」


その言葉に激怒したラーヴァナは天之尾羽張剣を鞘から抜いてフェイ・ロンに斬りかかる しかしフェイ・ロンは閃光剣クルージーンで受け止めた。


他の四人は二人のやり取りに”またか“と思い呆れていた そして対面しているマーベリックとリータの兄妹は気不味い雰囲気になっていた。


リータ・シュトルム「兄さん…やっぱりまだ”あの事“を恨んでいるの?」


リータは緊張しながらマーベリックに尋ねる


マーベリック・シュトルム「お前が男だったら既に命はない…つまりそうゆう事だ」


マーベリックは小声で答えた。


カムロン・ライリー「確かにリータのやった事は許される事じゃない だがマーベリック…原因はそもそもお前にあるじゃないか!」


普段寡黙なカムロンが口を開く だがマーベリックは立ち上がり炎聖剣プロメテウスを鞘から抜きカムロンに対して激しい口調で


マーベリック・シュトルム「カムロンお前は本当にこの女が好きなんだな だがコイツにとって自分に近づいて来た男共は利用価値がなくなればゴミの様に捨てる奴だぞ」


カムロンもその言葉に激昂して立ち上がり岩断の薙刀岩融を大地に打つ付けてこう叫ぶ


カムロン・ライリー「地爆震サウザント・ガイア・クエイク!リータの兄貴だからと我慢して来たが…流石に今の言動は許せんぞ!」


マーベリックに向けて《大地》が砕かれて行き やがてマーベリック周辺の《大地》が隆起してマーベリックを取り囲む 身動きが取れない状態になるが…炎聖剣プロメテウスを上空に向けて


マーベリック・シュトルム「焔渦フレイム・ヴォルテックス!」


《渦巻く炎》が隆起した《大地》を舞い上がる様に焼き尽くし周囲の《大地》は消えた


カムロン・ライリー「流石はエンリルと並ぶ”化け物“

簡単にはイカンな…」


カムロンは更に攻撃を繰り出そうとするが一人の女性が一喝して止めた その名は《マルセラ・エンゲルマン》知恵のギア・オリジン荒覇吐が『受肉者』になった姿であった。 


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