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ARMEDギア ケラウノス  作者: 赤城シンイチ
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【第二部】第6話『二体のケラウノス』

     サン・ライアット帝国《城内》


アリヤ・クレセントが七剣人の長を降りてアキーレ・マロッツォが七剣人の長に昇格 その穴埋めに

ケニヒス・ティガードが加入する事になった


アリヤ・クレセント「これでやっと肩の荷が下りた    これからは自由に動ける」


当初はケニヒス・ティガードを代わりの長にと推薦したがアキーレ・マロッツォ以外の者達が全員拒否

他の5人がアキーレ・マロッツォを長に推薦した

アリヤやケニヒスも納得してこうゆう形になった


アキーレ・マロッツォ「ケニヒス 本当にスミマセン 本来はアナタが束ね役として作られた七剣人制度なのに」


ケニヒス・ティガード「イヤ…一度は逃げた身だからな それに俺とアンタは実力はさして変わらん」


アキーレは初代皇帝アーリバル・サン・ライアットをギリギリまで追い詰め奥の手である【空間転移法】まで使わせた実力者であり『不敗の英雄』ヨハンネス・リヒテナウアーの再来とまで言われた人物である


アリヤ・クレセント「アキーレ 後は任せたぞ 私は個人で動くのが向いている それに元々私は長の器ではないしな」


アリヤ・クレセント「ケニヒス お前はこれからは七剣人の要として頑張ってくれ!」


ケニヒス・ティガード「何か体よく押し付けられた様な…いえ頑張らせて頂きましょう」


七剣人の再編成は滞りなく行われた


そしてアリヤはカイゼルの元へ向かう


カイゼル・サン・ライアット「何かややこしいな 連中の人間関係は…」


アリヤ・クレセント「700年前ケニヒスは婚約者だった私を置いて逃げたからな…連中は内心納得はしていないだろう」


カイゼル・サン・ライアット「でも師匠の性格なら俺でも逃げるわ」


アリヤ・クレセント「お前…そんなに《神剣クリカラ》の錆になりたいのか?」


アリヤは“クリカラ”を抜きそうになった


カイゼル・クレセント「いえ…冗談です ところで師匠はこれからどうするんだ?」


アリヤ・クレセント「レオンが今やっている『雷霆ケラウノス』の作業を手伝おうかと思っている…アイツはもう年だし私もそれなりに科学者としての知識はあるからな」


アリヤは胸を張って言った そしてカイゼルは


カイゼルの内心「ははーん本命は父上だったか あんな変人の何処が良いのやら」


サン・ライアット帝国 《先帝レオンの個人作業ラボ》


『雷霆ケラウノス』は知恵のギア・オリジン荒覇吐が作った素体を元に八割方完成していた 機体はサンライトイエローとメタリックブラックに輝いている 


レオン・サン・ライアット「もうじき完成する…あの『デウス・ケラウノス』を初めて見た時からそれを超える物を作るのがワシの夢だった…」


レオンはだいぶ痩せて取り憑かれた様に作業を行っていた


回想へ 若き日のレオン 《コノハナ皇国》


アリヤと共にレオンはコノハナ皇国の城の中を見学していた 七剣人が駆る『紅のアチャラ』を初めとした七体のARMEDギア それに『旧世界の武器』等見る物全てが珍しかった 


レオン・サン・ライアット「凄い…こんなARMEDギア達は初めて見た ねえアリヤ様 これは誰が作ったんですか?」


アリヤ・クレセント「これらを作ったのは誰か分からないんだ 荒覇吐様に聞いたら何故か答えてくれ無かった お前なら定期的にメンテナンスが出来るだろう? 私も多少は出来るがお前に比べたら大した事は出来ない」 


レオン・サン・ライアット「その為に僕は呼ばれたんですか…何かガッカリだな それに一応僕は皇帝なんですよ」


そしてレオンは城の中央に飾ってある謎のARMEDギアを目の辺りにする


アリヤ・クレセント「それには触れるなよ…魅入られるぞ 誰も動かせない そして何かが宿っているらしい」


回想終了


レオン「アレを超える物を必ず…この《雷霆ケラウノス》で!」


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