エピソード0『サクヤ・コノハナ』
旧世界崩壊から数千年後 《コノハナ皇国》
コノハナ皇国の女王サクヤ・コノハナは二卵性の双子の男女を産み落とした 男児はアーリバル・コノハナ、女児はアリヤ・コノハナ アーリバルは金髪だがアリヤは銀髪 そして9体のギア・オリジン達がコノハナ皇国に集結していた。
荒覇吐「大丈夫かい サクヤ もう身体が衰弱して今にも倒れそうだけど」
サクヤ・コノハナ「ありがとう荒覇吐 かつて旅の仲間だった貴女にお願いがあります、この子達の事をお願いして良いですか? 私はもう天上界に帰る事になりそうです」
サクヤは笑顔で荒覇吐に頼んだ
荒覇吐「この二人の事は任せな 立派な王様にしてやるよ」
那由多「我々が人間だった頃にあらゆる剣技や武術を教わった 私も協力しよう」
波旬「荒覇吐のお婆様が言うなら我々も従おう 獅飛 お前は余計な真似をするなよ」
獅飛「ハイハイ ギア・オリジン統括者様の命令は絶対だからね 従いますよ」
須流徒「不動明王の技は俺が引き継いだ 帝釈よ
お前は帝釈天の技を引き継いだな」
帝釈「サクヤ殿…貴女のおかげでサムライになれました ありがたき幸せ どうか安らかに」
禍津・武獣「・・・・・・・・・・・」
八岐「那由多に重火器の使い方は俺が教えたが 剣や槍や武術は貴女に仕込んで貰った 礼を言おう」
サクヤ・コノハナ「半蔵やシュウジ達は行方不明…そしてビルシャナ様達は……あの大戦が全てを狂わせた
釈迦如来様の計画があんな物だったなんて…人が作りだした12体のギア・オリジン『機神』による世界の浄化…その為にどれだけの罪のない人達が…」
荒覇吐「サクヤ、ゴメンよ、私を仲間に引き入れた為に……アンタの血液やDNAからギア・オリジンのデータを取り完全なクローン再生技術を完成させる事が出来たよ」
荒覇吐は何か後ろめたさで言葉が濁る
そしてサクヤの身体は『菩薩体』になり光輝き天界へ向かう
サクヤ・コノハナ「またいつか戻ってきます 世界の救済の為に」
後に息子であるアーリバルはサン・ライアット帝国を建国 双子の妹アリヤ・クレセントと共に他国に侵攻して6人のグランドマスタークラスを打ち負かし家臣とする
史上最強のグランドマスター『雷帝』アーリバル・サン・ライアットと呼ばれ他国からは 恐怖の覇王と呼ばれる事となる そして彼の服には桜の紋章が刻まれていたと言う。
その意志は末裔たるカイゼル・サン・ライアットへ!




