表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ARMEDギア デウス・ケラウノス  作者: デウス


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

49/83

第43話『宗教国家ブランカ消滅』(2)

    遥か遠い過去の回想へ 《5000年前》 

        

        《第二次機神大戦》


腕にクリスタル状のガントレットを装着したギア・オリジン詩羽はこう叫ぶ


詩羽「天覇破壊勁・サイクロン・ウェーブ!」


更にスタック・ギア『ゲバルト』数百機が螺旋状の竜巻に飲まれて破壊されていく


それを見ていたギア・オリジン那由多は


那由多「近接特化型の詩羽じゃそれが限界だな 広範囲攻撃はこうやるんだよ 見てろよ」


那由多の六枚の翼の(フェザーシュレッド)が全て広がり分離して数千機の『ゲバルト』をズタズタに切り刻む


那由多「暴風斬刃テンペスト・シュレッダー 消え失せろよ 上位階層民の犬共が!」


那由多は少年の声で怒りを込めて言い放った


それを見ていたギア・オリジン統括者波旬と獅飛は


波旬「あの二人でゲバルト全機は殲滅できるか…獅飛お前は上位階層民共を皆殺しにしろ」


獅飛「汚れ仕事を僕に押し付けるのか 本来なら

僕がギア・オリジン統括者になるはずだったのに…」


波旬「これは命令だ さっさと始めろ!」


波旬は厳しい口調で言い放った


獅飛「分かったよ 殺れば良いんだろ 殺れば」


その声には少し嬉しそうな響きが


獅飛は『日輪方陣』を複数展開してそれを発射口にしてこう叫んだ


獅飛「日輪極光波シャイニング・スマッシャー!」


複数の極光が逃げ惑う上位階層民達を一瞬で灰にする


創造を司るギア・オリジン梵天「酷い…いくら敵だからって酷すぎる 此処までやる必要があるの?お婆様…」


梵天は知恵を司るギア・オリジン荒覇吐に問いかける


荒覇吐「仕方あるまい 連中を消さなければ我々が消される これは全てあの方の計画なんじゃよ」


荒覇吐は何かに洗脳でもされた様な口調で答えた


八岐「そろそろ俺達も動くぞ 世界を更地にするのに数時間も掛らんだろう荒覇吐よ?」


そこで上半身は人型だが下半身はイナゴの姿をしたギア・オリジンが動いた


奈落を司るギア・オリジン阿波鈍「俺は上位階層民に家族を殺された 連中だけは楽に殺さん 全員圧死させてやる!」


12体のギア・オリジン達は全て動き出し世界は

2000人の下層貧民達を残して全て死に絶えた…


       回想終了 現代へ


ラーヴァナ「そうだ 不可能なんだよ ARMEDギアでギア・オリジンを倒す事など ケニヒスは俺に嘘をついたな 強者だからと特別扱いしたが…帰ったら処刑してやろう!」


ラーヴァナはケニヒスに嘘をつかれた事に激昂していた


その様子を見ていたリデル・オリンは哀しい眼で


リデル・オリン「その短気さや冷酷さも相変わらずか…子供の頃に荒覇吐に拾われ養子となった お前と獅飛はまだ純粋で優しい子供達だった だが今のお前達は国家を作り出してはオモチャの様に壊し人の命をもて遊ぶ…やってる事は悪魔そのものだ やはりあの計画を止めるべきだった…ビルシャナ様が命を賭けてアザトースを道連れにした『第一次神魔大戦』…生き残りはもはや俺だけだ」


しかしラーヴァナは半笑いでこう返した


ラーヴァナ「そういやコノハナ皇国の女王やエルメダ王国の国王も『第一次神魔大戦』の生き残りだったな アンタ同様に…荒覇吐のお婆様から散々聞かされたよ その戦いの壮絶さは『第二次機神大戦』すら遥かに凌ぐ凄まじさだったとな」


ラーヴァナ「今の世界は『天臨者』が支配する時代じゃない 俺たちギア・オリジンの『受肉者』達が君臨する時代だ 最後の生き残りがアンタなら俺が引導を渡してやる」


ラーヴァナは腰に差していた天之尾羽張剣に手をかける そして『暗黒光気』を纏わせた


リデル・オリン「それはイザナギの剣か…良いだろう この大聖堂内では全てが破壊される 外に出よう お前自身の力を俺に示してみろ!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ