第2話『後編』『ユリウス・マクシミアン』
タリア共和国 《3年前》
ロア・カーマイン「へえー ここがタリアの都か随分豊かな所だな」
ロアの年齢は13才くらい?そして剣を帯刀している
ロア・カーマイン「ここか?中古のARMEDギアを売ってる所は」
ジャンク屋「どうした 坊主?何か欲しい物でもあるのか?」
ロア・カーマイン「旧式で安いARMEDギア無いかな 一応予算は5000万ゴールドは用意してるけど」
ジャンク屋「5000万 それじゃ無理だな 旧式の『ハウンド』なら有るが最低でも3億ゴールドは必要だぞ」
ロア・カーマイン「そこを何とか まけてくんない」
ユリウス・マクシミアン「少年 旧式のハウンドに興味が有るのか?」
ユリウスが何故かいる そしてフェルセットやギルバートもジャンク屋に来ていた。
ロア・カーマイン「身体を慣らす為に低スペックのARMEDギアが欲しいんだよ お兄さん」
ユリウス・マクシミアン「?…君はARMEDギアに乗れるのか…まだ子供の様だが…」
ギルバート・クルス「・・・小僧…外に出ろお前何者だ…」
ギルバートは既に腰のツヴァイハンダーに手をかけている
ロアの内心「このオッサンそこそこ出来る感じか」
ギルバートは何故か得体の知れない恐怖心を感じていた
ロア・カーマイン「俺は素手で構わないけど」
ギルバート・クルス「剣を抜けお前ハイマスタークラスか?」
ロア・カーマイン「イヤ…剣 槍 武のグランドマスタークラスって言っても信じないか」
ギルバートは剛剣一閃 しかしロアは剣の側面を裏拳で当ててギルバートのツヴァイハンダーは粉々になった
ギルバート・クルス「何だこれは…お前本当に人間か小僧!」
ユリウス・マクシミアン「まて…現在グランドマスタークラスは存在しないはず…一体どうゆう事だ?」
フェルセット・オリン「二人共どいて下さい私がやります」
ツヴァイハンダーの双剣を抜き険しい表情のフェルセット…しかし全く動揺していない。
ロア・カーマイン「そちらのお姉さん かなり使えるな もしかしてブランカの大神官とか?」
フェルセット・オリン「残念ながら大神官は弟の方です」
ロアは剣を抜きフェルセットの双剣を一瞬で弾き飛ばす
フェルセット・オリン「な…お爺ちゃんから習った双剣が…」
ユリウス・マクシミアン「親父さん彼に中古のハウンドを譲ってくれないか 代金は後で僕が支払うから」
ジャンク屋「ユリウス様の頼みならタダで差し上げますよ 恐れ多い」
ロア・カーマイン「5000万ゴールド浮いたな…爺ちゃん達に土産を買って帰るか ありがとう!お兄さん!」
ユリウス・マクシミアン「僕の名前はユリウス・マクシミアン 少しは名前を聞いた事はないかい?」
ロア・カーマイン「嫌…全然 長い間 寝てたから今の世情には疎くてね」
しばらく時間が経過して
ロア・カーマイン「ありがとうユリウスさん この恩はすぐに忘れると思うけど じゃあ!」
ロアは土産を買ってハウンドに乗りバーハ小国の村に帰る
フェルセット・ギルバート「レベルが違いすぎる 何者なんだよアイツは!」
ユリウス・マクシミアン「そもそもグランドマスタークラスは36年前『雷神』と呼ばれたカイゼル・サン・ライアット皇子を最後に廃止されたクラスだぞ まさかねぇ…もしそうなら勘弁して貰いたいよ」
ロア・カーマイン「浮いたお金どうしようか…まあ黙ってよう」