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ARMEDギア ケラウノス  作者: 中曽根カクエイ
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第27話『深夜の訪問者』

父と弟の対立に頭を悩ませて寝つけず深夜に城を抜け出したカイゼルは外の空気を吸っていた


カイゼル・サン・ライアット「ああ 気持ち良いな

しかしせっかくの家族の再会がこんな事になるなんてなぁ…」


その時謎の二人組の人影が近づいて来た 一人は褐色で長髪の男 もう一人は左目を閉じて縦に一文字の傷が薄っすらある男 


近づいて来た男達二人にカイゼルは凄まじい恐怖と畏怖を感じている 


カイゼル・サン・ライアット「誰だ コイツ等は…グランドマスタークラス?…嫌それ以上だぞ!?」


褐色で長髪の男が隣の片目の男に言い放つ


ゴッドフリー・トゥヘル「ケニヒス お前は一切手を出すな 見学でもしていろ」


片目の男は「もう一人の史上最強」と呼ばれた『虎の王』ケニヒス・ティガード


ケニヒス・ティガード「分かりました ゴッドフリー様 私は一切手は出しません」


ケニヒスは無表情で答えた


ゴッドフリーはカイゼルに対して


ゴッドフリー・トゥヘル「名乗っておく 私はこの世界を統べる12体のギア・オリジンの一柱『帝釈』の『受肉者』ゴッドフリー・トゥヘル 悪いが少年 その腰に差した剣を返して貰おう その剣は元々私の為に作られた物だ」


恐怖で数秒間動けなかったカイゼルだが自身を取り戻し言葉を返す


カイゼル・サン・ライアット「この雷帝剣ケラウノスの事か?これはウチの初代皇帝の剣だったんだがな」


ゴッドフリー・トゥヘル「やはり何も聞かされてないのか…まあ良い カイゼル・サン・ライアットだったな どれ程の力か試してやる 最初はソチラからの攻撃を許そう」


その頃同時刻 ダーナ神王国ヌアザ城 《演舞の間》


ギア・オリジン『武獣』の受肉者カムロン・ライリーがARMEDギア アイラーヴァタを前に演舞を披露しようとしていた


カムロンは飛び上がり岩断の薙刀岩融で無人のアイラーヴァタを一刀両断にする


真っ二つにされたアイラーヴァタを見て周りのダーナ神兵達や親衛騎士団『ダーク・ミスト』のメンバーは驚きの声を上げる


国王ラーヴァナ「相変わらず見事だな武獣 イヤ…今はカムロンだったな」


玉座に座るラーヴァナは笑いながら軽く手を叩く


そしてラーヴァナの隣にはギア・オリジン『禍津』の受肉者リータ・シュトルムが愛人の様に寄り添っていた


リータ・シュトルム「昔と変わらない馬鹿力 でも基本的に物理攻撃しか出来ないからアイツは」


リータ・シュトルム「ところでラーヴァナ国王陛下 ゴッドフリーの奴が居ませんけど 何か有ったんですか?」


ラーヴァナ「奴ならサン・ライアット帝国に向かったぞ 理由は昔使ってた剣が馴染むらしい 俺の天之尾羽張剣を渡そうとしたが拒否されたわ」


リータ・シュトルム「雷帝剣ケラウノスですか…あの剣はかつてコノハナ皇国の双子の誕生に奴自身が献上した物 今更取り返しにいくなんて馬鹿な奴」


ラーヴァナ「だがお前の兄である須流徒も自身の剣である炎聖剣プロメテウスを献上したろう?」


ラーヴァナは意地悪そうにリータに言い放つ


リータ・シュトルム「そういえば…そうでしたね…」


兄の事を思い出してリータの顔色が曇る。

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