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ARMEDギア ケラウノス  作者: 中曽根カクエイ
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第25話『別れ』

       バーハ小国《中央の村》


二人の人間を周囲の人々がザワザワと取り囲む


一人の少年がロアに話しかける


チコ「ロア兄ちゃん 本当に出て行くのかよ…せっかく仲良くなれたのに」


ロア・カーマイン「悪いな チコ 色々帰らないと困る用事が出来てな」


そしてチコの母親ユリが


ユリ「チコ ロアには大事な用事が有るんだ 引き止めるのは止めときな」


チコ「だって母ちゃん 今まで一緒に畑を耕したり家畜の世話をしてたんだぜ それに剣術だって教わったし…」


ギャレット・カーマイン「スマンな…孫はワシの用事にどうしても付いてくると言うもんでな」


老科学者でありロアの祖父?ギャレットが申し訳無さそうに謝った


ユリ「ギャレットさん 急に帰るって言う物だから皆心配してんだよ」


周囲の人々も同様な思いを巡らしている


ロア・カーマイン「皆心配性だな またいつか帰ってくるさ…きっといつかな」


二人は村の住人達と別れを済ませて巨大な製造工場へ向かう 


そしてそこで待っていたのはこの国のネイト王


ネイト王「御二人共に出ていかれますか 寂しくなりますな」


ギャレット・カーマイン「ネイトか…昔ワシとロアを匿ってくれた礼を言おう…この国にはプライベートで作った専用プラントが有ったのをとっさに思い出したわ」


ネイト王「何を言われる 昔馴染の友人では有りませんか それに陰ながらこの国を守って頂き感謝しております」


ロア・カーマイン「何度かこの国に攻め入ろうとしたARMEDギアを撃退したっけ? まあ体の慣らしには丁度良かったよ」


ロアはすっとぼけた感じで言い放つ


ギャレット・カーマイン「ワシ等はいなくなるが もはやこの国に攻め入ろうと言う連中はいないはずじゃ サン・ライアット帝国が支援を行うだろうしな」


ネイト王「申し訳有りません…レオン様 そしてカイゼル様…また何時でも戻って来て下さい」


話が終わりロアはアルケイン・パニッシャーを起動させる


ロア・カーマイン「父上も後部座席に…なんだアレは?」


其処には五機のレグルス・カスタム機『』ライオハート』が待ち構えている


ベクター・マーカス「お迎えにまいりました レオン様 カイゼル様」


ルガール・シュメーリング「お初にお目にかかります サン・ライアット五大将軍の一人ルガール・シュメーリングと申します」


ロア・カーマイン「ルガール? 確かベクターと並ぶ程強いって聞いてた奴か」


ニールズ・ドライフース「同じくニールズ・ドライフースと申します」


ウーベルト・ラウロ「私はウーベルト・ラウロと言います どうかお見知り置きを」


ミリア・サン・ライアット「お祖父様 お初にお目にかかります 貴方の孫にあたるミリアと申します」


ギャレット「おお…お前がミリアか…確かにセレーズに良く似ておるわ まさか姫君まで来ているとはなぁ 色々話したい事が沢山あるぞ」


ギャレットは嬉しそうに


ロア・カーマイン「随分と大層なお出迎えだな じゃあ帰るかサン・ライアット帝国へ」 


そしてロアも楽しそうにしていた。

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