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ARMEDギア ケラウノス  作者: デウス・マイトレーヤ
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第23話『風と光の対話』

エンリル・ノーサ・ルドラ「いきなり『那由多』で降りたのが不味かったか…」


宗教国家ブランカ サイロス大聖堂付近に那由多で降りたったエンリル・ノーサ・ルドラ それを見たブランカ聖導剣士隊はエンリルを数十人で取り囲む


フレッド・ハングラー「お前一体何者だ…何故風のギア・オリジンから出て来た?」


フレッドは聖導剣士隊を率いている


エンリル・ノーサ・ルドラ「昔の知人に会いに来ただけなんだが…話を聞いて貰えるか?」


だがフレッドは『抜打先之先』でエンリルを斬りにいく 凄まじい速度の居合術 だが…


エンリル・ノーサ・ルドラ『遅い!』


エンリルは指二本で止める そしてそのまま剣を折る


フレッド・ハングラー「馬鹿な…これを躱すどころか指で止めるだと」


聖導剣士隊は一斉に攻撃を仕掛けるがエンリルが腕を振りかざした途端に剣士隊の剣が手から離れていく


エンリル・ノーサ・ルドラ「少しは話を聞いてくれ」


フレッドや剣士隊はぼう然としている 其処に現れたのは大神官ガルダ・オリンと神官長デイジー・キャッシュ


ガルダ・オリン「今のは『払捨刀』ですよね…本来は二人か三人相手に使う技ですが数十人相手に使うのは聞いた事がない アナタの会いたい知人とは誰なんですか?」

 

エンリル・ノーサ・ルドラ「フェイ・ロンと言う この国の神官長をやっていると聞いたがエンリル・ノーサ・ルドラが来たと言えば分かるはずだ」


ガルダは少し考えて


ガルダ・オリン「デイジー悪いがフェイを呼んで来てくれないか?」


デイジー・キャッシュ「分かったわ!」


ガルダの内心「エンリル・ノーサ・ルドラ…その名前は《最初のグランドマスター》と同じだ イヤ…2600年前の人物だぞ…しかしフレッドの居合を指で折り今の払捨刀…いったい」 


フェイ・ロン「エンリル…久しぶりだな 悪いがガルダ  二人で話をさせてくれないか?昔の友人なんだ彼は」


ガルダ「分かった…しかしお前に友人がいるなんて知らなかったな」


場面展開 《離れの場所》


フェイ・ロン「此処ではお互い『神名』じゃなくてエンリルとフェイで良いかな那由多?」


エンリル・ノーサ・ルドラ「ああ…それで良い 獅飛

お前に聞きたい事とやって貰いたい事がある」


エンリル・ノーサ・ルドラ「俺の『風読み』でもあの三人の居場所は一切感知しなかった…お前三人を殺したな」


フェイ・ロン「御名答 どうしても3つの次元転送システムが欲しくて破壊したよ 《超次元転送システム》を超える力が必要なんでね」


エンリル・ノーサ・ルドラ「お前…その事を荒覇吐のお婆樣が知ったらどうする?」


フェイ・ロン「君がその姿で来たのは荒覇吐のお婆樣の力か…告げ口でもする気か 正直それは困る 母親同然の方だからね」


エンリル・ノーサ・ルドラ「だろうな お前と波旬に

取っては母親同然だろう…だから交換条件と行こう このブランカとサン・ライアットの同盟だ 正直ダーナ神王国の波旬は力を持ち過ぎている 奴の気まぐれは知ってるだろう?」


フェイ・ロン「だがダーナからARMEDギアを供給されたばかりだ…ブランカはダーナとの同盟を既に行っている 同盟を破棄すれば色々厄介だぞ」


エンリル・ノーサ・ルドラ「この国の教皇もお前が裏で操っているんだろう?ダーナとの同盟を破棄してサン・ライアットと同盟を組め!」


フェイ・ロン「随分と無茶を言うな 初代教皇時代からこの国は僕が操ってるが…まあ一時的な同盟なら可能だが…あくまでも一時的だけどね しかしあの人間達の争いには傍観ばかりしてた君が何故こんなに動く 仮に世界が滅んでも我々には関係ないだろう?」


エンリル・ノーサ・ルドラ「超次元転送システムを超える力の為に三人の同胞を破壊したお前の目的はなんだ?」


フェイ・ロン「本来ギア・オリジン統括者は僕がなるはずだったが余計な時にあの凡人波旬が『最強の器』の実験体に手を上げた…ならそれを超える力を手にして僕がギア・オリジン統括者になる!」


エンリル・ノーサ・ルドラ「そんな理由か下らない…まあ一時的な同盟でも構わない タリア共和国とサン・ライアットの同盟も近いだろう ダーナ神王国を倒すには三国同盟は必要になる 倒した後の事は知らんがな」



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