第21話『狂風エンリル』
輸送用飛行戦艦オルトロスが《ティガルドの森》に到着した
ユリウス・マクシミアン「那由多樣 この辺りで間違いないですか?」
動向していた那由多は降り立ち白銀の洞窟に向かう
那由多「ついて来てくれ もうすぐだ…そろそろ見えて来たかな?あの鍾乳洞の前に戦艦を下ろしてくれ」
オルトロスは鍾乳洞の前に不時着する
那由多「お婆樣いるか あの『器』を受け取りにきた」
荒覇吐は洞窟から出てきて
荒覇吐「来たか しかしその戦艦、面白いステルス機能を持っておるな」
ユリウス・マクシミアン「初めまして…私はタリア共和国の全権将軍ユリウス・マクシミアンを申します」
荒覇吐「その名前はこの国にも届いとるわ 大した知恵者らしいな」
荒覇吐「ではこの『器』を運んで欲しい くれぐれも慎重にな」
『器』を回収したオルトロスはバーハ小国へと向かう
荒覇吐「あの男は信用出来るか那由多坊?どうも癖のある感じがなぁ…」
那由多「信用に値する男だからこそ この場所を教えた ところでお婆樣 2600年前の事を覚えているか?」
荒覇吐「2600年前…最初に『器』から『受肉者』になったのは…那由多坊 お前じゃったな まさか…またやるつもりか…今度は『器』に戻れんかも知れんぞ」
那由多「正直な話カイゼル・サン・ライアットと言う奴と出会ってかなり考え方が変わったよ それに改修され半ばARMEDギア化した今の『器』にはちょうど良い」
荒覇吐「良かろう どうなっても知らんからな」
荒覇吐は那由多の「魂」と「器」を分離させ人の肉体に受肉させる そしてその姿は青年の姿に…
エンリル・ノーサ・ルドラ「久しぶりだな この肉体は」
荒覇吐「最初のグランドマスター『狂風』がこの時代の表舞台に立つか…その身体は坊の肉体を全盛期の姿まで成長させたものだぞ」
エンリル・ノーサ・ルドラ「ブランカに行って獅飛に会いに行くつもりだ…奴には色々と聞きたい事がある」
2600年前グランドマスタークラスとは『狂風』エンリル・ノーサ・ルドラの為に作られた称号だった。




