第1話 『再生そして邂逅』
那由多「申し訳無い…わざわざ再生促進用のナノマシンを投与して貰って」
ギャレット・カーマイン「嫌 良いんじゃよ しかし神様同士の喧嘩とは物騒じゃな」
ロア・カーマイン「爺ちゃんはギア・オリジンの内部を見れて嬉しそうだから気にしないでくれ」
那由多「これなら10日もあれば両足は再生可能でしょう しかし貴方はサン・ライアット帝国の先帝ですよね? あの波旬が貴方に嫉妬してましたよ 高性能のARMEDギアの大量生産を簡単にやってのけるとは」
ギャレット・カーマイン「……分かりますか
我々の事が…やはりギア・オリジンとは恐ろしい存在だ しかし統括者《波旬》様にそこまで言って貰えるとは嬉しい限りですな」
那由多の内心「やはり科学者という連中は何処か変わってるな…あの三人にしろ…どうも好かない」
ギャレットの内心「せっかく手に入れたギア・オリジン 色々と調べさせて貰う ロア専用のARMEDギアに改造したら面白いかも知れん」
ロア・カーマイン「爺ちゃ…嫌…父上が先帝レオン・サン・ライアットってバレたのか 困ったな…アルケインで破壊しとくか」
那由多「たかがARMEDギアで私に勝てると思っているのか? カイゼル・サン・ライアット!」
ロア・カーマイン「勝てるさ…今なら楽勝だし両足が再生してからやろうか?」
ギャレット・カーマイン「よさんか スイマセンな 息子は強い者が好きでして 貴方と戦うなど恐れ多い ロア…ちゃんと謝らんか!」
ロア・カーマイン「冗談だよ冗談アハハハハ」
那由多「とても冗談とは思えなかったがな…だが受けた恩は返さないとコチラの面子がたたない 私に操縦出来るコクピットを作りたければ作れば良い 後 《コア・ユニット》や《次元転送システム》の秘密を教えてやる」
半月後
ギャレット・カーマイン「どうだロア ギア・オリジンを操縦する気分は?」
ロア・カーマイン「凄い…底無しだな…この力は
空も飛べるし世界さえ滅ぼせそうな気分だ」
那由多「なんだ…コイツは…あり得ない 何故か《次元転送システム》のチャージが上がって全ての能力が数倍に跳ね上がってる 本当に人間か この男…」
ロア・カーマイン「ハウンドで帝国の新型機『レグルス』を30機は倒したが…この那由多なら1000機でも戦える!」
ギャレット・カーマイン「やれやれ…こ奴が皇帝にならずに本当に良かったわい…」