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天臨融合デウス・ケラウノス  作者: アキタコマチ
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第12話『飛燕の騎士』

    宗教国家ブランカ 《サイロス大聖堂》


ガルダ・オリン「しかし…また絵画が増えてるよ あの方の道楽にも困ったもんだ」


玉座周辺には教皇直属兵達が列を連ねている


ガルダ・オリン「皆さん本当にご苦労さん マスタークラスなのに僕に敬礼なんてしないで下さいね」


マルチェロ教皇「来たか 大神官の癖にマスタークラスも取れなかったガルダよ」


ガルダ・オリン「嫌味を言いに呼んだんなら帰りますけど?二刀を邪剣と馬鹿にされたんでハイマスターの試験官を叩きのめしたらこのザマです」


マルチェロ教皇「まあ…お前らしいが…ところでまた絵画が増えたろ?どうだ素晴らしいだろうが」


ガルダ・オリン「一体信徒からいくら巻き上げたらこんなに高価な絵画を買えるんですかねぇ?」


マルチェロ教皇「そ…それよりお前に引き合わせたい御人がいる ジークムント殿 こちらが我が国の大神官ガルダ・オリンです」


ジークムント・リングエック「初めまして…私はダーナ神王国の国王代理としてマルチェリ教皇様に謁見に来た者です」


ガルダ・オリン「ダーナ神王国…確か僕の《ガンダルヴァ・ヴェーダ》はダーナ神王国が開発したARMEDギア…」


ジークムント・リングエック「あの機体は我が国の国王陛下が作られた機体 ガルダ殿に使われて一躍有名になりましたね」


ジークムントは背中に見た事も無い長刀を差している


ガルダ・オリン「あの機体 サン・ライアット帝国の《ライオハート》以上の性能で…正直驚きました ですがかなり扱いが難しい」


ジークムント・リングエック「まあ性能特化させる為にピーキーなワンオフ機になりましたが優れた乗り手なら問題ないと国王陛下も言ってました ガルダ殿なら乗りこなせると」


ガルダ・オリン「そんなに僕有名なんですか…

正直目立つ役職は苦手でして しかしジークムント殿…恐ろしい腕ですね 本気でやっても勝てるかどうか…」


ジークムント・リングエック「少し手合わせ願いますか ガルダ殿!」


マルチェロ教皇「二人共 私の前で物騒な真似は止めてくれ 直属兵達もだ!」 


教皇直属兵達も剣や槍や銃を構えている


ジークムント・リングエック「少し熱くなり過ぎました…教皇様 申し訳御座いません では要件は済みましたので御免!」


ジークムントは大聖堂を去り《疑似次元転送システム搭載型》ARMEDギア《クラウ・ソラス》でダーナ神王国へ帰還する


マルチェロ教皇「で 実際の所あの男に勝てたか?」


ガルダ・オリン「負けました…頭の中でやり合いましたがあの長刀の刀身が伸びて真っ二つにされましたよ 勝てるとしたらフェイですかね?無想剣と神妙剣を同時に使えるフェイなら勝てるかと」


マルチェロ教皇「つまり…引き分けだと…お前は自己評価が低すぎる フェイとお前は殆ど互角だろうが!」


ガルダ・オリン「ところで要件とは何だったんですか?」


マルチェロ教皇「うむ…我が国に同盟を結ばないかとダーナ国王から要請が来てな…正直迷ってるわ ガンダルヴァ・ヴェーダ以上の機体を数機 用意すると言われたらな」


ダーナ神王国に帰る《クラウ・ソラス》を大聖堂の屋根から神官長の一人 フェイ・ロンが見つめていた


フェイ・ロン「次元転送システムのレプリカをARMEDギアに搭載したのか…ダーナ神王国 波旬の奴は何を考えているのやら」


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