第8話『懐かしの城』
ハイデルベルク城にアルケインを駆るロアが到着したがレグルス隊長機数機に足止めされていた
ノエル・ランデル中佐「そのARMEDギアの搭乗者 貴様一体何処の国の者だ しかし…いくら調べてもこんなARMEDギアは存在しない…それにレグルスよりも一回りは大きい」
ロア・カーマイン「いきなり最初から躓いたか…誰か話の分かる奴はいないのか？」
一人の帝国貴族がアルケインに刻まれた《真紅の獅子》の紋章に驚いている
モントロー・アンドレ公爵「あの…《真紅の獅子》の紋章は紛れもなく先代皇帝レオン様の物だ…ノエル・ランデル お前達は機体を下がらせろ…偉大なる先帝様に弓を引くつもりか！」
ノエル・ランデル「モントロー公爵様…分かりました 皆この機体から離れろ！」
ロア・カーマイン「話の分かる奴がいたか しかもあのモントローかよ 懐かしいな…」
ロアはアルケインから降りてモントローに駆け寄る
モントロー・アンドレ「え？…良く似ているが…既にお亡くなりになったはず？ それに生きておられたとしても50を超える年齢では…」
ロア・カーマイン「ようモントロー久しぶりだな ルインの奴に会いに来たんだが どうすれば良い？しかし城も随分変わったな 俺がいた頃に比べて随分と華やかになってる」
モントローは涙を流している
モントロー・アンドレ「その口調 その馴れ馴れしさ 紛れもなくカイゼル様だ」
ロア・カーマイン「まあ…そうゆう事だ この姿に関しては色々察しろ 出来るならルインの所まで案内してくれ」
モントローは何かを察してロアを宮廷にある玉座まで案内する
モントロー・アンドレ「しかし…驚きましたぞ 13才で病死されたと…しかもレオン様まで突然失踪され帝国は大混乱になり…直系貴族達の跡目争いでルイン様は命を狙われ…ああ何か怒りが込み上げて来た！」
ロア・カーマイン「直系貴族共を唆したのは元老院の連中だろう？奴らは初代皇帝『雷帝』アーリバルの頃からの重臣で身体をクローン再生してまで700年以上生きてる化け物達だぞ」
モントロー・アンドレ「今の言葉…カイゼル様で無ければルイン皇帝陛下でも首を刎ねられますぞ…私も帝国直系貴族である事をお忘れなく…さて そろそろ着きますよ」
ロア・カーマイン「あれから39年ぶりの再会か…ルイン…そしてセレーズ」
