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短編集

「月に恋焦がれて」

作者: 夢月みつき

赤く燃える太陽にひまわりは、恋破れ火傷を負ってしまった。

夜になりそれを癒し、慰めたのは月。月に恋したひまわりの精。



――月さん、月さんならあたしを優しく包んでくれる?――

月の精は、穏やかにうなずく。

嬉しいあたしは、優しい月さんの妻になりたいの。


月の精はその告白に驚いた、月は受け入れたが…

そなたが望むならただし、ぼくとは夜しか会えない。

雨の日や月が雲に隠れてしまったら会えないよ。それでも良いのかい?


問いかける月の精、うなずくひまわりの精。

それからひまわりの精は、月の精の妻になって

暑い日中をひたすら耐えて夜には、夫の月の精と会うようになった。


曇りや雨の日もひまわりの精は、会えない時間を待ち続けて

ふたりが会えた日には仲間のひまわり達は、彼女の心に応えて一斉に

月の方を向き、月光に照らされ金色に光ってふたりを祝福した。


そして…決して結ばれないと思っていた、ふたりの間に子が生まれた。

ひまわりの精は神様と約束を交わした。

毎年生まれ変わり、この子と月の精を愛すると。

神の御前でひまわりの精と月の精は、誓いのくちづけをした。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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