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2.王子の誕生

2話目 お城です

同刻 王都


皇妃の苦しそうな声のあとに元気な産声が部屋に響いた


「陛下…元気な男の子です。目元が陛下そっくり」

『ああ、ありがとう。よく産んでくれた!お前はゆっくり休め』


銀髪にアメジスト色の瞳の男の子がお城で誕生した


侍女によりすぐに王の魔力が混ざった産湯にて身体を清められた王子はシルクのお包みに包まれ皇妃の胸に抱かれた


『なんて賢い子だ。王の気品があるな』

「ふふふっ、殿下はもう親バカですか?」


なんともあたたかい雰囲気が部屋全体に漂う


そばにいるメイドは歓喜の涙を流し、護衛についていた騎士団長は安堵の表情を浮かべている


幸せを絵に描いたようとはこのことを言うんだろう


王は初めての王子の誕生に親バカと言われても気にならないほど喜んでいた


『さぁ、私はこの子と加護の儀式に行ってくるよ』



王は赤ん坊を皇妃から受け取り、宰相と騎士団長、騎士団の一番隊を従え、回廊を通り、城に隣接する白い教会に向かった



赤ん坊は父の腕の中でスヤスヤと静かな寝息をたてている



回廊の窓からは金色の満月が見えた



しばらくゆっくり進みます。

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