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1.妖精王の娘はハーフエルフ

はじめまして。目に止めていただき、ありがとうございます。

初めての作品ですので拙いところも多いと思いますが、暖かくお付き合いしていただけますと嬉しいです。


「私は貴方を愛しているから…ハァハァ…まだ見ぬこの子のことも愛してしまったから…だから…産むのよ……ぅう…ハァハァ…」


『君を愛しているから子は産んでほしくない!!…お願いだ…君を失いたくない!!今からでもその腹の子を殺そう!』


色白で透き通るような肌に金の長髪、瞳はエメラルドグリーンの誰が見ても美しいと思うであろう男の腕の中に青白く血の気がない顔色の女性が横たわっている


ミルクティーに桜をブレンドしたような美しい髪に深紅の瞳をした女性だ


女性は身籠っており今まさに陣痛がおそってきているところで、いつ産まれてもおかしくない


「ハァハァ…お願い…この子は貴方が私を愛してくれたという証…殺さないで…」


女はポロポロと涙をながし男に哀願する


『……。』


男の表情は哀しみに溢れていた


「私の妖精王…愛しています……」


…………。


元気な産声とともに小さくしかし力強い命の炎がこの世にまたひとつ灯った。しかし、深紅の瞳の女性の生命という名の灯は消えてしまった


『私は私の愛する者の命を奪ったこの赤子が憎い…しかも人間の血が強くこの赤子は我らエルフに比べると短命すぎる…エルフとしては育てられん』


エメラルドグリーンの冷たい視線が今生まれたばかりの赤ん坊につき刺さる


『彼女の願いだ、殺さない。誰かに拾ってもらえ』



赤ん坊のまわりが光り魔方陣が現れ、赤ん坊はどこかに消えた


妖精王は白く冷たくなった女性を抱き抱え、大きな桜の樹の下に寝かせた


白い光とともに女性の身体は幹に吸い込まれ消えた


『最愛なるマリア、私の側で静かにお眠り…』



主人公が生まれました。これからお付き合いよろしくお願いします。(なかなか進まないw

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