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死刑執行ギャンブル  作者: たりほー
6/8

武器ポイント

特徴のあるアナウンスが放送される。


「第1回死刑執行選手権を開催致します」


軍艦マーチのファンファーレと共に部屋の扉がバタンッと開く。


俺は慎重になりながらも部屋から出る。


出ると左右共に長い通路と部屋数である事に驚きと共に、いきなりの初見殺し的なトラップが無いことに安堵する。


まずは、デスポイント90も使って得た武器の場所に向かう事にする。


地図の通りならここを右にずっと行って左舷側に移動した場所がポイントだ。


開始時間と共に部屋が開いた事だから今現在少なくとも左右の部屋にライバル?死刑囚達はいないであろう。


なぜならこの部屋しか扉が開かなかったからだ。


武器ポイントまで急ぐか、回りを探索しながらか迷ったが、とりあえず、隣の部屋の様子を見ることに、する。


隣の部屋は開かなかった。鍵がかかっているみたいであった。


しかし、そのまた隣の部屋は空いており、特にめぼしいもの等はなかった。強いて言うのであれば冷蔵庫があり、飲み物(ペットボトルの水)を手に入れたぐらいで武器になりそうなものは一切なかった。


いきなり武器を持っている死刑囚に今襲われたら、逃げるしかないだろう。


まずはなんとしてもなんでもいいので殺せる武器を手にいれたい。


そう思いながらも武器ポイントまで急ぐが拘置所生活が長く歩くこともなかなかなかった為に思うように目的地までいけない。


やっとの思いで、武器ポイントまでたどり着くとあったのはやや、短めの刀を手にいれた。


刃先が約50センチぐらいの刀である。


俺は刀とは、皮肉だなと思いながらも刀身をむき出しにして死刑囚を本格的に索敵するようにした。


俺の作戦はこうだ。


まず、自分よりも弱そうな下位人気(予想新聞で少し情報を仕入れている)の不利そうなやつを狙う事にする。


俺はもともと殺人鬼である。

人を人とは、思わないとは言わないが、死刑になるような、やつらを殺しても自業自得とおもっている。

俺はこのクソゲーに乗ったのだ。


ちなみに、この船から逃げようとしたら手錠の鎖は外れたが、残った手錠と足輪?というのかなが爆発するらしい。即死には至らないが、治療しなかったら苦しみながら死ぬらしい。


それならいっそ殺しまくって生き残る。


そのためにも、ターゲットを絞らないといけない。


刃渡り約50センチ程度の小太刀を強く握りしめ、デスフォンで地図を確認して下の階に降りる。


それはなぜか、おそらくだが、6番の死刑囚が、いるとおもうからだ。そして上ではなく下の方を選んだのは6番の死刑囚が『田中明美(たなかあけみ)』相手が女だからだ。


自分よりも力が低く、刀を手にした俺の、が強いと思ったからだし、人気も俺よりも低く、11番人気で単勝オッズが18倍だったからだ。


しかし、思った事はもう1つあり、オッズは俺とあまりちがいがないのかということだ。


油断はできないであろう。


しかし、攻めなければじり貧だ。

キルポイントがなければ1番人気の凶悪犯罪者や2番人気の狂った死刑囚に勝てる気がしない。


殺人鬼のおれなんか一般人に思えるぐらいやばい奴らだ。


俺も賭ける側なら俺には賭けないかもしれない。


とにかく下におりよう。

エレベーターもあり、動くが、エレベーターには絶対に乗りたくない。階段で物音をたてずに慎重に移動する事にする。


しかし、男女混合でこのクソゲーは男有利じゃねーのか?その割にはオッズが変わらないと、いうのは何かしらハンデがあるのか?とか思わくを巡らせながら、ゆっくり、そして慎重に移動する。


デッキ6(6階)も俺のスタート位置と同様に客室がメインのデッキである。

長い通路。そして客室がある。


俺はデッキ6の適当な部屋にはいり込みデスフォンを確認することにした。






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