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死刑執行ギャンブル  作者: たりほー
3/8

ルール確認 1

プツンと音が鳴り


実況らしき癖のある男の声のアナウンスと共に軍艦マーチがながれだした。


「第1回死刑執行選手権を開催いたします」


アナウンスの後に手錠の鎖部分のみ外れ自由に手が動かせるようになる。

しかし、鎖部分以外の手錠は残ったままだ。

今気づいたが足にも手錠と同じようなものが残っていた。


「開始時間は1時間後、投票受付は10時50分までとなっております」


癖のある声のアナウンスが続けざまに流れる。


部屋に時計はなかったがノートパソコンの右下に時間と日時が表示されていた。


「現在10時、11時ちょうどに開始か」


そして、日にちも右下に書かれているものであればかなりすすんでいたが、気にしてる暇はない。


部屋を見渡すとここにも監視カメラがあった。

独居房にもあった為慣れてはいるがここでの監視カメラは意味が違う事ぐらい俺でもすぐにわかる。

言わばパドックみたいなものか・・・・


これは賭けてやがるな


そんな事は今はどうでもよい。ルール説明だ。

新聞の下にペラペラのルールブックが置いてあった。

手錠から鎖が取れたおかげで手が自由になり読みやすい。

そして、必死にルール確認をする。


とにかく生きれる可能性があるかも知れない。


※ルール


1,死刑執行中です。

2,1人になるまで殺しあって下さい。何をしてもokです。(特別ルール有)

3,殺せば殺すほどキルポイントがたまり新しいアイテムがもらえるかも・・・・

4,生き残れば新しい戸籍と整形をし賞金は総売り上げの1%を手に入れる事ができます。

                                      以上



殺し合いなのはわかった。

何をしてもよいというのもわかった。

生き残れば新しい戸籍と顔等の整形をし大金(単勝の投票数が現在約300億円になっていたので単勝オッズの売り上げのみで大金だと理解した)を手にしそしてなにより、自由が手に入る。


まったくの別人になれるということか・・・・・


絶対にどんな事があろうと生き残ってやる。

そう決意した。


大体の事は理解した。


すると先ほどまで鳴っていた軍艦マーチが止まり、部屋の奥からブッブッブと携帯?のような物が震える

音がした。


部屋の奥の片隅に置いてある簡単に言えばスマートフォンのような物を手に取り確認する。


画面を見ると、キルポイント 100


と書かれていた。


そしてスマホ?になるのかな?を触り画面をタッチすると、ペラペラなルールブックよりも詳細な情報が書かれている

アプリ?になるのか?を発見した。


俺は何日眠らされていたかわからないが、腹が減っていた事もあり緊張感を持ちながらもまた冷蔵庫に手をかけすぐに食べれそうな物、魚肉ソーセージや果物等があったので食べながらスマホ?をいじった。




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